テーマ:中国映画

『鵞鳥湖の夜』:シーンシーンでの魅力もあるが、脚本がいまひとつ @ロードショウ

『薄氷の殺人』のディアオ・イーナン監督最新作『鵞鳥湖の夜』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『薄氷の殺人』はDVDでの自宅鑑賞。 劇場で観ておけばよかったかも、と思った作品でした。 ですので、今回は劇場へ・・・ さて、映画。 2012年、中国南部の田舎の都市。 雨が降りしきる夜、誰かを待ちわびる男(フー・ゴー)のも…
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『薄氷の殺人』:石井隆原作の日活ロマンポルノ群を彷彿とさせる @DVD

2014年製作の中国・香港合作映画『薄氷の殺人』、DVDで鑑賞しました。 新作『鵞鳥湖の夜』が公開されるディアオ・イーナン監督作品。 新作の方の予告編をみて気になったので、前作を予習しておこうというものです。 さて、映画。 1999年の夏、中国華北地方で複数の石炭工場からバラバラ死体が発見される。 捜査に当った刑事のジ…
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『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』:かなり垢ぬけず泥臭い中国伝奇コメディ @DVD

ことし1月に小規模ながら全国ロードショウされたジャッキー・チェン主演作『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』、DVDで鑑賞しました。 6月に入って連日の真夏日は、暑い暑い。 気楽に楽しめそう・・・ということでのチョイスです。 さて、映画。 中国の昔の話。 妖怪ハンターで、捕まえた妖怪たちの物語にしているプウ(ジャッキー・チ…
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『SHADOW/影武者』:画面は凝っているが、まどろっこしい武侠映画 @試写会

張藝謀(チャン・イーモウ)監督最新作『SHADOW/影武者』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 張藝謀監督の新作を観るのは久しぶりで、前作『グレートウォール』、前々作『楊貴妃 Lady Of The Dynasty』(共同監督)は観ていません。 その前の『妻への家路』は観たけれども、なんだか人が変わったようで驚いたのですが・・…
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『一瞬の夢』:経済政策に取り残されてしまった遣る瀬無さ @名画座

11月の名画座鑑賞はジャ・ジャンクー監督の新旧2本立て。 2本目は1997年製作のデビュー作『一瞬の夢』。 原題は「小武(シャオ・ウー)」、主人公の名前です。 山西省の埃っぽい町。 中国の経済政策もこの小さな町にも押し寄せ、古い町の至るところで立ち退き、開発がある。 スリを生業にしているウー(ワン・ホンウェイ)は、経済…
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『山河ノスタルジア』:西へ向かった中国が喪ったもの @名画座

11月の名画座鑑賞はジャ・ジャンクー監督の新旧2本立て。 1本目は最新作の『山河ノスタルジア』。 過去・現在・未来の三つの時代を舞台にした映画。 第1幕(1999年~)は、スタンダードサイズの粗いビデオ画像。 山西省の炭鉱の町。 タオ(チャオ・タオ)とリャンズー(リャン・ジンドン)とジンシェン(チャン・イー)は幼馴染。…
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『妻への家路』:チャン・イーモウもヌルクなったのかしらん? @試写会

チャン・イーモウの新作『妻への家路』、ロードショウより一足早く試写会で観ることが出来ました。 それも、『紅いコーリャン』『菊豆(チュイトウ)』『秋菊の物語』『活きる』のコン・リーとの久々のコンビなのだから、否が応でも期待が高まるというもの。 さて、映画。 中国・文化大革命も末期にせまったころ。 学校教師フォン・ワンイー(…
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『罪の手ざわり』:憤怒の河を、渡りそこねたかも @ロードショウ・単館系

ジャ・ジャンクー監督の最新作『罪の手ざわり』、Bunkamura ル・シネマで鑑賞しました。 割引料金と日曜の最終回は満席。しかし、この映画、ル・シネマにはあってないような・・・ というのも、北野武映画ばりの暴力にあふれているからねぇ。 さて、映画。 中国・庶民の4つのエピソードが順に描かれていきます。 ひとつめは…
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『THE MYTH/神話』:サーヴィス精神満載ですが、料理の腕は荒っぽい @DVD・中古購入

