テーマ:日本映画

『おらおらでひとりいぐも』:ひとりでいぐも、寂しさ三人づれで @DVD

昨年11月公開の田中裕子主演作『おらおらでひとりいぐも』、DVDで鑑賞しました。 監督は『南極料理人』『キツツキと雨』『滝を見にいく』の沖田修一。 原作は芥川賞受賞、若竹千佐子による同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 東京にほど近い、郊外の街に暮らす70代半ばの桃子さん(田中裕子)。 息子と娘は独立し、夫に先立た…
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『さんかく窓の外側は夜』:霊、怨念、呪い、トラウマがごちゃ混ぜね @DVD

6月は「エヴァンゲリオン」シリーズのひと月でした。 エヴァの呪縛から解放されてからはじめての鑑賞がこの作品『さんかく窓の外側は夜』。 本年1月にロードショウされました。 さて、映画。 幼い頃から幽霊がみえる青年・三角康介(志尊淳)。 そんな彼は、ある日、街の本屋で黒ずくめの青年・冷川理人(岡田将生)にスカウトされる。 …
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『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(再鑑賞):庵野監督、エヴァの呪縛から解き放たれてよかったね @ロードショウ

ということで、あらためての『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』鑑賞です。 テレビシリーズのみの予備知識で観た際のレビューはコチラ(https://ryanhisa-blog.at.webry.info/202103/article_8.html)です。 前作「Q」で大破したエヴァ改弐号機・八号機を修理すべく、予備パーツ確保…
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『巨神兵東京に現わる 劇場版』:短いながらも、まがまがしさは堪能できる @DVD

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』DVDに同時収録されていた『巨神兵東京に現わる 劇場版』について少々。 「Q」劇場公開時にも併映として上映されましたね。 そういえば当時、エヴァンゲリオンにはそれほど思い入れはなかったけれど、『風の谷のナウシカ』に登場した巨神兵が腐る前はどんな姿だったのか・・・ということには興味がありました。 …
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』:庵野秀明、再びもがき苦しむ篇 @DVD

しつこく「エヴァンゲリオン」シリーズです。今回は、リビルド版第3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』です。 前作「破」でサード・インパクトが起こってしまった世界。 覚醒したエヴァ初号機のコアをカシウスの槍で貫くことによって、サード・インパクトは止まった・・・というところで終わっていました。 さて、本作。 シンジはエヴァ初…
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』:マリ・イラストリアス、登場! @DVD

しつこく「エヴァンゲリオン」シリーズです。今回は、リビルド版第2作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』です。 「序」がテレビシリーズの再構成・前半部分の総集編のようだったのですが、2作目にきて、新たな展開。 テレビシリーズから離れはじめます。 「ヤシマ作戦」にて第6使徒を殲滅したネルフとエヴァンゲリオン。 そのころ、ネルフ…
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』:アニメ表現としてのエヴァンゲリオンらしさは薄まっている @DVD

しつこく「エヴァンゲリオン」シリーズを鑑賞しています。 今回は、リビルド版「ヱヴァンゲリヲン」4部作の第1作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』です。 西暦xxxx年に南極で起こった「セカンドインパクト」、それから15年後。 14歳の少年碇シンジは、ほぼ音信不通だった父ゲンドウから呼び出され、第3新東京市に赴く。 そこでシ…
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『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』:SFの姿をした、極めてパーソナルな物語 @DVD

ということで、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の最終編『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』です。 最後の使徒・渚カヲルをエヴァンゲリオン初号機で握殺して殲滅した碇シンジ。 自分の分身とも思える渚カヲルを殺してしまったことでシンジは自分の殻に閉じこもってしまう。 一方、「人類補完計画」を早急に進…
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『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2』:テレビシリーズの再編集・総集編の概念を覆す @DVD

ということで、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』全26話を観たわけだけれど、この後の劇場版鑑賞としては、製作された順でいけば『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』を観るのが順序なのだが、近所のレンタル店には置いていない。 なので、鑑賞する順としては、『シト新生(DEATH&REBIRTH)』のDEATH編を後に再編集した…
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『いのちの停車場』:在宅医師主役のスター映画ってところに無理があるなぁ @ロードショウ

吉永小百合主演最新作『いのちの停車場』、ロードショウで鑑賞しました。 〇〇〇〇最新作、と書きだしたときに〇〇〇〇に入るのは監督名が多いのですが、「スター映画」の場合は別。 つまり、観る側のわたしとしても、「吉永小百合の映画」ということで観に行っているわけです。 さて、映画。 東京の急性期医療を扱う総合病院の救命救急センタ…
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『明日の食卓』:息子を殺したのは、私ですか・・・? @ロードショウ

