テーマ:日本映画

『サッドティー』:注目監督の習作、出世作 @DVD

このところ注目している今泉力哉監督の2013年製作作品『サッドティー』、DVDで鑑賞しました。 今泉監督といえば、昨年は『his』ですね。 この後も公開が延期になっていた『街の上で』と松坂桃李を主演に迎えた『あの頃。』が控えています。 さて、映画。 柏木(岡部成司)はあまり売れていない映画監督。 脚本はだいたい喫茶店で…
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『水曜日が消えた』:曜日ごとに人格が入れ替わるという触れ込みだが・・・ @DVD

昨年夏公開の日本映画『水曜日が消えた』、DVDで鑑賞しました。 曜日ごとに人格が入れ替わる男性のミステリー、ということで、主役の中村倫也の演技に期待。 さて、映画。 「僕」(中村倫也)は、曜日ごとに性格も個性も異なる7人が入れ替わる。 これは幼い頃の交通事故によるものだが、いまでは慣れていて、互いに互いを曜日の名前で呼び…
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『アルプススタンドのはしの方』:巻頭から否定スイッチがオンになっちゃったので・・・ @DVD

昨年夏公開の日本映画『アルプススタンドのはしの方』、DVDで鑑賞しました。 無名の監督と無名の俳優さんたちだが、世評もいいようなので、どんなものかしらん、というわけで・・・ さて、映画。 甲子園、夏の高校野球大会に出場の埼玉県の公立高校。 1回戦の応援に集まったアルプススタンドの端の方に、野球のことなど全く知らない演劇部…
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『赤い雪 Red Snow』:三途の川を渡る被害者遺族と加害者遺族 @DVD

昨年2019年2月公開の日本映画『赤い雪 Red Snow』、DVDで鑑賞しました。 2019年・・・と書くと、なんだか遠いむかしのような気がします。 コロナカの前と後、そんな感じですね。 さて、映画。 雪深い田舎町のこと。 ある雪の日、一人の幼い男児が姿を消してしまった。 最後の目撃者は男児の兄。 ただ、男児の兄…
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『映画 えんとつ町のプペル』:スピルバーグ的王道エンターテインメント・アニメ @ロードショウ

東宝・吉本興業共同配給でロードショウ中のアニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル』、シネコンで鑑賞しました。 とにかく今年の冬のシネコンのスクリーンはアニメの上映数がものすごい。 興行収入歴代1位を記録した映画の他にも、ポケモン、ドラえもんといったおなじみのキャラクターたちが活躍する作品もありますし。 そんな中、チョイスし…
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2020年 外国映画/日本映画 ベストテン

コロナカに見舞われた2020年も残すところ10日ほどになりました。1年を振り返る恒例企画、外国映画/日本映画のベストテン選出です。 対象作品は2019年12月1日~2020年11月30日に劇場公開された作品です。 鑑賞形式は、劇場鑑賞/DVD鑑賞のいずれでもOKとしています。 【外国映画】 1 ジョン・F・ドノヴァンの死…
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『日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ』:最終的な着地点には不満はあるが、良い点も多いね @ロードショウ

11月中旬から劇場公開されている『日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ』、鑑賞しました。 本作は特別料金設定で、1800円均一。 いつもはサービス料金などで観ているので、この料金で観るのは、いつ以来のことなのだろうか。 監督は湯浅政明。 個人的に、いまいちばん注目しているアニメ監督です。 さて、映画。 202…
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『風の電話』:長い長い電話のワンショットは、哀しみを受け容れるための時間 @DVD

ことし1月にロードショウされた日本映画『風の電話』、DVDで鑑賞しました。 監督は諏訪敦彦。 「すわ・のぶひろ」と読む難読監督のひとり。 『2/デュオ』(1997)や『M/OTHER』(1999)など、シノプスのみで詳細な脚本を書かず、即興演出で撮る監督で、『不完全なふたり』(2005)などの海外作品もある。 さて、映画。 …
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『動乱』4Kデジタルリマスター版:東映映画の転換点の1本 @再上映

1980年製作の東映映画『動乱』4Kデジタルリマスター版、映画館での1週間限定公開で鑑賞しました。 ことしのコロナ禍の中、東映も上映作品が窮乏しているようで、過去作品のデジタルリマスター版が幾作品か登場しました。 本作品は、高倉健と吉永小百合の初顔合わせ、かつ岡田裕介の初プロデュース作品で、その後の東映作品に影響を与えたものと思…
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『罪の声』:昭和は遠くなりにけり @ロードショウ