ジャッキー・チェンが秦の時代の将軍とその生まれ変わりの考古学者の二役を演じた『THE MYTH/神話』、廉価で中古購入していたDVDで鑑賞しました。 DVDのジャケットでは、まるっきりの武侠映画のイメージですが、秦の時代と現代を股にかけた壮大なハナシでありました。 さて、映画。 考古学者のジャッキーは、何度も同じ夢を見…
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『捜査官X』: ミステリーと武侠のヘンテコリンな出逢い @レンタルDVD

『ラヴソング』のピーター・チャン監督の新作は、金城武のミステリー篇とドニー・イェンの武侠篇がヘンテコリンに出逢った映画になってしまい、とても哀しい。 中国僻地の農村で、お尋ね者二人が弱弱しい村の男に殺されてしまった。 お尋ね者は武侠の遣い手。 片や村の男は至極平凡。 さて、何故に・・・ って、村の男はドニー・イ…
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『海洋天堂』: リー・リンチェイの父親や良し @レンタルDVD

カンフーマスターのリー・リンチェイがフツーの父親を演じた父と息子の物語。 リー・リンチェイの父親振り、良いです、好いです、善いですよ。 物語は・・・ 成人した自閉症の息子を抱える父親。 母親は昔、水難事故で亡くなった。 父親自身も末期癌で、余命は数ヶ月。 自分がいなくなっても、息子は生きていけるのか、心配・・・ …
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『イップ・マン 葉問』:ブルース・リーの師、その名は葉問 @名画座

姓は葉(イップ)、名前は問(マン)。 ブルース・リーの師匠の物語のこの映画、続篇なのです。 正篇は、日中戦争時代のイップ・マンの話で、抗日の物語のようです。 冒頭に正篇のダイジェストが、サワリだけ語られます。 戦争が終結して、イップ・マンは香港へやって来ます。 身重の妻、幼い息子との三人暮らし。 武館を開こうとす…
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『孫文の義士団』:革命の陰に犠牲あり @名画座

中国最後の王朝・清朝。 王朝を打倒として民主国家への道を開いた辛亥革命。 2011年は辛亥革命から100年ということもあり、辛亥革命を主題に扱った映画が何作品か公開されます。 この『孫文の義士団』もその1本。 辛亥革命直前の香港に、革命の中心人物・孫文が上陸し、各地の有力者と密約を交わそうとします。 各地で同時に蜂…
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『四川のうた』:ジャ・ジャンクー的現代中国振り返り @レンタルDVD

ジャ・ジャンクー監督が中国四川省・成都の巨大国営軍需工場を舞台にドキュメンタリー形式を採用した撮った2008年度の作品。 ジャ・ジャンクー監督作品は過去に『プラットホーム』『世界』『長江哀歌』の3本を鑑賞しているが、そのいずれの作品も独特な雰囲気を持っている。 底流に太い物語が流れているのだが、それが表面にあわられること…
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『ソフィーの復讐』:チャン・ツィイー、ラブコメ似合わないねぇ @レンタルDVD

可憐なチャン・ツィイーが意外にもラブコメ初挑戦。 男っ気のない人気漫画家の彼女、入院をキッカケにイケメンドクターと恋仲。 婚約期間を経て、ゴールイン寸前のところを、売れっ子女優にフィアンセのイケメンドクターをもっていかれちゃう。 売れっ子女優に棄てられたと思しき純情なカメラマンとタッグを組んで、イケメンドクターを取り戻…
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『狙った恋の落とし方。』:昴♪にちょいと泣かされる中国製ラブコメ @ロードショウ・一般劇場

なんだか判ったような判らないような日本タイトルだが、原題は『非誠勿擾』。 「ひやかし、お断り」の意味だそうな。 これでもよく判らないなぁ。 40歳過ぎて独身男のグォ・ヨウがインターネットでお見合い相手を募集。 そこで用いられる一文が中国原題の「ひやかし、お断り」。 グォ・ヨウ、見た目は悪いが心根は真っ当。口は悪…
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『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』:総力戦!PartⅠと続けて観るべし

公開初日からかなり日が経っていますが『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』を観ました。 PartⅠに続く後編です。PartⅠとPartⅡで1本の映画と観るべきでしょう。 前後編合わせて5時間なので分割して上映しました、といったところです。 ですので、前編にあった、これ見よがし的な戦闘アクションシーン(Par…
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『さくらんぼ 母ときた道』:後半、小奇麗に収まっていくのが残念

