テーマ:80年代

『ドグラ・マグラ』『夢野久作の少女地獄』:論理的明晰映画と生理的混沌映画 @名画座

ここのところ、ひと月に1回の割合で出かけている名画座。 今回は、没後80年の夢野久作の原作映画2本立て。 1988年製作の『ドグラ・マグラ』は初公開時にも観ているが、1977年製作の『夢野久作の少女地獄』は今回が初鑑賞。 いずれもフィルム上映で、ぼろぼろフィルムだったらどうしようと懸念はあったものの、かなり新しいプリントで、ま…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『Wの悲劇』:劇中と現実の二重構造・女優誕生物語 @DVD・レンタル

ことしは角川映画40周年。夏には映画祭も企画されていますね。 そんな中、観たのが『Wの悲劇』。 初公開時に劇場で観ていますが、「観ていない」という妻が借りてきたDVDを一緒に観ました。 さて、映画。 大手新劇劇団の研究生・三田静香(薬師丸ひろ子)。 新作舞台『Wの悲劇』のヒロイン役の劇団内オーディションに挑むが、役は同…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『プレイス・イン・ザ・ハート』:ひと皆すべてが平等である場所 @DVD・レンタル

2015年の落穂拾いも小休止して、今回鑑賞したのは『プレイス・イン・ザ・ハート』。 1984年ロバート・ベントン監督の作品。 ロードショウ時に観ているが、この度、TSUTAYAの発掘良品でレンタル・鑑賞しやすくなった。 首を傾げる作品も多いこの企画だけれど、この作品はまさに「良品」。 30年ぶりの再会は、はたして・・・ さ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『の・ようなもの』:森田芳光的世界って面白いのかねぇ @DVD・レンタル

まもなく約30年ぶりの続編『の・ようなもの のようなもの』が公開されるということもあり、森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』をDVDで鑑賞しました。 初公開は1981年。 公開当時には観ておらず、その後、『家族ゲーム』がヒットしたこともあって、大阪・毎日ホールでの「映像のロマン」シリーズで『家族ゲーム』と2本立てで観た記憶…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『チルドレン・オブ・ザ・コーン』:トウモロコシ畑の子供たち、第1作目 @GyaO・無料配信

お気に入り作家スティーヴン・キング関連の映画2本を鑑賞しました。 1本目は『チルドレン・オブ・ザ・コーン』、1984年製作の劇場未公開作品。 以前(といっても遥か昔のことだけれど)ビデオリリースされた際に鑑賞していたのだけれど、GyaOの無料配信で見つけて、終了間際に駆け込み鑑賞した次第。 さて、映画。 青年医師のバート…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ワイルド・ギースⅡ』:戦争アクションの前作から一変、スパイ映画の趣き @VHS

人気の高いオールスターキャストの傭兵アクション映画『ワイルド・ギース』の続編『ワイルド・ギースⅡ』、廉価中古VHSを見つけたので購入して鑑賞しました。 前作は1978年に製作され、ロードショウ当時に観ています。 監督はアンドリュー・V・マクラグレン、出演はリチャード・バートン、ロジャー・ムーア、リチャード・ハリス、ハーディ・クリ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『炎628』:本当の戦争を見せてやる、来りてこれを見よ @名画座

「観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ88」と題する本の出版にあわせて企画された特集上映のスピオフ2本立て上映で鑑賞したのは『炎628』と『ファニー・ゲーム』。 ともにフィルム上映。 特に『炎628』はスタンダードサイズでの上映と、デジタルばかりの劇場・スクリーンが多くなった中では貴重な機会。 ただし、機材の都合(フィルム映写機1台…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『風の歌を聴け』『ヒポクラテスたち』:大森一樹監督のモラトリアム三部作 @名画座

