テーマ:2020年

『デッド・ドント・ダイ』 :ジャームッシュ・ラブズ・ロメロゾンビ @ロードショウ

ジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』、ロードショウで鑑賞しました。 監督2作目の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』が日本に紹介されてから35年。 米国インディペンデンス映画の旗手も、もう60歳を過ぎている。 時の経つのは早いものだ・・・ さて、映画。 しがないアメリカの田舎町センターヴィル。 極北…
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『ベルリン、アイラブユー』 :アイラブユーではないだろうね @DVD

ことし2月にリリースされた『ベルリン、アイラブユー』、DVDで鑑賞しました。 2008年製作の『ニューヨーク、アイラブユー』から続く、コンセプチュアル・シリーズ『シティーズ・オブ・ラブ』」の第4弾。 その後、パリ、リオデジャネイロときて、今回はベルリン。 さて、映画。 ベルリンの移民シェルターに勤務するジェーン(キーラ・…
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『彼らは生きていた』 :戦争の実相は100年前も変わらない @ロードショウ

ことし1月末から公開のドキュメンタリー映画『彼らは生きていた』、ロードショウで鑑賞しました。 劇場を変えてのムーブオーヴァー上映です。 さて、映画。 第一次世界大戦時の記録映像を、デジタル化技術により修復・補正・カラーライズを行った上で、音声は帰還兵たちのインタビュー音声を修復して用いたという気の遠くなるような作業を費やし…
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『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』 :悪くはないが、肝心な点がどうも・・・ @ロードショウ

3月上旬から上映されている『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 舞台はフィンランド。 長年、町で美術商を営んできたオラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)。 しかし、ここ最近は客足も少なく、そろそろ潮時かと考えていた。 そんなある日、やり取りの少なくな…
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『ミッドサマー』 :こんな儀式なしだ、と思っているコチラが間違っているのかも @ロードショウ

『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督最新作『ミッドサマー』、ロードショウで鑑賞しました。 新型コロナの影響で、メジャー系映画の公開延期が相次いでいることもあって、先月下旬に公開された本作も、妙に評判を呼んで続映中。 最初はパスかしらん、とも思ったのですが・・・ さて、映画。 アメリカ人女子大生のダニー(フローレン…
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『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』 :たかが生きづらさの問題、というなかれ @ロードショウ

グザヴィエ・ドラン監督の新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』、ロードショウで鑑賞しました。 監督作品は『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy マミー』『たかが世界の終わり』に続いて7作目です。 さて、映画。 2006年のある日、若手人気俳優ジョン・F・ドノヴァン(キ…
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『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』 :かの名作も思い出す衝撃度200%の面白さ @DVD

ことし1月「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映されたイタリア製サスペンス・ミステリー映画『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』、DVDで鑑賞しました。 DVDジャケットの謳い文句は「すべてが覆るラスト! 衝撃度200%!!」 ほんとかしらん?とは思いつつも・・・ さて、映画。 殺人容疑の疑いをかけられた実業家…
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『ジュディ 虹の彼方に』 :愛されなかった子どもが最後に深く愛される物語 @ロードショウ

本年米国アカデミー賞主演女優賞受賞の『ジュディ 虹の彼方に』、ロードショウで鑑賞しました。 鑑賞したシネコンでは座席間隔をあけての販売でした。 まぁ、この映画、それほど一般ファンへの訴求力はないとみられたのか、元々から小さめのスクリーンでの上映。 ひとつ飛ばしての着席で、程よい埋まり具合・・・というのは、なんとも微妙な感じ。 …
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『レ・ミゼラブル』 (2019) :愛なき街パリ・モンフェルメイユ @ロードショウ

カンヌ国際映画祭審査員賞授賞のフランス映画『レ・ミゼラブル』、ロードショウで鑑賞しました。 『噫無情』の邦訳タイトルでも知られるヴィクトル・ユーゴーの同名小説と同じタイトルなので、はじめは、てっきり現代版のアレンジ作品かと思っていました。 小説の舞台となったパリ郊外のモンフェルメイユが舞台なだけで、小説とは関係ありません。 当…
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『黒い司法 0%からの奇跡』 :もうひとつの『アラバマ物語』 @ロードショウ

『クリード』シリーズの若きブラックスター、マイケル・B・ジョーダン主演の新作『黒い司法 0%からの奇跡』、ロードショウで鑑賞しました。 今回は80年代の米国の実話がベースの映画。 さて、映画。 80年代の米国。 ハーバード大学を出た若き黒人弁護士ブライアン・スティーブンソン(マイケル・B・ジョーダン)。 インターン時に…
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『羅小黒戦記 ロシャオヘイ センキ』 :絶賛まではいかないが愉しめる出来 @ロードショウ