原題の『桜桃』とは「さくらんぼ」の意味でもあるが、主人公の知的障害の母親の名前である。 脚の悪い夫・葛望と知的障害の桜桃が所帯を持つことになった経緯(いきさつ)、子供を欲する桜桃の様子、1980年代中国の農村での暮らしぶりなど、前半の描写は生々しい。 捨て子として育てられた桜桃、脚が悪い上に極貧で結婚など出来ないといわれ…
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『レッドクリフ Part I 』:集団戦の機能美、豪傑の力技

中国歴史物にはそろそそ食指が動きづらくなってきていたところ、それでもやっぱり面白い!との評判なので出かけました。 おぉ、やっぱり面白い! でも、正直、巻頭の戦闘シーンは、光の反射を利用しての戦術にはビックリしましたが、その後がいつもながらのごちゃごちゃとした集団合戦で、これが続くとやりきれないなぁと思いました。 まぁ、…
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『1978年、冬。』:東京国際映画祭コンペで鑑賞ずみ作品が公開

東京国際映画祭コンペティションで『思い出の西幹道』と題して上映された際に鑑賞しました。 その時に記したレビューは、↓にて掲載済みです。 http://ryanhisa-blog.at.webry.info/200710/article_14.html 記事タイトル 『思い出の西幹道』:東京国際映画祭コンペティ…
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『長江哀歌』:意欲は買うが評価はしかねる:DVDで鑑賞

ジャ・ジャンクーの映画は『プラットフォーム』『世界』の2本しか観ていないので偉そうなことは言えないが、小津やアンゲロプロスが引き合いに出されるのは、いかがなものか。 的確な構図と編集で間合いで平凡とも思われる物語をアクション映画のように展開する小津。 ドラマなんか写しちゃいないよ、ってな感じのゆったりしたカメラとロングシ…
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『王妃の紋章』:晩年の黒澤化するチャン・イーモウ:Myムービー掲載

なかなか上手い日本タイトルだ。中国題名『満城尽帯黄金甲』は「菊花に埋め尽くされた城」とでも訳すのか、また英語タイトルは"CURSE OF THE GOLDEN FLOWER"「菊花の呪い」、菊花を包み隠した『王妃の紋章』は上手いと言える。 さて、映画だが、豪華絢爛の中華コスチューム物で、ストーリーは中国では有名な(ような気…
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『トゥヤーの結婚』:たくましい女、しだらない男たち:Myムービー掲載

久し振りに妻とは別々の日に観ました。『芙蓉鎮』が大好きな妻はこの映画のトゥヤーのたくましさと切なさに惚れたようです。 さて、たくましい女としての評は言わずもがなとして、登場するしだらない男のことについて書いてみることにします。 「しだらない」とは「だらしない」の古語ですが、いまでいうところの「だらしない」ということとは、…
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『思い出の西幹道』:東京国際映画祭コンペティション作品を鑑賞

東京国際映画祭コンペティション作品『思い出の西幹道/(原題)西干道』を鑑賞しました。 この映画祭で作品を鑑賞するのは久し振りのことです。以前は頻繁に出かけていましたが、寄る年波に勝てず、少々ご無沙汰をしていたところ、知人から鑑賞券を譲ってもらいましたので、シアターコクーンへ出かけました。 作品は、1978年~1979年の中国北部…
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『イノセントワールド -天下無賊-』:中国産鉄道エンタテインメント!:オンライン試写にて

DVD発売直前オンライン試写会で鑑賞しました。監督・脚本は中国で絶大な人気のエンタテインメント作家のフォン・シャオガン(『ハッピー・フューネラル』のみ鑑賞済み)、主演が『インファナル・アフェアー』シリーズのアンディ・ラウ、準主役がグォ・ヨウ(『活きる』など)、女優陣がレネ・リウ(『ダブル・ビジョン』)、リー・ビンビン(『ただいま』)とい…
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『紅いコーリャン』『芙蓉鎮』:夏の盛りに中国映画の傑作2本:特集上映にて

80年代の中国映画の傑作2本を特集上映で鑑賞しました。どちらも主演男優は姜文(チアン・ウェン)ですね。 さて、『紅いコーリャン』。 こちらは「あまりにヘヴィで鮮烈な一遍」。 張藝謀の有名なデビュー作ですが、恥ずかしながら、彼の作品中唯一見逃していました(いま告白しました)。 今回は、中国映画の特集上映で、夏の暑い盛り…
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