テーマ:60年代

『王女メディア 』:土俗的な前半は素晴らしいが、後半は??? @リバイバル

『テオレマ』の前に観たピエル・パオロ・パゾリーニ監督作品は、1969年製作の『王女メディア』。 イタリア・オペラの名プリマ、マリア・カラスが劇映画に出演したのは、この1本ではないかしらん。 古代ギリシアの神話の時代。 山深い湖の畔で、ケンタウロス(半人半馬)に育てられたイアソン。 繰り返し聞かされた話は、 イアソンは王…
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『テオレマ』:パゾリーニ監督作品の極めつけ @リバイバル

1968年製作のピエル・パオロ・パゾリーニ監督作品『テオレマ』、リバイバル上映で鑑賞しました。 パゾリーニ監督は1922年生まれなので、ことし生誕100年。 『王女メディア』とともにリバイバル上映されています。 鑑賞順は前後しますが、製作の古い方から。 現代(つまり、60年代後半)のイタリア・ミラノ。 大工場主のパオロ…
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『ビリディアナ』:凄まじい、という一言しか出てこない @DVD

ルイス・ブニュエル監督の1960年作品『ビリディアナ』、DVDで鑑賞しました。 といっても、もうひと月ほど前のことで、レビューを書こう書こうと思っているうちに遅くなってしまいました。 本作、鑑賞するのはこれが3度目。 初見は同監督の『皆殺しの天使』と2本立て、2度目は『小間使の日記』『哀しみのトリスターナ』との3本立て。 い…
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『さらばアフリカ』:SDGs目指す観点から、いま必見の映画なのかも @名画座

正・続『世界残酷物語』に続いて名画座鑑賞したのは、グァルティエロ・ヤコペッティ監督の『さらばアフリカ』。 1966年製作で、同年日本でも公開、その後、1976年にもリバイバルされています。 当時の上映時間は2時間で、今回上映のイタリア語オリジナル版は20分長いです。 さて、映画。 1960年代のアフリカ。 欧州列強の植…
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『世界残酷物語』『続・世界残酷物語』:世界奇習物語 @名画座

昨年実施の「未体験ゾーンの映画たち2021」でHD ニューマスター版としてよみがえったグァルティエロ・ヤコペッティ監督のドキュメンタリー映画3本。 名画座で鑑賞しました。 今回は、 『世界残酷物語』『続・世界残酷物語』です。 60年代のドキュメンタリー映画の代表ともいえるこの2本、70年代に入って、2本を再編集して「総集編」と…
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『銃殺』:王と王国、ネズミと人間 @DVD

1964製作のジョセフ・ロージー監督作品『銃殺』、DVDで鑑賞しました。 原題は「KING AND COUNTRY」。 1966年ATG配給で公開され、日本タイトルはネタバレ的ですね。 さて、映画。 第一次世界大戦最中の1917年。 逃亡罪による軍法会議を待つ、英国軍ハンプ兵卒(トム・コートネイ)。 まだ23歳という…
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『秘密の儀式』:はっきりとしたものがない人間の心理の怖さ @DVD

1968年製作のジョセフ・ロージー監督作品『秘密の儀式』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの「発掘良品」シリーズでレンタルリリースされたものです。 このシリーズ、玉石混交で、どちらかといえば「石」にあたることが多いので、あらかじめ双葉十三郎「ぼくの採点表」の評を斜め読みしてからチョイスしました。 さて、映画。 60…
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『バーバレラ』:60年代を代表するキッチュSF映画 @録り置きVHS

1967年製作のロジェ・ヴァディム監督作品『バーバレラ』、録り置きVHSで鑑賞しました。 2000年前後に渋谷系映画としてリバイバルされたように思いますが、その時も未見。 録り置きVHSでの今回の鑑賞が初鑑賞です。 さて、映画。 遥か未来(かどうか不明)の宇宙世界。 宇宙船でバカンスを楽しむ女スペシャルエージェント(ら…
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『獲物の分け前』:サイケとモダンと東洋趣味の不思議な魅力 @録り置きVHS

1966年製作のフランス映画『獲物の分け前』、録り置きVHSで鑑賞しました。 96年に当時加入していたケーブルテレビで放映されたもので、不思議なことに、シネスコ画面をスクイーズ(左右を圧縮して)放送していました。 なんだか画面比率がヘンテコだなと気づき、シネスコ再生することで、元の画面サイズに戻りました。 こんなこともあるんで…
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『十三人の刺客』(1963年製作):時代劇の形を借りた「戦争映画」だった @東映70周年特集上映

1963年公開の日本映画『十三人の刺客』、東映70周年特集上映で劇場鑑賞しました。 ことし最後の劇場鑑賞。 「集団時代劇」の代名詞のような作品で、2010年に再映画化されていますが、どちらも未見。 監督は工藤栄一、脚本は池上金男(池宮彰一郎)。 さて、映画。 長く続く徳川の世の弘化元(1845)年九月、老中・土井大炊頭…
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『白い肌に狂う鞭』:陰影の濃い美しい画面で繰り広げられる、まだるっこしい怪奇映画 @名画座2本立

