テーマ:日本映画

『スパイの妻<劇場版>』:ヒッチコック、ポランスキー、黒沢清 @ロードショウ

黒沢清監督最新作『スパイの妻<劇場版>』、ロードショウで鑑賞しました。 もとはNHKで放送されたテレビドラマだが、そちらは未見。 本作でヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(監督賞)受賞。 黒沢作品というと、異様な迫力・・・しかしながら物語が破綻、というのが個人的に印象なのだけれど。 さて、映画。 1940年(昭和15年)、…
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『みをつくし料理帖』:なんどもウルルとさせられた、予想外の秀作 @ロードショウ

日本映画の一時代を築いた角川春樹が自身最後の監督作という『みをつくし料理帖』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 江戸時代の享和二年の大坂。 幼い頃から天神橋の近所で育った澪と野江。 泣きみその澪は、いつも野江に慰められる間柄だった。 ある時、著名な八卦見に手相を見られたふたり。 野江は「旭日昇…
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『弥生、三月 君を愛した30年』:脚本、演出とも粗が気になって・・・ @DVD

今年春さきにロードショウされた『弥生、三月 君を愛した30年』、DVDで鑑賞しました。 そういえば、あの頃は、新型コロナ禍がこれほどまで長引くことが実感としてなかったころですね。 いや、3月自下旬の公開だから、「もう、ちょっとヤバいかも」と思っていたころかもしれません。 さて、映画。 1986年3月1日、宮城県仙台。 …
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『架空OL日記』:「OLあるある」な映画だけど、それ以外は「なしなし」 @DVD

今年春さきにロードショウされた『架空OL日記』、DVDで鑑賞しました。 そういえば、あの頃は、新型コロナ禍がこれほどまで長引くことが実感としてなかったころですね。 さて、映画。 あまり大手でもない銀行で働く「私」(バカリズム)。 憂鬱な月曜日は、朝起きるのもままならず、眠気に耐え耐えメイクして出勤。 満員電車に揺られて…
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『縄文にハマる人々』:わたしも「にわか縄文にハマる人」 @ホール上映

2018年に公開されたドキュメンタリー映画『縄文にハマる人々』、ホール上映で鑑賞しました。 日本の考古学発祥の地・大森貝塚に近い場所での上映です。 上映前に大森貝塚保存会会長と本映画の監督の話があり、関西出身の監督にとって「奈良・京都がある関西では、縄文時代はポピュラーでなく、関心も薄い」という話には「なるほど」と納得しまし…
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『窮鼠はチーズの夢を見る』:全体的にやりすぎ感が強いね @ロードショウ

行定勲監督最新作『窮鼠はチーズの夢を見る』、ロードショウで鑑賞しました。 鑑賞してからしばらく経っているのだけれど、その間、感想をどうまとめるかちょっと考えていました。 さて、映画。 一流企業で働く20代後半の大伴恭一(大倉忠義)。 ある日、会社のロビーに大学の後輩の今ヶ瀬渉(成田凌)が立っていた。 「いまは興信所で調…
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『太平洋の嵐』:日本側から見たミッドウェイ敗戦記 @DVD

1960年製作の日本映画『太平洋の嵐』、DVDで鑑賞しました。 本編タイトルにはありませんが、ポスターには「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦」のサブタイトルが付されています。 先にロードショウで観たローランド・エメリッヒ監督『ミッドウェイ』との見比べ鑑賞です。 さて、映画。 日本海軍の偵察士・北見中尉(夏木陽介)が主人公。 …
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『二百三高地』:勝ち戦を題材にしての堂々たる反戦映画 @劇場再上映

東映本社のビル1階及び地下の封切り劇場では、コロナ禍で封切り作品を延期している影響で、旧作のデジタル上映が行われています。 ひと月ほど前に、今村昌平監督の『楢山節考』に鑑賞しましたが、今回は『二百三高地』、1980年製作の3時間を超える大作です。 公開当時、コテコテの軍国主義映画との批判があったと記憶していますが・・・ さて、…
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『mellow メロウ』:恋はまだまだ未熟で、思考停止する主人公 @DVD

『his』に続いて、同じく今泉力哉監督の『mellow メロウ』、DVDで鑑賞しました。 今回は、今泉監督自身によるオリジナル脚本。 さて、映画。 30代の男性・夏目(田中圭)がひとりで営む、町の小さな花屋mellow。 姉に頼まれて、時折、不登校気味の小学生の姪の面倒をみることがある。 夏目には行きつけの古いラーメン…
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『his』:丁寧な演出に惹かれる秀作 @DVD

ことし1月にロードショウされた『his』、DVDで鑑賞しました。 監督は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉。 さて、映画。 岐阜県の田舎の村でひっそりと一人で暮らしている迅(宮沢氷魚)。 田舎へ来た理由は、ゲイであることを知られるのを恐れてのことだった。 ようやく田舎暮らしも馴染んできたころ、8年…
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『なぜ君は総理大臣になれないのか』:その答えは映画に映し出されているでしょう @ロードショウ