昨年秋口から小規模に上映が続いている中国製アニメ『羅小黒戦記 ロシャオヘイ センキ』、シネコンのロードショウで鑑賞しました。 中国製の長編アニメを観るのは『ナーザの大暴れ』以来のことになるだろうか。 1979年製作だから、観たのは80年代の初めごろのはず・・・ いやぁ、もう大変な昔ばなしですね。 なお、短編アニメは20年ほど…
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『1917 命をかけた伝令』 :全編をワンカットでみせる意義が疑問 @ロードショウ

『アメリカン・ビューティー』『007 スカイフォール』『007 スペクター』のサム・メンデス監督最新作『1917 命をかけた伝令』、ロードショウで鑑賞しました。 本年の米国アカデミー賞でも作品賞・監督賞本命視されていた作品です。 結果は撮影賞・視覚効果賞・音響賞の3つの技術部門で受賞しましたね。 さて、映画。 1917年…
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『マザーレス・ブルックリン』 :主人公は風変わりだが、ハードボイルドの王道だなぁ @ロードショウ

エドワード・ノートン製作・監督・脚本・主演の『マザーレス・ブルックリン』、ロードショウで鑑賞しました。 といってもファーストランは終わっていて、少し時間をおいてのムーブオーバーです。 さて、映画。 1957年の米国ニューヨーク。 私立探偵事務所で探偵を務めるライオネル(エドワード・ノートン)。 画面チックと突発的な発声…
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『Red』 2020年・日本映画 :難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎ @ロードショウ

『幼な子われらに生まれ』で一皮むけた感のある三島有紀子監督『Red』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は、『ナラタージュ』が映画化されてもいる島本理生の同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 商社マンの夫と幼稚園に通う娘、そして実業家である夫の両親とともに東京の郊外・国立の邸宅で専業主婦の塔子(夏帆)。 経済的にも恵…
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『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 :女性同士の恋愛映画の斜め上をいく人間ドラマ @ロードショウ

『ナチュラルウーマン』のセバスティアン・レリオ監督新作『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターのデザインなどから、女性同士の恋愛映画のよう。 さて、映画。 米国ニューヨークで写真家として活躍するロニート(レイチェル・ワイズ)。 彼女のもとに父の死の知らせが届く。 彼女の父親は英国ロ…
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『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』 :これは舞台の方がぜったい面白いよなぁ(たぶん) @ロードショウ

太宰治の同名の遺作(未完)を基にした舞台劇の映画化『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』、ロードショウで鑑賞しました。 太宰って・・・あまり好きじゃあないんだけれど、主役ふたりの顔合わせが面白そうってわけで。 さて、映画。 戦後しばらくしてからの日本。 そこかしこに闇市が立ち並んでいる。 文芸誌編集長の田島周二(大泉洋…
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『影裏』 :愛したひとが別の面を持っていても愛せるかどうか @ロードショウ

沼田真佑の芥川賞受賞作映画化した『影裏』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は未読ながら、主役ふたりの顔合わせが楽しみ。 さて、映画。 岩手県・盛岡に転勤してきた今野秋一(綾野剛)。 勤務先は薬品卸会社の東北支社。 慣れない土地で心細さを感じていた今野は、ある日、ふとしたことから別部署で働く同い年の日浅典博(松田龍平)…
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『ドミノ 復讐の咆哮』 :脚本は雑だがデ・パルマ演出は愉しめる出来 @ロードショウ

ブライアン・デ・パルマ監督最新作『ドミノ 復讐の咆哮』、ロードショウで鑑賞しました。 デ・パルマ監督作品は2012年の『パッション』以来ですね。 21世紀になってからはガクンと監督ペースが落ちているようで、他には『ファム・ファタール』『ブラック・ダリア』『リダクテッド 真実の価値』しかありません。 さて、映画。 デンマー…
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『Fukushima 50』 :やはり「必見」といえる映画だと思う @試写会

東日本大震災の津波被害にあった福島第一原発のそのときを映画化した『Fukushima 50』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 タイトルは「フクシマ フィフティ」と読みます。 さて、映画。 2011年3月11日14時46分、最大震度7という巨大地震が発生。 のみならず、想定外の大津波が福島第一原子力発電所を襲う。 浸水…
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『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』 :ギリアムの悪夢に追い付いてしまった現実世界 @ロードショウ

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』、ロードショウで鑑賞しました。 呪われた映画・・・が代名詞にもなっている本作「THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE」(原題:ドン・キホーテを殺した男)は、構想から30年、製作と中断・中止を繰り返した、テリー・ギリアム監督悲願の作品。 しかし・・・完成するときには、あっさ…
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『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』 :極上のミステリー映画、というのに嘘はない @ロードショウ