久々の新作『ベトナムの風に吹かれて』が公開された大森一樹監督。 その新作公開記念で近くの名画座で2本立て上映された『風の歌を聴け』『ヒポクラテスたち』は、商業映画デビュー作の『オレンジロード急行』と併せて、モラトリアム三部作と呼ぶのが相応しい。 『風の歌を聴け』は、村上春樹の同名小説の映画化。 村上作品ではもっともはや…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『誓い』:ピーター・ウィアー監督の代表作の一編 @VHS

ピーター・ウィアー監督、メル・ギブソン、マーク・リー主演の1981年製作『誓い』。 中古ソフト屋でVHSを見つけ、DVDをレンタルするよりを安いか、と購入して鑑賞しました。 第一次大戦をモチーフにした一編ですが、この後『危険な年』『刑事ジョン・ブック/目撃者』『モスキート・コースト』と佳作秀作を撮ったピーター・ウィアー監督の、『…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『おしゃれ泥棒2』:ヘップバーン主演ですが、ワイラー監督作品とは無関係です @VHS

先日フレッド・ジンネマン監督の『尼僧物語』を観たのに引き続き、またもやオードリー・ヘップバーン主演作品です。 映画は『おしゃれ泥棒2』。 ウィリアム・ワイラー監督、ピーター・オトゥール共演作品ではなく、1986製作のテレビムーヴィです。 われながら、こんな作品を見つけて買っているなぁとも思うのですが、ふらりと立ち寄る中古店で安…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『戦場』:ジョン・ミリアスが描くもうひとつの『地獄の黙示録』 @VHS

ジョン・ミリアス監督がニック・ノルティを主演にした1989年に撮った『戦場』。 以前、格安で購入していたVHSで鑑賞しました。 日本では1991年に劇場公開されていますが、全然記憶にありませんでした。 この映画、ひとことでいうと「太平洋戦争末期にボルネオのジャングルで王だった白人男性」の物語です。 さて、映画。 194…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『親鸞 白い道』:三國連太郎は親鸞の教えを、どう解釈したのか @DVD・レンタル

お盆前後に観た日本映画の旧作の2本目がこれ、『親鸞 白い道』。 三國連太郎が企画・製作・脚本・監督を務めた1987年の作品。 この映画をセレクトした理由は・・・ 先に観た『約束』とともに、この時期に通例になっているフィルムセンターの特集上映「逝ける映画人を偲んで」で三國連太郎関連作品として取り上げられていたから。 度々出かけ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ひと月の夏』:若き日のコリン・ファースが主演の佳作 @VHS・レンタル

8月の第2週目は自宅でミニ英国映画祭の趣、新旧取り混ぜて3本観ました。 1本目はパット・オコナーが1987年に監督した『ひと月の夏』。 コリン・ファース主演、ケネス・ブラナー、ナターシャ・リチャードソン共演の作品です。 さて、映画。 第一次世界大戦後の英国ヨークシャー地方。 戦争後遺症(吃音)に悩まされるバーキン(コリ…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『天国の門 デジタル修復完全版』:まだ尺が足りない超大作 @キネカ大森・日本最終上映

マイケル・チミノ監督の超大作『天国の門』。 2013年に劇場公開された「デジタル修復完全版」が日本最終上映ということなので、キネカ大森へ出かけて鑑賞しました。 20年以上前に今回と同じ(なのかどうかわからないが)長尺版を観たときは、米国歴史の陰での男女の恋愛模様、といった印象を受けていましたが、今回再鑑賞したら、全然ちがう! …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『地獄のシスター』:ムードたっぷりなクラシカル・サスペンス @DVD

『シカゴ』『ドリーム・ガールズ』のビル・コンドン監督のデビュー作『地獄のシスター』。 初公開時は、ロードショウ公開はされず、地方の2本立ての添え物としてスプラッシュ公開されました。 当時大阪在住だったりゃんひさは、新世界国際劇場の3本立ての1本として鑑賞しました。 が、先ごろ、中古ショップにて『シスター・シスター 呪われた姉妹…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『マッド・キラー/鮮血のしぶき』:DVDタイトルは『パーティ・ライン 倒錯の殺人者』 @DVD・廉価

