テーマ:日本映画

『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』 :マイブームは過ぎていた @DVD

昨年夏公開の日本映画『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』、DVDで鑑賞しました。 不動産会社を舞台にしたゲイ・ラブコメのテレビシリーズは、放送後にDVDで全話鑑賞しています。 さて、映画。 永遠の愛を誓った春田(田中圭)と牧(林遣都)。 その後、春田は上海・香港へ転勤。 もとの営業所へ戻って来た春田だっ…
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

『最初の晩餐』 :家族とは、理解しようとすることをあきらめないこと @DVD

昨年秋公開の日本映画『最初の晩餐』、DVDで鑑賞しました。 染谷将太をはじめ戸田恵梨香、斉藤由貴、永瀬正敏、窪塚洋介という出演陣に惹かれた次第。 さて、映画。 駆け出しカメラマンの東麟太郎(染谷将太)は、父(永瀬正敏)の葬儀のために久々に実家に戻ってきた。 故郷は山深い土地、実家の古家もなかなか大きく、通夜も葬儀も家で行…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 :ルーツである故郷を肯定できないと、自分自身も肯定できない @DVD

昨年秋公開の日本映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、DVDで鑑賞しました。 ここのところ活躍目覚ましい夏帆と『新聞記者』のシム・ウンギョンが共演の映画です。 さて、映画。 東京でCMディレクターをしている30歳の夕佳(夏帆)。 仕事もあり、順調のようにみえるが、実際のところは荒みまくり。 そんなある日、病気の祖母を見舞う…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『嵐電』 :「狐が車掌の路面電車」が本当に現れそう @DVD

昨年初夏公開の日本映画『嵐電』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ゲゲゲの女房』の鈴木卓爾。 キネマ旬報選出のベストテン入り作品です。 さて、映画。 京福電気鉄道嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」。 嵐電にまつわる不思議な話を集めて作品しようとしている、鎌倉から来たノンフィクションライター(井浦新)。 8ミリカメラで嵐電…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『宮本から君へ』 :これで留飲を下げなきゃいけない世の中はつらいよ @DVD

昨年秋公開の日本映画『宮本から君へ』、DVDで鑑賞しました。 先輩女性映画ファンからの推薦もあり、キネマ旬報ベストテンの上位選出でもあるので、期にはなっていたものの、別の意味で気にしてパスしていた作品でした。 さて、映画。 中規模会社の営業マン、宮本浩(池松壮亮)。 ま、不器用な男。 あるとき、先輩社員の仕事仲間の女性…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『Red』 2020年・日本映画 :難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎ @ロードショウ

『幼な子われらに生まれ』で一皮むけた感のある三島有紀子監督『Red』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は、『ナラタージュ』が映画化されてもいる島本理生の同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 商社マンの夫と幼稚園に通う娘、そして実業家である夫の両親とともに東京の郊外・国立の邸宅で専業主婦の塔子(夏帆)。 経済的にも恵…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『プロメア』 :日本の伝統文化と新文化が融合された新時代のジャパニメーション @DVD

昨年初夏からロングラン上映され、いまも4DXで上映中のアニメ『プロメア』、DVDで鑑賞しました。 脚本は劇団☆新感線など舞台脚本出身の中島かずき。 さて、映画。 近未来の地球。 突然変異で誕生した炎を吹き出す人々。 彼らにより全世界の半分が焼失、それから30年。 炎を操れるようになった人々は「バーニッシュ」と呼ばれ、…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『僕はイエス様が嫌い』 :シンプルな物語を繊細な演出で魅せる青春前映画 @DVD

昨年初夏に公開された日本映画『僕はイエス様が嫌い』、DVDで鑑賞しました。 海外の映画祭で高評価を得たというインディーズ作品です。 さて、映画。 東京から雪深い地方に引っ越してきた小学5年生の男児・由来(佐藤結良)。 契機は祖父が他界したこと。 転校先はミッション系の小学校。 毎日、礼拝の時間がある。 なかなかそん…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』 :これは舞台の方がぜったい面白いよなぁ(たぶん) @ロードショウ

太宰治の同名の遺作(未完)を基にした舞台劇の映画化『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』、ロードショウで鑑賞しました。 太宰って・・・あまり好きじゃあないんだけれど、主役ふたりの顔合わせが面白そうってわけで。 さて、映画。 戦後しばらくしてからの日本。 そこかしこに闇市が立ち並んでいる。 文芸誌編集長の田島周二(大泉洋…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『影裏』 :愛したひとが別の面を持っていても愛せるかどうか @ロードショウ

沼田真佑の芥川賞受賞作映画化した『影裏』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は未読ながら、主役ふたりの顔合わせが楽しみ。 さて、映画。 岩手県・盛岡に転勤してきた今野秋一(綾野剛)。 勤務先は薬品卸会社の東北支社。 慣れない土地で心細さを感じていた今野は、ある日、ふとしたことから別部署で働く同い年の日浅典博(松田龍平)…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『きみと、波にのれたら』 :高畑勲作品へのオマージュか、それとも90年代へのオマージュか @DVD