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督最新作『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』、ロードショウで鑑賞しました。 ミステリーの女王アガサ・クリスティへオマージュを捧げたという映画だけれど、ホンマかいな?と少々訝しい感じがしないでもない。 が、ちょっとヒネッた『LOOPER/ルーパー』のような映画も監督…
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『ロマンスドール』 :美しい夫婦愛の物語を期待すると・・・ @ロードショウ

タナダユキ監督最新作『ロマンスドール』、ロードショウで鑑賞しました。 タナダ作品、映画では『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』『四十九日のレシピ』『ロマンス』『お父さんと伊藤さん』と観てきました。 どれも、すこし気になる、すこし面白い、すこし可笑しい・・・といったところ。 つまり、傑作ではないけれども、個人的には気にな…
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『リチャード・ジュエル 』 :尊厳を取り戻したひとりの人間に対して @ロードショウ

クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』、ロードショウで鑑賞しました。 1930年5月生まれなので、ことし誕生日を迎えると90歳になるわけだが、近年ますます凄まじい勢いで監督をし続けている。 たぶん、現役では最も早撮り監督でしょう。 さて、映画。 1996年、米国アトランタ。 高齢の母とふたり暮らしの…
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『ジョジョ・ラビット』: 如何にして真実から目を閉ざし、蒙昧になるか @ロードショウ

米国アカデミー賞でも話題の『ジョジョ・ラビット』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 第二次世界大戦末期のドイツ。 母親のロージー(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らす10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)。 彼のイマジナリーフレンドはアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ…
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『ラストレター』: 追記レビュー  @ロードショウ・シネコン

岩井俊二監督の新作『ラストレター』、先にレビューアップしていますが、書き足りないことがあるので、追記です。 この映画では、ロマンティシズムの奥底にある「うしろめたさ」を強く感じたわけですが、それ以外にも印象的なところがありました。 それは、死者に対する想い。 「私たちが想い続けている間は、美咲は生きているんでしょうね」…
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『ラストレター』:ロマンティシズムの奥底に横たわる「うしろめたさ」 @ロードショウ・シネコン

岩井俊二監督の新作『ラストレター』、ロードショウで鑑賞しました。 岩井監督作品って、そういえば『Love Letter』と『スワロウテイル』ぐらいしか観ていません。 珠玉のラブストーリー・・・というのが謳い文句ですが。 さて、映画。 40代半ばの主婦・裕里(松たか子)。 姉の未咲の葬儀のあと、彼女の娘・鮎美(広瀬すず)…
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『私の知らないわたしの素顔』:ヒネリの効いた女性サスペンス映画 @ロードショウ・単館系

ジュリエット・ビノシュ主演最新作『私の知らないわたしの素顔』、ロードショウで鑑賞しました。 ビノシュとは同年代。 気になる女優さんで演技派だとも思うのですが、個人的には、常に「がんばってます感」を感じるひとでもあります。 さて、映画。 ふたりの子どもを持つ50代のフランス文学教授のクレール(ジュリエット・ビノシュ)。 …
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『パラサイト 半地下の家族』:「なんじゃぁ。そりゃぁ」的なちゃぶ台返しをしたくなった一篇 @ロードショウ・シネコン

昨年のカンヌ映画祭での最優秀賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』、ロードショウで鑑賞しました。 監督はポン・ジュノ。 デビュー作『ほえる犬は噛まない』から『母なる証明』までは欠かさず観たが、どうにも好きになれない監督だなぁ・・・と思うことしきり。 さてさて・・・ ソウル(かどこかの大都市)に暮らすキム一家。 両親と…
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『2人のローマ教皇』:このふたりの人間 @限定上映・単館系

昨年末から限定上映されているNetflix作品『2人のローマ教皇』、ようやくつかまえることが出来て劇場で鑑賞しました。 前置きは、さて、映画。 タイトルに示される「2人のローマ教皇」とは、前ローマ教皇ベネディクト16世と現ローマ教皇フランシスコ教皇のこと。 ふたりの確執と、それぞれの過去、そして未来への物語が、ふたりの対話…
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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』:戦下の生と(性と)死 @ロードショウ・単館系

ことし2本目の劇場鑑賞は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』です。 2016年公開の『この世界の片隅に』の改訂増補版です。 原本のレビューはコチラから。 オリジナル作品では「戦争の「当事者」としての庶民」を強く意識しましたが、本作では・・・ さて、映画。 昭和19年、広島で暮らす19歳の浦野すず。 突然、見初めら…
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