たまたま立ち寄った中古DVD店で『地獄のシスター』を発見。 『シカゴ』や『ドリームガールズ』のビル・コンドン監督の初期作品。 最近は見かけないけど、『シスター・シスター 呪われた姉妹』という題で廉価DVDで発売されていたもの。 新古扱いなので、定価よりかなり安い! とみると隣に見慣れないタイトルが・・・『パーティ・ライン 倒…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『アナザー・カントリー』:英国のパブリックスクールは小英国 @DVD・レンタル

先日観た『イミテーション・ゲーム』、映画を表すキーワード「30年代」「英国」「同性愛」から連想したのが、この映画『アナザー・カントリー』。 ロードショウ時に観ているのですが、すっかり忘れてしまっているので、この際にということで再鑑賞しました。 1983年・モスクワ。 米国の女性ジャーナリストが、ソ連に亡命した元スパイ、ガイ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ザ・スタッフ』:出所不明食品を揶揄しているようなホラーコメディ @DVD・中古購入

『ブロス リターンズ/やつらはふたたび帰ってくる』に続いてイカモノ映画その2。 今度は、2月下旬に観た『新・死霊伝説』と同じくラリー・コーエン監督、マイケル・モリアーティ主演の『ザ・スタッフ』。 DVDでは「ゾンビのデザート」と副題がついていますが、デザートはともかくゾンビは関係ない。 さて、映画。 アメリカの田舎町、あ…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『ザ・プラマー/恐怖の訪問者』:『刑事ジョン・ブック/目撃者』のピーター・ウィアー監督の初期作品

これまたGyaOの無料配信で鑑賞の一本、『ザ・プラマー/恐怖の訪問者』。 劇場未公開作品ですが、『刑事ジョン・ブック/目撃者』のピーター・ウィアー監督の初期作品。 むむ、こんなものも配信されているとは、GyaO侮るべからず。 で、これも終了間際に、駆け込み鑑賞。 さて、映画。 オーストラリアの大学に通う夫婦。 夫はニ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ファンタズムⅡ』:アクションと残虐趣味が増して普通のB級ホラーになった @GyaO・無料配信

先日GyaO無料配信で鑑賞したドン・コスカレリ監督の『ファンタズム』の9年ぶりの続編『ファンタズムⅡ』を鑑賞しました。 前作は、演出は未熟なれども、主人公のマイク少年の眼を通しての幻想譚の趣がありましたが、本作では普通のB級ホラーになっていました。 さて、映画。 両親と兄を事故で亡くしたマイク少年は、8年間、精神病院に入院…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ウィズネイルと僕』:くすんだ60年代の終焉、あぁ侘しい @名画座・新橋文化

8月末に閉館する新橋文化劇場のラスト1週前上映は、この劇場らしからぬ2本立て。 渋谷や吉祥寺といった街がお似合いの映画。 1本はこの『ウィズネイルと僕』、もう1本は『マイキー&ニッキー』。 場内は女性客の姿も目立ちましたが、オジサンたちは退屈なご様子。 さて、『ウィズネイルと僕』。 1969年のロンドン。 「僕」とウ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『あしたが消える どうして原発?』『続・メトロレディーブルース』 @レイバー映画祭

労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)レイバー映画祭。 長編3本の合間に上映された中短編のドキュメンタリー映画も併せて紹介します。 1本目は『あしたが消える どうして原発?』。 1989年(チェルノブイリ原発事故の3年後)につくられた映画です。 福島第一原発の提起検査などに携わっていた52歳の父を骨がんで亡くした…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『朽ちた手押し車』:主題は今日的だが演出は当時でも古めかしい @ロードショウ・一般劇場