小栗旬、星野源ダブル主演の映画『罪の声』、ロードショウで鑑賞しました。 例年、秋シーズンは力作ぞろいの日本映画ですが、それにしてもことしは多い。 本作も2時間20分超の長尺。 さて、映画。 35年前に起きた菓子メーカーを標的とした「ギン萬事件」は、警察やマスコミを翻弄し、日本中を狂乱に巻き込んだ。 犯人たちは逮捕される…
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『パンとバスと2度目のハツコイ』:変な設定だけれど、登場人物の気持ちに嘘偽りがない @DVD

2018年春先公開の日本映画『パンとバスと2度目のハツコイ』、DVDで鑑賞しました。 監督は今泉力哉、『愛がなんだ』のひとつ前の作品です。 さて、映画。 絵を描き続けることに疑問を持ってしまい、美大卒業後はバイト先の町のパン屋に就職した、ふみ(深川麻衣)。 付き合っていた彼にプロポーズされたものの、踏ん切りがつかず別れて…
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『恋のしずく』:地域起こし映画としては合格点だが・・・ @DVD

2018年秋公開の日本映画『恋のしずく』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 東京の農大でワインソムリエを目指している詩織(川栄李奈)。 実習先はのワイナリーは希望者多数ということで叶わず、教授のくじ引きで日本酒の酒蔵になってしまう。 日本酒嫌いの詩織にとっては苦痛以外の何物でもなかったが、実習が修了しな…
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『望み』:力作だが、映画としてはステレオタイプ @ロードショウ

堤幸彦監督最新作『望み』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は雫井脩介の同名小説(未読)。 堤監督作品には独特のあざとさを感じることも多いのだけれど・・・ さて、映画。 埼玉県で設計事務所を営む一級建築士の石川(堤真一)。 事務所に併設された自宅は自ら設計したスタイリッシュな建物で、顧客に内見させたりもしている。 石…
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『朝が来る』:力作 @ロードショウ

河瀬直美監督最新作『朝が来る』、ロードショウで鑑賞しました。 河瀬作品には珍しく、辻村深月による同名小説が原作(未読)。 2016年には、東海テレビによってドラマ化されているが、これも未見。 さて、映画。 清和(井浦新)と佐都子(永作博美)の栗原夫妻には、朝斗(佐藤令旺)という幼稚園児の息子がいる。 清和と佐都子は長年…
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『スパイの妻<劇場版>』:ヒッチコック、ポランスキー、黒沢清 @ロードショウ

黒沢清監督最新作『スパイの妻<劇場版>』、ロードショウで鑑賞しました。 もとはNHKで放送されたテレビドラマだが、そちらは未見。 本作でヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(監督賞)受賞。 黒沢作品というと、異様な迫力・・・しかしながら物語が破綻、というのが個人的に印象なのだけれど。 さて、映画。 1940年(昭和15年)、…
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『みをつくし料理帖』:なんどもウルルとさせられた、予想外の秀作 @ロードショウ

日本映画の一時代を築いた角川春樹が自身最後の監督作という『みをつくし料理帖』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 江戸時代の享和二年の大坂。 幼い頃から天神橋の近所で育った澪と野江。 泣きみその澪は、いつも野江に慰められる間柄だった。 ある時、著名な八卦見に手相を見られたふたり。 野江は「旭日昇…
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『弥生、三月 君を愛した30年』:脚本、演出とも粗が気になって・・・ @DVD

今年春さきにロードショウされた『弥生、三月 君を愛した30年』、DVDで鑑賞しました。 そういえば、あの頃は、新型コロナ禍がこれほどまで長引くことが実感としてなかったころですね。 いや、3月自下旬の公開だから、「もう、ちょっとヤバいかも」と思っていたころかもしれません。 さて、映画。 1986年3月1日、宮城県仙台。 …
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『架空OL日記』:「OLあるある」な映画だけど、それ以外は「なしなし」 @DVD

今年春さきにロードショウされた『架空OL日記』、DVDで鑑賞しました。 そういえば、あの頃は、新型コロナ禍がこれほどまで長引くことが実感としてなかったころですね。 さて、映画。 あまり大手でもない銀行で働く「私」(バカリズム)。 憂鬱な月曜日は、朝起きるのもままならず、眠気に耐え耐えメイクして出勤。 満員電車に揺られて…
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『縄文にハマる人々』:わたしも「にわか縄文にハマる人」 @ホール上映

2018年に公開されたドキュメンタリー映画『縄文にハマる人々』、ホール上映で鑑賞しました。 日本の考古学発祥の地・大森貝塚に近い場所での上映です。 上映前に大森貝塚保存会会長と本映画の監督の話があり、関西出身の監督にとって「奈良・京都がある関西では、縄文時代はポピュラーでなく、関心も薄い」という話には「なるほど」と納得しまし…
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『窮鼠はチーズの夢を見る』:全体的にやりすぎ感が強いね @ロードショウ