6月からロードショウがはじまったドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』、劇場で鑑賞しました。 ドキュメンタリー映画には2種類あると個人的に思っているのですが、ひとつは「ひとを撮る」、もうひとつは「ことを撮る」です。 この映画は前者のタイプ。 さて、映画。 監督の大島新と、被写体の国会議員・小川淳也とは、大…
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『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』:テレビの拡大版。科学的根拠や類推部分があればよかったが @TV

ことし2月にロードショウされた『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』、テレビ放送で鑑賞しました。 テレビ放映の作品についてはレビューアップしないこともあるのですが、この作品は初見なので、忘れないようにという意味でのレビューです。 さて、映画。 最新研究で解明された恐竜たちの新たな姿を最新VFXでつくりあげた作品で、先にテ…
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『海辺の映画館 キネマの玉手箱』:映画館の暗闇の中でなにを視るのか @ロードショウ

コロナ禍で公開が遅れていた大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』、ロードショウで鑑賞しました。 自宅での鑑賞が続いていたので、多くの作品は、わざわざ映画館で見なくてもいいのではないかしらん、と思うようになってきた今日この頃ですが、さすがにこの作品を見逃すわけにはまいりません。 ということで、さて、映画。 尾道唯…
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『i 新聞記者ドキュメント』:映画の被写体・望月衣塑子記者 @名画座

久しぶりに名画座2本立ての鑑賞です。 今回はドキュメンタリー映画の2本立て。 ドキュメンタリー映画2本立ては結構人気が高く、観客数も多くなりがち。 時節柄、不安はありましたが・・・ いちばん大きなスクリーンでの上映、座席も1席ずつ、手指の消毒液のほかに、座席のひじ掛け用の除菌液も備えられていました。 もちろんマスク着用。 …
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『楢山節考』今村昌平監督作品:性=生→死、そしてまた生 @再上映

コロナ禍で新作映画の供給が停まったことで、『風の谷のナウシカ』などの旧作もシネコンで上映されるようになりました。 多くの劇場では、その他に『アベンジャーズ』シリーズのような大手資本の映画を上映していましたが、さすがは東映、独自路線です。 T-joyのようなシネコンでも『COLD WAR』などのミニシアター系作品を上映していました…
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『ゲド戦記』:主題に対して物語の器が大きすぎた感は否めない @DVD

『風の谷のナウシカ』などと同時にシネコンを中心にリバイバル上映されている『ゲド戦記』。 初公開時に観て、「あまり面白くないなぁ」とは思ったものの、「もしかして、いま観ると面白いのかも」とも感じたので、再鑑賞。 とはいえ、「やっぱり・・・」とも感じるかも、という思いで、結局はDVDでの鑑賞です。 さて、映画。 世界のバラン…
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『風の谷のナウシカ』:日本アニメーション史上のエポックメイキング @リバイバル

コロナ禍で映画館が休業していた影響で、シネコンに供給される新作映画が激減。 マーヴェルの『アベンジャーズ』シリーズなどが再上映されていましたが、6月末からはジブリ関連の4作品がリバイバル上映。 この中で、1984年に製作された『風の谷のナウシカ』を劇場で鑑賞しました。 劇場で観るのは、初公開時に名画座(二番館)で観て以来・・・…
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『夢と狂気の王国』:ジブリの秘密には迫らないが、悪くないドキュメンタリー @DVD

コロナ禍の影響で、スタジオジブリの旧作アニメーション4本が劇場に登場。 正確には『風の谷のナウシカ』はスタジオジブリではないのだけれど。 そういうわけで(もないが)、宮崎駿監督を中心に撮ったドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』、DVDで鑑賞しました。 さて、映画。 2013年、スタジオジブリは2本の新作アニメーションを…
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『犬鳴村』:「シン・犬神家の一族」とでもいうべき昭和的怪奇映画 @ロードショウ

コロナ禍で休業していた映画館も再開し、その栄えある第一鑑賞に選んだのが、これ『犬鳴村』。 ものすごく観たかった! ということはではないのだけれど、2か月も劇場で鑑賞しておらず、身体慣らしにあまりシリアスなのもどうかしらん、という理由からのチョイス。 さて、映画。 臨床心理士・森田奏(三吉彩花)、彼女の診療を受けている幼い男…
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『駅までの道をおしえて』 :20分ほど詰めれば、小品に仕上がったのに @DVD

昨秋にロードショウされた日本映画『駅までの道をおしえて』 、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 赤い車両の京急鉄道が通る海に程近い町。 両親と暮らす8歳の少女サヤカ(新津ちせ)は、つい先ごろ、愛犬の白い柴犬ルーと死に別れたばかり。 サヤカは生まれつき背中に大きな痣があることから同級生たちから忌避されており…
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『記憶にございません!』 :ギャグにキレもなく・・・ガッカリだわぁ、はぁ。 @DVD

