テーマ:日本映画

『閉鎖病棟 それぞれの朝』:真面目に作られているが、証文の出し遅れ感もあり @ロードショウ

帚木蓬生の山本周五郎賞受賞小説を映画化した『閉鎖病棟 それぞれの朝』、ロードショウで鑑賞しました。 原作小説、読んだかしらん・・・? と思っていたのですが、さて、映画。 妻と母親とを殺して死刑を宣告された梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)。 が死刑執行の際に生き延びた彼はその後精神病院をたらい回しにされて生き延びていた。 現在彼が暮…
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『翔んで埼玉』:東映にしか出せないやけくその猥雑さ @DVD・レンタル

ことし春先にロードショウされてスマッシュヒットした『翔んで埼玉』、DVDで鑑賞しました。 登場する人物や地名は実在のものと関係ありません、と断っているが・・・ さて、映画。 東京都からひどい差別を受けている埼玉県。 東京のとある超名門校でも、都知事の息子で生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)によって、埼玉県人は非道な迫害を…
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『楽園』:島国ニッポンのムラ社会を描く力作 @ロードショウ・シネコン

『菊とギロチン』『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督最新作『楽園』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は『怒り』『悪人』『さよなら渓谷』の吉田修一。 映画化作品をこのように並べると、自ずと今回の作品もどのような映画かわかるというもの。 さて、映画。 近くに山並みが続く田舎町。 ある日、ふたりの小学生女児がY字路で別れた後、…
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『家族』『遙かなる山の呼び声』:山田洋次監督=倍賞千恵子主演の「民子」三部作2本 @蒲田映画祭

蒲田映画祭から、もう2本。 今年のゲスト、倍賞千恵子主演の2作品です。 監督はいずれも山田洋次。 もう70本近くコンビを組んでいるらしく、ギネス記録ものだ。 さて、映画。 1本目は1970年製作の『家族』。 山田洋次監督=倍賞千恵子主演の「民子」三部作の1作目だそうな(これは、知らなかった)。 長崎の離島から一家五…
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『キートンのマイホーム』『子宝騒動』:活動弁士付きで観るのは初めての体験 @蒲田映画祭

昨年から上映に参加している蒲田映画祭。 ことしは、周防正行監督の新作『カツベン!』が近々出ることにあわせて、無声喜劇映画の2本立て上映がありました。 弁士は澤登翠。フルートとギターデュオの伴奏もあって、豪華の布陣。 上映後には周防監督のトークショウもありました。 さて、映画。 1本目『キートンのマイホーム』。 192…
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『新聞記者』:後半エンタメに流されるが、現状精一杯の意欲作 @ムーブオーヴァー

6月にロードショウされ、劇場を変えてムーブオーヴァーされている『新聞記者』、やっとこさ劇場で観ました。 たぶん、ことし最も話題の日本映画であろうと思うわけで、だから小規模ロードショウから4か月も劇場を変えて続映されているのでしょう。 さて、映画。 日本人ジャーナリストを父に持つ東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカ(シム・ウ…
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『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』:互いに相手を慮っていることが十分伝わる佳作 @ロードショウ・シネコン

テレビドラマ『孤独のグルメ』シリーズの松重豊主演『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』、ロードショウで鑑賞しました。 これが映画初主演だそうな。 2007年の『しゃべれども しゃべれども』から注目したが、芸歴は長く、調べてみると1992年の黒沢清監督作『地獄の警備員』でタイトルロールの警備員を演じていました。 ということは、端から主演…
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『夜明け』:映画の終わりは人生の終わりでも始まりでもない @DVD・レンタル

ことし年頭に公開された日本映画『夜明け』、DVDで鑑賞しました。 鑑賞から少し日が経っているレビューです。 細部は朧げ・・・ さて、映画。 北関東・茨城の海にほど近い小さな町。 木工所を営む初老の哲郎(小林薫)はある朝、河原で倒れている青年(柳楽優弥)を見つける。 自宅に連れ帰り介抱し、名前を尋ねると、彼は「シンイチ…
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『名前』:ミステリー風味のじっくりとした人間ドラマ、わるくない @DVD・レンタル

10月に入ってから何本かDVDで鑑賞しているにもかかわらずレビューが後回しになっている作品があります。 この『名前』という作品もその1本。 昨年初夏に小規模ロードショウしていた日本映画。 主演は津田寛治、駒井蓮。 撮影が2016年だということで、この手の小規模作品の日本映画の公開はかなり難しいのでしょう。 さて、映画。 …
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『蜜蜂と遠雷』:日本の音楽映画では最上位に位置するのでは @試写会

『愚行録』の石川慶監督最新作『蜜蜂と遠雷』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 原作は恩田陸の同名小説。 直木賞と本屋大賞のダブル受賞だそうだが、未読。 過去には『木曜組曲』『夜のピクニック』が映画化されていますね。 さて、映画。 芳ヶ江国際ピアノコンクール。 3年に一度開催され、前回優勝者が世界トップクラスの注目を浴…
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『鈴木家の嘘』:映画としての締めくくりはまずいものの・・・ @DVD・レンタル