『64 ロクヨン』『楽園』などの瀬々敬久監督最新作『明日の食卓』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターなどのメインキャッチコピーは「息子を殺したのは、私ですか・・・?」、出演陣も含めてそそられる題材です。 さて、映画。 日本各地の三組の石橋母とユウの親子。 ひとつは神奈川県に住むフリーライター・石橋留美子(菅野美穂)。…
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『茜色に焼かれる』:主人公の口癖「がんばりましょ」は、「正しく生きていきましょう」ということか @ロードショウ

『舟を編む』などの石井裕也監督最新作『茜色に焼かれる』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 田中良子は芝居が得意だ・・・という字幕がでる。 ほどなくして、男性がひとり、交差点で交通事故に遭い、死亡する。 それから7年。 死んだ男性の残された妻・田中良子(尾野真千子)が、元上級官僚の加害者老人の葬式…
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『おとなの事情 スマホをのぞいたら』:コメディに「絆」とか「いいハナシ」は不要じゃないかしらん @DVD

本年1月公開の日本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』、DVDで鑑賞しました。 イタリア映画『おとなの事情』の日本版リメイク。 世界各国でもリメイクされているようですね。 さて、映画。 ある出来事をきっかけに、1年に1度、その日に会うことにしている男女7人。 3組の夫婦と独身男性がひとり。 独身の彼が、今日はパー…
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『サイレント・トーキョー』:往年の傑作をもじって『渋谷ハチ公前大爆破』にすれば良かったのに @DVD

昨年12月公開の日本映画『サイレント・トーキョー』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 クリスマス・イブの12月24日。 「東京・恵比寿に爆弾を仕掛けた」という電話がテレビ局にかかってくる・ どうせガセネタだろうと思いつつ、クルーふたりで出かけたところ、広場のベンチで蒼白な顔をした女性を発見。 「ベンチ…
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『わたしは光をにぎっている』:ややまだるっこいが、印象的なショットも多く、悪くない @DVD

2019年11月公開の日本映画『わたしは光をにぎっている』、DVDで鑑賞しました。 主演は松本穂香。 監督は『四月の永い夢』『静かな雨』などで地道に注目を集めている中川龍太郎。 鑑賞するのは、本作がはじめてです。 さて、映画。 長野県で湖畔の宿を祖母と切り盛りしていた孫娘・澪(松本穂香)。 祖母が働けなくなり、宿は閉…
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『Birth-つむぐいのち-』『Birth-おどるいのち-』:出産をテーマにしたオムニバス・アニメーション @Yo…

ドキュメンタリー映画『プリズン・サークル』に登場するアニメーションが気になったので、アニメーション監督の若見ありさについてネットで検索。 『Birth-つむぐいのち-』『Birth-おどるいのち-』の2作品をYouTubeで観ることができました。 いずれも実話に基づいたアニメーション。 はじめに『Birth-つむぐいのち-…
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『プリズン・サークル』:更生プログラム自体も興味深いし、映画の中で用いられるアニメーションも興味深い @名画座

名画座ドキュメンタリー映画2本立て、『はりぼて』に続いて鑑賞したのは『プリズン・サークル』。 受刑者同士の対話をベースにて更生を促すTCというプログラムを採用している日本で唯一の刑務所での様子を写したもの。監督は坂上香。 この更生プログラムは60年代以降、欧米で広まっているもので、ソーシャルワーカーの助けも借りながら、受刑者…
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『はりぼて』:「この映画こそ日本の縮図」だからこそ、笑って観ているだけではいかないのです @名画座

久しぶりの名画座2本立て鑑賞です。前回は昨年晩秋の『アングスト/不安』『ポゼッション』、うっ、濃いな。 今回はドキュメンタリー映画。『はりぼて』『プリズン・サークル』の2本立て。 まずは『はりぼて』から。 富山県のローカルテレビ局チューリップテレビ。 ここの看板は報道。 正々堂々ならぬ「正々報道」がキャッチフレーズ。 …
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『甘いお酒でうがい』:地上5センチの川嶋さん @DVD

緊急事態宣言下GWのDVD鑑賞、続いては『甘いお酒でうがい』。 これも昨年9月公開でした。 監督は『勝手にふるえてろ』『もぎりさん』の大九明子。 さて、映画。 出版関係のとある会社で派遣社員として働く川嶋さん(松雪泰子)。 もうすぐ50歳になろうかという独身女性。 日々の楽しみは、毎日のちょっとした出来事を日記に残す…
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『喜劇 愛妻物語』:脚本家にいちばん大切なのは・・・ @DVD

緊急事態宣言下GWのDVD鑑賞、続いては昨年9月公開の『喜劇 愛妻物語』。 『百円の恋』『嘘八百』シリーズ、『アンダードッグ』の脚本家・足立紳が、自身の実体験に基づく小説を脚本化して監督したもの。 なお、先に挙げた作品はいずれも未見です。 さて、映画。 豪太(濱田岳)は年収50万円に満たない売れない脚本家。 妻のチカ(…
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『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』:後半ダダ崩れで、テレビシリーズのスペシャルみたいになっちゃったね …