昨年初秋にロードショウされた三谷幸喜監督・脚本映画『記憶にございません!』 、DVDで鑑賞しました。 なかなかのスマッシュヒットだったようで、そこそこ期待。 さて、映画。 病院のベッドの上で目覚めた男(中井貴一)は、一切の記憶を失っていた。 あまりに不安になったため、パジャマ姿のまま病院から抜け出したところ、道行くひとび…
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『アイネクライネナハトムジーク』 :、時間が経って、よかったと思うものが、本当の出逢い・・・ @DVD

昨年初秋にロードショウされた日本映画『アイネクライネナハトムジーク』 、DVDで鑑賞しました。 監督は『愛がなんだ』の今泉力哉、原作は『アヒルと鴨のコインロッカー』などの伊坂幸太郎。 楽しみな顔合わせです。 さて、映画。 東北の中心都市、仙台。 そこそこのイケメンだがなぜか冴えない会社員の佐藤(三浦春馬)。 友人は大…
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『夜は短し歩けよ乙女』 :大林宣彦監督『HOUSE ハウス』に匹敵する強烈さ @DVD

『きみと、波にのれたら』など近年注目株アニメーション監督の湯浅政明の2017年作品『夜は短し歩けよ乙女』 、DVDで鑑賞しました。 先にテレビ放映された際に観た妻から、面白いから是非、と推薦されていた作品です。 さて、映画。 京都の大学に通う黒髪の乙女(花澤香菜)。 先輩女子の結婚式披露宴の後、解放された心で、京都の街で…
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『引っ越し大名!』 :松竹のお家芸が積み重なった変格時代劇の佳作 @DVD

昨年晩夏にロードショウされた星野源主演の『引っ越し大名!』、DVDで鑑賞しました。 星野源といえば「うちで踊ろう」ですね。 踊るまではいきませんが、うちで観ようは実践中。 ま、映画館は全面休館ですから。 さて、映画。 徳川幕府五代将軍綱吉の頃。 越前松平家を祖とする姫路藩主・松平直矩(及川光博)。 この度、豊後の日…
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『最高の人生の見つけ方』 :ひねりの効いた脚本とスター映画の妙 @DVD

昨年秋公開の『最高の人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン共演で2007年に製作された同名ハリウッド映画のリメイク。 さて、映画。 70歳の専業主婦の幸枝(吉永小百合)、ステージ4の癌が見つかり入院することに。 ひょんなことで同室となったのが、巨大ホテルチェーンの剛腕女社長の…
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『任侠学園』 :別に学校でなくてもいいようなハナシだね @DVD

昨年秋公開の『任侠学園』、DVDで鑑賞しました。 『空母いぶき』に続いて、西島秀俊主演ですね。 さて、映画。 義理人情に厚く、すぐに厄介ごとを引き受けてしまう弱小ヤクザの阿岐本組。 兄貴筋の組から、出資している経営不振に陥った私立高校の再建を任されてしまう。 ナンバー2の日村(西島秀俊)を理事にして現場を任せるが、文武…
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『空母いぶき』 :望む、『シン・空母いぶき』 @DVD

昨年初夏公開の『空母いぶき』、DVDで鑑賞しました。 公開前には現首相への揶揄かとかなんとか、なにかと話題がありましたが、さて、映画。 そう遠くない未来の12月23日未明。 沖ノ鳥島の西方の日本領の孤島に国籍不明の武装集団が上陸する。 海上自衛隊は訓練航海中の第5護衛隊群に直ちに海上警備行動の出動を命じる。 が、ほどな…
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『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』 :マイブームは過ぎていた @DVD

昨年夏公開の日本映画『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』、DVDで鑑賞しました。 不動産会社を舞台にしたゲイ・ラブコメのテレビシリーズは、放送後にDVDで全話鑑賞しています。 さて、映画。 永遠の愛を誓った春田(田中圭)と牧(林遣都)。 その後、春田は上海・香港へ転勤。 もとの営業所へ戻って来た春田だっ…
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『最初の晩餐』 :家族とは、理解しようとすることをあきらめないこと @DVD

昨年秋公開の日本映画『最初の晩餐』、DVDで鑑賞しました。 染谷将太をはじめ戸田恵梨香、斉藤由貴、永瀬正敏、窪塚洋介という出演陣に惹かれた次第。 さて、映画。 駆け出しカメラマンの東麟太郎(染谷将太)は、父(永瀬正敏)の葬儀のために久々に実家に戻ってきた。 故郷は山深い土地、実家の古家もなかなか大きく、通夜も葬儀も家で行…
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『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 :ルーツである故郷を肯定できないと、自分自身も肯定できない @DVD

昨年秋公開の日本映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、DVDで鑑賞しました。 ここのところ活躍目覚ましい夏帆と『新聞記者』のシム・ウンギョンが共演の映画です。 さて、映画。 東京でCMディレクターをしている30歳の夕佳(夏帆)。 仕事もあり、順調のようにみえるが、実際のところは荒みまくり。 そんなある日、病気の祖母を見舞う…
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