昨初夏公開の湯浅政明監督のアニメ作品『きみと、波にのれたら』、DVDで鑑賞しました。 前作の『夜明け告げるルーのうた』が快作だったので、本作にも期待。 さて、映画。 サーフィンが大好きな大学生のひな子(vc 川栄李奈)。 引っ越した先で突然家事に巻き込まれてしまう。 それは、廃ビルでの無軌道青年たちによる無許可の花火の…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『Fukushima 50』 :やはり「必見」といえる映画だと思う @試写会

東日本大震災の津波被害にあった福島第一原発のそのときを映画化した『Fukushima 50』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 タイトルは「フクシマ フィフティ」と読みます。 さて、映画。 2011年3月11日14時46分、最大震度7という巨大地震が発生。 のみならず、想定外の大津波が福島第一原子力発電所を襲う。 浸水…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『火口のふたり』 :性事と政治と喪われた青春についてのエロコメディ @DVD

荒井晴彦脚本・監督の『火口のふたり』、DVDで鑑賞しました。 先ごろ発表されたキネマ旬報ベストテンの日本映画の第1位選出ですね。 さて、映画。 東京でひとり無職で暮らす30代半ばの賢治(柄本佑)。 従妹の、秋田で暮らす30歳前後の直子(瀧内公美)の結婚式があるから帰省を、と父親からの連絡を受けた。 母が亡くなり、父親は…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ロマンスドール』 :美しい夫婦愛の物語を期待すると・・・ @ロードショウ

タナダユキ監督最新作『ロマンスドール』、ロードショウで鑑賞しました。 タナダ作品、映画では『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』『四十九日のレシピ』『ロマンス』『お父さんと伊藤さん』と観てきました。 どれも、すこし気になる、すこし面白い、すこし可笑しい・・・といったところ。 つまり、傑作ではないけれども、個人的には気にな…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『夜明け告げるルーのうた』: 湯浅政明監督のアニメ魂 @DVD・レンタル

新海誠作品に続いて鑑賞したのは湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』、2017製作の作品です。 鬼才と冠されることもある同監督の作品を観るのは、これがはじめて。 さて、映画。 人魚の言い伝えが残る寂れた漁港の町、日無町。 海岸際には舟屋が立ち並んでいる。 海に突き出した御陰岩という岬によって、内海は穏やかで、漁は内海…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ほしのこえ』『言の葉の庭』ほか: 新海誠監督の「雨」と「届かぬ想い」 @DVD・レンタル

新海誠監督の中編アニメをDVDで鑑賞。 『ラストレター』の謳い文句に「岩井俊二監督ほどロマンチックな監督は、ぼくは知らない-新海誠」とあったことから、つながり鑑賞とでも言いましょうか。 まずは 『ほしのこえ』 2002年製作の25分の作品。新海監督がPC1台で製作した自主製作作品。 2047年、異生命体・タルシアン攻…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ラストレター』: 追記レビュー  @ロードショウ・シネコン

岩井俊二監督の新作『ラストレター』、先にレビューアップしていますが、書き足りないことがあるので、追記です。 この映画では、ロマンティシズムの奥底にある「うしろめたさ」を強く感じたわけですが、それ以外にも印象的なところがありました。 それは、死者に対する想い。 「私たちが想い続けている間は、美咲は生きているんでしょうね」…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『ラストレター』:ロマンティシズムの奥底に横たわる「うしろめたさ」 @ロードショウ・シネコン

岩井俊二監督の新作『ラストレター』、ロードショウで鑑賞しました。 岩井監督作品って、そういえば『Love Letter』と『スワロウテイル』ぐらいしか観ていません。 珠玉のラブストーリー・・・というのが謳い文句ですが。 さて、映画。 40代半ばの主婦・裕里(松たか子)。 姉の未咲の葬儀のあと、彼女の娘・鮎美(広瀬すず)…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『今日もどこかで馬は生まれる』:名前のある馬たちに対する責任とは @ロードショウ・単館系

昨年末から上映が開始されたドキュメンタリー映画『今日もどこかで馬は生まれる』、ロードショウで鑑賞しました。 定員100名に満たない小さな劇場で、朝1回だけの上映。 三連休を利用して出かけましたが、開場早々満席になりました。 早めに着いたので、ちょっと辺りをぶらぶら・・・と思ったのですが、止めてよかった。 さて、映画。 …
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『相棒シリーズ X DAY』:財政破綻、ありやなしや @テレビ・地上波

正月気分も抜けそうで抜けないときにテレビで放送されていた『相棒シリーズ X DAY』、劇場でも観たのですが、他に観るものもなし・・・ということでの鑑賞です(劇場鑑賞時のレビューはコチラ)。 さて、映画。 日本が財政破綻をした場合の金融封鎖にかかわるシミュレーションデータだったが原因だった殺人事件・・・ というのが大筋。…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』:戦下の生と(性と)死 @ロードショウ・単館系