緊急事態宣言下でのGW。二年連続ですね。4月に引き続き、DVD鑑賞です。 はじめに観たのは『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』。 昨年11月の公開でした。 さて、映画。 雨の降る中、ひとりの少年が110番通報してくる。 「悪いお医者さんがパパを殺した・・・」 いたずらかもしれないが、という懸念の中、警察が駆…
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『JUNK HEAD』:独特な世界観と秀抜な造形・アニメ動作。すごい才能だ @ロードショウ

旧作ばかり観ていた4月ですが、1本だけ新作を鑑賞しました。 映画は『JUNK HEAD』。 堀貴秀という趣味人(マニアともいいます)がほとんどひとりで作り上げたストップモーションアニメです。 さて、映画。 環境破壊によって人類の住むことが出来なくなった地上。 代わりの場所とされたのが地下だった。 ただし人類自ら開発を…
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『戦場のメリークリスマス』:清々しくもどこか奇妙なラストシーン @リバイバル

4月に鑑賞したもう1本の映画は『戦場のメリークリスマス』、大島渚監督の1983年作品。 初公開時に鑑賞して以来なので、37年ぶり、ということになろうかしらん。 初見のときは、まぁ、ほとんど何もわかっていなかった・・・ ということが今回鑑賞してわかった(ようなな気がします)。 さて、映画。 1942年、太平洋戦争中のジャ…
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『愛の亡霊』:性ならぬ生と死のはざまに落ちた男女三人 @名画座

DVD鑑賞月間の4月ですが、合間合間、わずかばかりですが劇場鑑賞もしています。 書き忘れないうちに・・・と。 今回観た『愛の亡霊』は大島渚監督の1978年作品。 同年のカンヌ国際映画祭でフランス映画高等技術委員会賞(いわゆる監督賞)を受賞しています。 さて、映画。 明治期の日本、北関東らしいところにある寒村。 人力車…
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『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』:さようなら・・・さようなら・・・ @ロードショウ

話題のアニメ、庵野秀明監督最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』、ロードショウで鑑賞しました。 テレビの『新世紀エヴァンゲリオン』はオンエア終了後あたりに、エアチェックしたビデオで全話鑑賞しました。 劇場版はいくつかありますが、リビルドシリーズの「序」「破」「Q」は鑑賞していません。 なので、「わかるかしらん?」と心配し…
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『あのこは貴族』:生きづらかった二人の女性の新たな人生 @ロードショウ

門脇麦、水原希子ダブル主演の『あのこは貴族』、ロードショウで鑑賞しました。 山内マリコの同名小説を、新進の岨手由貴子が監督、とメインは女性。 こういう布陣の映画は、70年代後半から80年代にかけては「女性映画」と呼ばれていましたね。 さて、映画。 東京の高級住宅街・松濤に両親と暮らす華子(門脇麦)。 「箱入り娘」という…
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『君が世界のはじまり』:「若ささわぎ」とでも言えばいいのか、青春は @DVD

昨年7月公開の日本映画『君が世界のはじまり』、DVDで鑑賞しました。 監督は『おいしい家族』の、ふくだももこ。 自身の短編小説『えん』『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』をミックスしての映画化です(原作はいずれも未読)。 さて、映画。 大阪郊外のさびれた町。 優等生の高校2年生・エン(松本穂香)は、昔から…
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『樹海村』:妄執と異形が合体した、樹海ならぬ傑作「呪悔村」 @ロードショウ

昨年スマッシュヒットの『犬鳴村』に続く、東映「村」ホラー第2弾『樹海村』、ロードショウで鑑賞しました。 昭和テイストにビックリの『犬鳴村』でしたが、今回は観る前から「樹海って、どうよ・・・」という期待薄満載。 とはいっても、観ちゃうんですが・・・ さて、映画。 と、はじめる前に断っておきます、傑作です、と。 富士のすそ…
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『痛くない死に方』:痛い死に方、痛くない死に方 @ロードショウ

このところ活躍が目立つ柄本佑主演の『痛くない死に方』、ロードショウで鑑賞しました。 在宅医療をテーマにした映画です。 前置きは短く、さて、映画。 在宅医療に従事する若手医師・河田(柄本佑)。 日々の仕事に追われ、妻との仲も崩壊寸前。 そもそも河田は、「開業医への近道」という理由から在宅医師を選んだのだが、同期の若手医師…
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『すばらしき世界』:追記

西川美和監督の新作『すばらしき世界』、メインのレビューは先に記したとおりですが、もう少し付け加えてみようと思います。 この映画、山田洋次監督の『男はつらいよ』と類似・相似の人物配置と書きましたが、ひとつ、書き漏らしておりました。 『すばらしき世界』で九州に戻った三上をお相手するソープ嬢の名前。 「リリーさん」です。 『男…
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