昨秋ロードショウされた『鈴木家の嘘』、DVDで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 鈴木家は父・幸男(岸部一徳)、母・悠子(原日出子)、息子・浩一(加瀬亮)、娘・富美(木竜麻生)の四人家族。 長年、引きこもり生活をしていた浩一が突然自殺してしまう。 母・悠子はそのショックから記憶を失い、息子が自殺したことを忘れて…
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『おいしい家族』:理想郷はやっぱり絵空事かしらん? @ロードショウ・単館系

「実家に帰ると、父が母になっていました。」の謳い文句が気になった『おいしい家族』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 夫とは別居中の化粧品のメイクアップ&販売員をしている橙花(松本穂香)。 母の三回忌に故郷の離島に戻ってきたが・・・ といったところから始まる物語で、あとは謳い文句のとおり「実家…
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『見えない目撃者』:途中まではかなり面白いんだけどなぁ @ロードショウ

吉岡里帆主演のサスペンスミステリー『見えない目撃者』、ロードショウで鑑賞しました。 主演の女優さん、あまり知らないのですが『ホットギミック ガールミーツボーイ』に出てたんですね。 前置きは短く、さて、映画。 浜中なつめ(吉岡里帆)は、警察学校を出たところ。 新たに所轄の交番勤務を命じられたが、ある日、助手席に弟を乗せて自…
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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』:彼がひとびとを魅了するのは・・・ @DVD・レンタル

昨年末から年頭にかけて公開された『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、DVDで鑑賞しました。 「愛しき実話」までがタイトルなのね。 謳い文句かと思っていました。 前置きは短く、さて、映画。 北海道札幌市、筋ジストロフィーを患っている30代の鹿野靖明(大泉洋)。 10代前半で発症し、現在動かせるのは首から上と手だけ。…
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『ねことじいちゃん』:猫かわいい、ドラマ散漫 @DVD・レンタル

ことし2月に公開された『ねことじいちゃん』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 過疎化が進む小さな島。 この島は高齢者も多いが、猫も多い。 妻に先立たれた元小学校校長・大吉(立川志の輔)もそんな高齢者のひとり。 いまは飼い猫のタマとのふたり暮らし。 そんなある日、まだ若い美智子(柴咲コウ)が島にやっ来…
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『砂の器』:日本映画の「事件もの」の最高峰であろう @午前十時の映画祭

久しぶりに午前十時の映画祭です。 鑑賞したのは『砂の器』。 1974年の製作で、はじめて観たのはテレビ放映。 原作も読んでいるが、劇場のスクリーンで観るのは初めて。 さて、映画。 昭和46年・夏。 警視庁捜査一課の今西(丹波哲郎)と、蒲田西署の刑事吉村(森田健作)は、秋田県の由利本荘の亀田を訪れていた。 というのも…
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『東京裁判』:戦後70年以上経た現在・・・ @ロードショウ・単館系

小林正樹監督の1983年作品『東京裁判』、リバイバルロードショウで鑑賞しました。 4時間を超えるドキュメンタリー映画。 初公開時にも観ているのですが、なにせまだ10代。 当時、「激動の昭和史」と冠タイトルがついていたその昭和史については、教科書の中に登場する主だった事件の名前を知っている程度で、背景などはほとんど知りませんでし…
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『天空の城ラピュタ』:宮崎監督の二律背反的テーマを抱えたの原点かも @テレビ放映

8月29日放映の『天空の城ラピュタ』、オンエアで鑑賞しました。 この作品、初公開時に劇場で観ているのですが、その後、全編通して観たことがありません。 テレビでの放映も十数回目なのですが、「あ、やってるな」的で、ちら観程度でした。 このレビューで、そこいらあたりが解決できればいいのですが。 さて、映画。 少女シータは謎の…
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『崖の上のポニョ』:宮崎作品は、やっぱ観ちゃうんだよね @テレビ放映

8月22日放映の『崖の上のポニョ』、やってるとやはり観ちゃいますね。 『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』に続く作品で、当然のことながら劇場でも観ているわけですが。 海の女神グランマンマーレと元人間フジモトとの間に生まれた、さかなの子ポニョ。 家出した際、ガラス瓶に頭を突っ込んで動けなくなったところを、幼稚…
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『マイブリッジの糸』ほか:あそびのゲイジュツ、アニメーションのせかい @企画上映

アニメづいている今夏、さらに活動範囲を広げて短編アニメーションの世界へ。 自治体の文化振興協会主催の上映会&ワークショップで10本の短編アニメを鑑賞してきました。 お目当ては、山村浩二の2作品と岡本忠成の1作品。 鑑賞作品の短評などをば。 『many go raounde/メニー・ゴー・ラウンド』 中西義久 2011年 …
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『二ノ国』:青春期の葛藤を正面からドラマに取り入れたあたりを評価したい @試写会