ルチオ・フルチ監督の名画座2本立てに続いての名画座鑑賞。 映画は『白い肌に狂う鞭』と『4匹の蝿』。 まずは、1963年製作の『白い肌に狂う鞭』から。 フランスの海岸、断崖の建つ古城。 ここでは、数年前、小間使いの娘の自殺が起こっていた。 自殺は、城の長男・クルト(クリストファー・リー)が娘を凌辱し、度重なる辱めを苦にし…
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『血とバラ』:元祖耽美的ファンパイア映画 @録り置きVHS

1960年製作のフランス・イタリア合作映画『血とバラ』、録り置きVHSで鑑賞しました。 監督は、ロジェ・ヴァディム。 1996年にテレビ放映されたものでの鑑賞です。 さて、映画。 第二次大戦終結から程ない頃。 ローマ近郊のカーンシュタイン邸に、古くから伝わる祭りのために人々が集った。 邸の主人は若いカーミラ・フォン・…
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『エヴァの匂い』:エヴァ沼にはまった愚かしい男の物語 @VHS

1962年製作のジョセフ・ロージー監督作品『エヴァの匂い』、買い置きVHSで鑑賞しました。 ジェイムズ・ハドリー・チェイスの『悪女イヴ』の映画化。 イザベル・ユペール主演で2018年にリメイクされた作品のオリジナルです。 さて、映画。 処女作が大いに評価された新進作家ティヴィアン(スタンリー・ベイカー)。 ある夜、パー…
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『博奕打ち 総長賭博』:崇高な理念が地に堕ちていこうとする時代の象徴 @東映70周年特集上映

1968年製作の山下耕作監督・東映映画『博奕打ち 総長賭博』、東映70周年特集上映で劇場鑑賞しました。 はじめにお断りしておくと、東映の任侠映画・ヤクザ映画はほとんど観ていません。 この映画は以前所属していた映画サークルで、先輩諸氏から「良いわよぇ」と聞いていた作品です。 さて、映画。 昭和九年、東京江東地区に縄張りを持…
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『雨のニューオリンズ』:60年代はまだガッチリとした映画が撮られていたね @VHS

シドニー・ポラック監督の1965年作品『雨のニューオリンズ』、買い置き中古VHSで鑑賞しました。 VHSのジャケットでは、タイトル上部にロバート・レッドフォードの名前が大書きされていました。 調べてみると日本公開は1969年で、製作から幾分、歳月が経過しています。 当初は、日本公開が見送られていたのかもしれませんが、レッドフォ…
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『ローズマリーの赤ちゃん』:不安なのは悪魔のせい、ああ、よかった! @DVD

ロマン・ポランスキー監督の1968年作品『ローズマリーの赤ちゃん』、DVDで鑑賞しました。 アイラ・レヴィンの同名原作も遥か昔に読み、本作も以前テレビで鑑賞しているのですが、136分の長尺となって、かなりカットされているはず。 それでは「改めて観るとするか」ということでの鑑賞です。 さて、映画。 1964年、米国ニューヨ…
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『太平洋の嵐』:日本側から見たミッドウェイ敗戦記 @DVD

1960年製作の日本映画『太平洋の嵐』、DVDで鑑賞しました。 本編タイトルにはありませんが、ポスターには「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦」のサブタイトルが付されています。 先にロードショウで観たローランド・エメリッヒ監督『ミッドウェイ』との見比べ鑑賞です。 さて、映画。 日本海軍の偵察士・北見中尉(夏木陽介)が主人公。 …
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『血ぬられた墓標』『血みどろの入江』:イタリア怪奇映画の父マリオ・バーヴァを観る @特集上映

前回の『ザ・ゴーレム』に続いてホラー映画です。 『血ぬられた墓標』『血みどろの入江』』、いずれも監督はイタリア怪奇映画の父マリオ・バーヴァです。 日本での劇場公開本数は少なく、バーヴァの名前を知ったのは? 遺作の『ザ・ショック』公開の1979年でしょうか(その後、テレビシリーズ1エピソードを監督しています)。 息子のランベルト・…
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『シービスト』:元祖スクリーミング・クイーンのバーバラ・スティール主演の珍作 @DVD

1966年製作のイギリス・イタリア合作のホラー映画『シービスト』、買い置きDVDで鑑賞しました。 ことしも夏に開催されることになった「夏のホラー秘宝まつり」、旧作ラインナップの多くはマリオ・バーヴァ監督作品が並びました。 バーヴァといえば(未見ですが)『血塗られた墓標』! 『血塗られた墓標』といえば、元祖スクリーミング・クイー…
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『いのちの紐』 :いのちの紐が途切れるとき・・・ @DVD