1984年に製作されたが、テーマ故か、お蔵入りしていた『朽ちた手押し車』を鑑賞してきました。 テーマ故かと書いたのは、新潟県親不知の漁村を舞台に、痴呆を患った老父と難病を患った老母の介護と安楽死が取り上げられているからです。 さて、映画。 安田忠雄(田村高廣)は妻(長山藍子)と娘、それに老父(三國連太郎)、老母(初井言榮)…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ブリムストン&トリークル』:ブラックなフェアリーテイル @DVD・中古購入

ミュージシャンのスティングが主演した1982年製作の劇場未公開作品『ブリムストン&トリークル』、以前、中古DVDを購入していたものを鑑賞しました。 一風変わったスリラーで、85分の小品ですが、スティング以外の出演者はデンホルム・エリオット、ジョーン・プロウライト(ローレンス・オリヴィエ夫人)、スザンナ・ハミルトンと芸達者ぞろい…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

名探偵ポアロ『三幕の殺人』:ピーター・ユスティノフのポワロ @VHS・レンタル

『死者のあやまち』に引き続き、ピーター・ユスティノフがポワロを演じている『三幕の殺人』について。 この作品には大物トニー・カーティスが出演しています。 なので、犯人はいわずもがな。 映画俳優チャールズ・カートライトは、引退してアカプルコに別荘を構えている。 別荘でのパーティに招待されたポワロとヘイスティング。 パー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

名探偵ポアロ『死者のあやまち』:ピーター・ユスティノフのポワロ @VHS・レンタル

先日、恵比寿まで出かけた帰り、足をのばして代官山蔦屋書店を訪れました。 お目当ては、ピーター・ユスティノフがポワロを演じている3本のテレビムービー。 3本とは製作順に『エッジウェア卿殺人事件』『死者のあやまち』『三幕の殺人』。 このうち『死者のあやまち』『三幕の殺人』が在庫しているようなのでレンタルすることにしました。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『霧の中の風景』:圧倒的な映像と演出に魅入られて @名画座・フィルム上映

今年早々に劇場で観た『エレニの帰郷』が遺作の20世紀の巨匠テオ・アンゲロプロス。 しばしばお世話になるキネカ大森30周年イベントで見逃していた本作『霧の中の風景』が上映されるということで、休日の午前中に足を運びました。 テオ・アンゲロプロスは好きな監督のひとりですが、その重量感から見逃した作品も多く、この作品もその1本。 …
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『ジグソーマン』:テレンス・ヤング監督の寂しい出来の遺作 @DVD・中古購入

『007 ドクター・ノオ』『007 ロシアより愛をこめて』の名匠テレンス・ヤングの遺作『ジグソーマン』、DVDで鑑賞しました。 主演はマイケル・ケイン、共演にローレンス・オリヴィエ、スーザン・ジョージ、マイケル・パウエル、チャールズ・グレイとなかなか豪華な顔ぶれ。 さて、映画。 元英国情報部の上級職員で、ソ連に寝返った…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『真夜中の狂気』:イカモノ食いのひと向けです @DVD・廉価版

ルッジェロ・デオダート監督の1980年製作作品『真夜中の狂気』、DVDで鑑賞です。 デオダート監督といえば超イカモノ映画『食人族』が有名ですが、それは未見。 過去に『フィーリング・ラブ』『バニシング』をロードショウ時に鑑賞しています。 うーむ、懐かしい・・・ さて、映画。 自動車修理工場を経営するデイヴィッド・ヘス…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『背徳の罠 死者のメッセージ』:ミステリーとしては尻すぼみ、ドラマとしても? @DVD・中古購入

トミー・リー・ジョーンズが若き神父に扮した『背徳の罠 死者のメッセージ』、またも悪い癖で、見慣れぬタイトルのDVDが廉価販売の棚にあったのを、ふらふらぁっと購入してしまいました。 原題は「BROKEN VOWS」、破られた誓い。 1989年製作のテレビムーヴィでした。 さて、映画。 ダウンタウンの教会で神父を務めるト…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more