行定勲監督最新作『窮鼠はチーズの夢を見る』、ロードショウで鑑賞しました。 鑑賞してからしばらく経っているのだけれど、その間、感想をどうまとめるかちょっと考えていました。 さて、映画。 一流企業で働く20代後半の大伴恭一(大倉忠義)。 ある日、会社のロビーに大学の後輩の今ヶ瀬渉(成田凌)が立っていた。 「いまは興信所で調…
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『太平洋の嵐』:日本側から見たミッドウェイ敗戦記 @DVD

1960年製作の日本映画『太平洋の嵐』、DVDで鑑賞しました。 本編タイトルにはありませんが、ポスターには「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦」のサブタイトルが付されています。 先にロードショウで観たローランド・エメリッヒ監督『ミッドウェイ』との見比べ鑑賞です。 さて、映画。 日本海軍の偵察士・北見中尉(夏木陽介)が主人公。 …
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『二百三高地』:勝ち戦を題材にしての堂々たる反戦映画 @劇場再上映

東映本社のビル1階及び地下の封切り劇場では、コロナ禍で封切り作品を延期している影響で、旧作のデジタル上映が行われています。 ひと月ほど前に、今村昌平監督の『楢山節考』に鑑賞しましたが、今回は『二百三高地』、1980年製作の3時間を超える大作です。 公開当時、コテコテの軍国主義映画との批判があったと記憶していますが・・・ さて、…
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『mellow メロウ』:恋はまだまだ未熟で、思考停止する主人公 @DVD

『his』に続いて、同じく今泉力哉監督の『mellow メロウ』、DVDで鑑賞しました。 今回は、今泉監督自身によるオリジナル脚本。 さて、映画。 30代の男性・夏目(田中圭)がひとりで営む、町の小さな花屋mellow。 姉に頼まれて、時折、不登校気味の小学生の姪の面倒をみることがある。 夏目には行きつけの古いラーメン…
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『his』:丁寧な演出に惹かれる秀作 @DVD

ことし1月にロードショウされた『his』、DVDで鑑賞しました。 監督は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉。 さて、映画。 岐阜県の田舎の村でひっそりと一人で暮らしている迅(宮沢氷魚)。 田舎へ来た理由は、ゲイであることを知られるのを恐れてのことだった。 ようやく田舎暮らしも馴染んできたころ、8年…
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『なぜ君は総理大臣になれないのか』:その答えは映画に映し出されているでしょう @ロードショウ

6月からロードショウがはじまったドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』、劇場で鑑賞しました。 ドキュメンタリー映画には2種類あると個人的に思っているのですが、ひとつは「ひとを撮る」、もうひとつは「ことを撮る」です。 この映画は前者のタイプ。 さて、映画。 監督の大島新と、被写体の国会議員・小川淳也とは、大…
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『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』:テレビの拡大版。科学的根拠や類推部分があればよかったが @TV

ことし2月にロードショウされた『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』、テレビ放送で鑑賞しました。 テレビ放映の作品についてはレビューアップしないこともあるのですが、この作品は初見なので、忘れないようにという意味でのレビューです。 さて、映画。 最新研究で解明された恐竜たちの新たな姿を最新VFXでつくりあげた作品で、先にテ…
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『海辺の映画館 キネマの玉手箱』:映画館の暗闇の中でなにを視るのか @ロードショウ

コロナ禍で公開が遅れていた大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』、ロードショウで鑑賞しました。 自宅での鑑賞が続いていたので、多くの作品は、わざわざ映画館で見なくてもいいのではないかしらん、と思うようになってきた今日この頃ですが、さすがにこの作品を見逃すわけにはまいりません。 ということで、さて、映画。 尾道唯…
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『i 新聞記者ドキュメント』:映画の被写体・望月衣塑子記者 @名画座

久しぶりに名画座2本立ての鑑賞です。 今回はドキュメンタリー映画の2本立て。 ドキュメンタリー映画2本立ては結構人気が高く、観客数も多くなりがち。 時節柄、不安はありましたが・・・ いちばん大きなスクリーンでの上映、座席も1席ずつ、手指の消毒液のほかに、座席のひじ掛け用の除菌液も備えられていました。 もちろんマスク着用。 …
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『楢山節考』今村昌平監督作品:性=生→死、そしてまた生 @再上映

コロナ禍で新作映画の供給が停まったことで、『風の谷のナウシカ』などの旧作もシネコンで上映されるようになりました。 多くの劇場では、その他に『アベンジャーズ』シリーズのような大手資本の映画を上映していましたが、さすがは東映、独自路線です。 T-joyのようなシネコンでも『COLD WAR』などのミニシアター系作品を上映していました…
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