TSUTAYAの発掘良品シリーズから『いのちの紐』、DVDで鑑賞しました。 名匠シドニー・ポラック監督の劇場用映画デビュー作。 かつて浜村淳がラジオど幾たびか、この映画のことをしゃべっていて、観たいなぁと思っていた作品です。 さて、映画。 米国シアトル、初夏の夕暮れ。 カメラはシアトルの街を空撮でとらえ、人工池に囲まれ…
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』:傑出したシーンはあるものの全体的にまだるっこしい @ロードショウ

セルジオ・レオーネ監督の1968年作品『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』、ロードショウで鑑賞しました。 1969年の日本初公開時は『ウエスタン』というタイトルで2時間21分の短縮版でした。 テレビでさらに短縮されたバージョンを観たかも・・・と思っていましたが、どうも観ていなかったようで。 さて、映画。 む…
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『恋する男(女はコワイです)』:シチュエーションサイトギャグのつるべ打ち @企画上映

ピエール・エテックス監督・脚本・主演の1962年作品『恋する男』、企画上映で鑑賞しました。 原題は「LE SOUPIRANT」、求婚者という意味。 今回の上映では『恋する男』となっていますが、1963年に東和配給で『女はコワイです』のタイトルで劇場公開されています。 エテックスとともに脚本を書いたのはジャン=クロード・カリエー…
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『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』:アニエス・ヴァルダ監督の2本 @特集上映

アニエス・ヴァルダ監督の2本『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』を川崎市市民ミュージアムの企画上映「女性史月間特集」で鑑賞しました。 この2本、以前から観たくて、また、しばしば上映もされているのですが、これまではタイミングが合わず、観逃していました。 さて、映画。 『5時から7時までのクレオ』 若…
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『質屋』:あなたは「知っている」というが、わたしは「経験した」 @DVD・レンタル

シドニー・ルメット監督の1964年作品『質屋』、DVDで鑑賞しました。 シドニー・ルメットといえば、『セルピコ』以降の、70年代に入ってからの社会派サスペンス映画がなじみ深いですが、それ以前の作品は『十二人の怒れる男』以外、ほとんど観たことがありません。 この映画もタイトルだけは聞いたことはありましたが、内容はほとんど知りません…
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『ギャング情報』:ピリリとしまった英国製犯罪映画 @DVD

ことし初めての買い置きDVD鑑賞です。 鑑賞したのは1962年製作の英国映画『ギャング情報』。 いやもう、まったく知らなかった映画。 監督はケン・アナキン。 同年製作の『史上最大の作戦』の共同監督で名を馳せたが、たぶん、この頃が一番脂がのっていた時期で、1960年に『謎の要人悠々逃亡!』を撮っている。 さて、映画。 …
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『イカリエ XB1』:発見されたのは我々である @DVD・レンタル

ことし初めてのDVD鑑賞です。 鑑賞したのは『イカリエ XB1』、デジタル・リマスター版で昨年日本初公開された1963年チェコスロヴァキアのSF映画です。 さて、映画。 2163年のこと。 宇宙船イカリエ-XB1号は40人の乗務員を乗せ、アルファ・ケンタウリ系へと世界初の生命探査の旅へと出た・・・ というところから…
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『謎の要人 悠々逃亡!』: 英国流頭脳派脱走喜劇 @VTR録画

久しぶりに録り置きVTRでの鑑賞です。 映画は1960年製作のケン・アナキン監督『謎の要人 悠々逃亡!』。 放送されたのがいつだったか不明ですが、VHS(古!)録画してあったものです。 さて、映画。 第二次世界大戦後、10数年経った英国。 テレビ番組「思い出のアルバム」は、著名人のかつての知り合いを呼んで、本人の前で当…
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『若者のすべて』: ネオ・レアリズモの根底に流れるデカダンス @名画座

ことしは旧作を劇場で観る機会が例年よりも多いですが、この映画もそんな1本。 映画は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の1960年作品『若者のすべて』。 東宝東和によりリヴァイバル上映された1983年に一度観ているので、35年ぶりの再鑑賞ということになります。 さて、映画。 イタリア南部で貧しい生活を続けていたパロンディ一家。 …
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『火葬人』: うなされること必至の悪夢的映画 @特別上映

チェコスロバキア建国100周年を記念しての月例上映会へ出かけました。 今回の上映作品は1968年製作、ユライ・ヘルツ監督『火葬人』。 3年ほど前にオフシアター上映され、昨年秋にイメージフォーラムでのチェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ特集上映で数回だけ上映された作品。 日本ではDVD化されておらず、鑑賞する機会は少ないです。…
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『2001年宇宙の旅』: 殺されずに生き残った類人猿 @リヴァイバル・IMAX

製作から50年を経た『2001年宇宙の旅』。 クリストファー・ノーラン監督監修のもと修復された70ミリフィルムが国立映画アーカイブスで限定公開されましたが、そちらは前売りが瞬時完売、当日販売分も入手が困難そうなので、IMAXでの2週間限定公開に矛先を変えての鑑賞です。 鑑賞するのは、これが2度目。 前回は1983年のリバイバル…
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