ことし2本目の劇場鑑賞は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』です。 2016年公開の『この世界の片隅に』の改訂増補版です。 原本のレビューはコチラから。 オリジナル作品では「戦争の「当事者」としての庶民」を強く意識しましたが、本作では・・・ さて、映画。 昭和19年、広島で暮らす19歳の浦野すず。 突然、見初めら…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『男はつらいよ お帰り 寅さん』:あなたのそういう優しいところは、わたしはキライ @ロードショウ・シネコン

令和元年劇場鑑賞納めは『男はつらいよ お帰り 寅さん』。 シリーズ1作目公開から50年、特別編を含めてシリーズ50作目。 『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』までの各作はDVDも含めて鑑賞、その後の作品は間を置いて鑑賞という、中級レベルの寅さんファンです。 さて、映画。 さくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)の息子・満男(吉岡秀…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『今日も嫌がらせ弁当』:母親役も板についてきた篠原涼子 @DVD・レンタル

初夏にロードショウされた『今日も嫌がらせ弁当』、DVDで鑑賞しました。 すっかり母親役も板についてきた感のある篠原涼子、娘役は朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の芳根京子。 さて、映画。 八丈島で暮らす持丸かおり(篠原涼子)は、娘ふたりの母親。 娘の幼い頃に夫を事故で亡くしている。 下の娘・双葉(芳根京子)は高校生。 …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

2019年 外国映画/日本映画 マイ・ベストテン

2019年も残すところ2週間ばかり。 ことしのマイ・ベストテン選出も昨年に引き続き少し早めです。 対象作品は、例年どおり、2018年12月1日~2019年11月30日。 この後に、対象期間内の映画は、たぶん観ないだろうなぁ・・・と思うのですが。 まずは、外国映画。カッコ内は製作国名。 1.ブラック・クランズマン(アメリ…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『馬ありて』:ナレーションなしの全編モノクロ映像で綴るドキュメンタリー @ロードショウ・単館系

11月末から単館公開中のドキュメンタリー映画『馬ありて』、ロードショウで鑑賞しました。 さて、映画。 北海道帯広市、世界で唯一、ばんえい競馬を行っている。 そのばんえい競馬の競走馬(ばん馬)を繁殖育成している農家。 同じく北海道むかわ町穂別の馬繁殖農家たち。 時期が来れば、草ばん馬のお祭りで皆が愉しむ。 岩手…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『泣くな赤鬼』:抑制が効いた演出で、難病映画というよりも良質な青春映画になった @DVD・レンタル

ことし6月に公開された『泣くな赤鬼』、DVDで鑑賞しました。 原作は重松清。 監督は兼重淳。『キセキ その日のソビト』を撮ったひとだが、観ていません。 調べてみると『海よりもまだ深く』『海街diary』などの是枝監督作品の助監督を務めていたひと。 さて、映画。 野球部の顧問を務める中年高校教師・小渕隆(堤真一)。 か…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『カツベン!』:活劇も笑いも涙も活弁の語りも愉しめる極上の一篇 @試写会

周防正行監督最新作『カツベン!』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 主演は、直前に観た『愛がなんだ』の成田凌。 さて、映画。 映画黎明期の大正時代。 活動弁士になることが夢の少年・俊太郎、憧れの弁士は山岡秋聲(永瀬正敏)。 月日は流れ、青年になった俊太郎(成田凌)は活動弁士になったものの、それは窃盗団のお先棒担ぎ。 …
トラックバック:0
コメント:5

続きを読むread more

『愛がなんだ』:登場人物の誰にも共感できないが、面白くないわけではない @DVD・レンタル

今春公開された『愛がなんだ』、DVDで鑑賞しました。 監督は今泉力哉。 これまでに何本も撮っている作品は、評判のいいものもあるようだが、鑑賞するのはこれが初めて。 さて、映画。 28歳のOLテルコ(岸井ゆきの)。 あまり親しくもない友人の友人の結婚式二次会パーティで出逢ったマモル(成田凌)と恋愛関係。 いや、恋愛関係…
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

『影踏み』:ドストエフスキー的運命論のような衝撃作 @ロードショウ・シネコン

篠原哲雄監督、山崎まさよし主演の『影踏み』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は『64 ロクヨン』『臨場』『クライマーズ・ハイ』など映画化作品も多い横山秀夫の連作ミステリーだが、未読。 さて、映画。 痕跡を残さないベテラン忍び込み窃盗・真壁修一(山崎まさよし)。 ある日侵入した地方議員稲村家で、妻・葉子(中村ゆり)による…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ひとよ 一夜』:過去を受け容れ、現在を信じる安易さ @ロードショウ・シネコン

『孤狼の血地』の白石和彌監督最新作『ひとよ 一夜』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 茨城県の地方都市でタクシー会社を営む稲村家。 子どもへのDVが絶えない父親に対して、母・こはる(田中裕子)は思い余って最終瞬断に出てしまう。 「お父さんを殺しました・・・ あなたたちは自由です。何にでもなれる・・…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more