まもなく公開のアニメーション映画『二ノ国』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 ことしは『海獣の子供』『天気の子』も観ているので、アニメづいている感じです。 あ、『トイ・ストーリー4』も観てましたね。 さて、映画。 高校生のユウ(声・山崎賢人)とハル(声・新田真剣佑)のふたりの男子は、コトナ(声・永野芽郁)を挟んでの三角関…
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『ホットギミック ガールミーツボーイ』:あなたとわたしの愛言葉=バカ・バカ・バカ @ロードショウ・一般劇場

『溺れるナイフ』の山戸結希監督最新作『ホットギミック ガールミーツボーイ』、ロードショウで鑑賞しました(『溺れるナイフ』は未見ですが)。 6月末から公開なので、ひと月以上、続映しています。 とはいえ、シネコンでは上映もほぼなく、配給の東映直営館で1日2度ほど。 が、この映画、こちらがオジサンだからかもしれないが、出演者も全然知…
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『天気の子』:前作は問題作、本作は凡作 @ロードショウ・シネコン

『君の名は。』の新海誠監督最新作『天気の子』、ロードショウで鑑賞しました。 前作は、「過去作品の設定を拝借」とか「東日本大震災をなかったことにするのは・・・」と、とにかく個人的には「問題作」であったと思います。 とはいえ、ある種のエンタテインメント作品としては、問題はあっても、それなりに評価しています。 ★★☆はネガティブ・オ…
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『よこがお』:隠し味は、女性の嫉妬 @ロードショウ・シネコン

『淵に立つ』の深田晃司監督最新作『よこがお』、ロードショウで鑑賞しました。 主演は、同作と同じく筒井真理子。 監督が惚れ込んでの再びのタッグだそうだ。 さて、映画。 米田(池松壮亮)が勤める美容室を訪れたリサ(筒井真理子)。 初めてだという彼女に、米田は「以前お会いしませんでしたか」と訊く。 彼女はかつて訪問看護師と…
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『来る』:これが実は正月映画だったとは! @DVD・レンタル

昨年12月公開の中島哲也監督最新作『来る』、DVDで鑑賞しました。 12月公開・・・ということは、お正月映画。 え、お正月映画! お正月に「来る」のは年神様なのだが、この映画でやって来るのは「あれ」・・・ さて、映画。 秀樹(妻夫木聡)と香奈(黒木華)の若い夫婦には、子どもがひとり。 秀樹は幼いころ、仲の良かった女の…
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『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』:肥薩おれんじ鉄道の魅力は充分描かれているが @DVD・レンタル

地方鉄道を舞台にした『RAILWAYS』シリーズ第3弾『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』、DVDで鑑賞しました。 『ALWAYS』をもじったと思っていたこのシリーズも回を重ねて、早や第3弾。 今回は、肥薩おれんじ鉄道が舞台。 さて、映画。 東京で、夫・修平(青木崇高)と連れ子の駿也(歸山竜成)と暮らす晶(…
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『海獣の子供』:作家性を感じる映画 @ロードショウ・単館系

6月から続映中の『海獣の子供』、ロードショウで鑑賞しました。 アニメ作品なので(他の作品もそうかも)、嗜好者が見尽くせば上映も終わると思われる中、ひと月以上のロングラン(ひと月では普通、言わないんだけど)は珍しく、先に観た妻の感想も聞いたので、出かけてきました。 さて、映画。 中学生女子のルカは、世間からみればトラブルメー…
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『アルキメデスの大戦』:変人vs.軍人。映画オリジナルの結末がなかなかうまい @試写会

『ALWAYS』シリーズの山崎貴監督最新作『アルキメデスの大戦』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 原作は連載中のコミックスで、結末は映画オリジナルだそうです。 さて、映画。 昭和20年4月、大日本帝国海軍が誇る浮沈巨大戦艦大和は、米国の機動部隊の攻撃により沈没した。 遡ること、12年。 昭和8年、日本は欧米列強との対…
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『体操しようよ』:他人事の定年後人生映画 @DVD・レンタル

昨秋公開の『体操しようよ』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 38年間、無遅刻無欠勤で会社を勤め上げた佐野道太郎(草刈正雄)。 妻に先立たれ、かなりの時間を娘・弓子(木村文乃)と過ごしてきた。 が、定年を迎えて、「我が家の新しい主夫はお父さんです」と娘から宣言されて、為す術もない道太郎であったが、ひょん…
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『聖☆おにいさん』:「やまだせいせさくそうしき」って誰の葬式? @DVD・レンタル

テレビ→映画でも活躍の福田雄一監督『聖☆おにいさん』、DVDで鑑賞しました。 さて、映画。 無事世紀末を越えたブッダ(染谷将太)とイエス(松山ケンイチ)。 天上界から東京の立川にあるアパートでルームシェアリングして下界でのバカンスを楽しんでいた・・・ といったところから始まるコント。 原作はマンガらしいが、映画にす…
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