テーマ:2016年

『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』:米国の半世紀が凝縮されたコメディ @DVD・レンタル

モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン主演の『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』、DVDで鑑賞しました。 前置きは省略して、さて、映画。 ブルックリンが一望できる眺めのいい部屋に暮らすアレックス(モーガン・フリーマン)とルース(ダイアン・キートン)のカーヴァー夫妻。 寄る年波には勝てず、エレベータのない5階のその部屋…
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『ぼくのおじさん』:真理を追究するひとが嘘をついてはいけない @ロードショウ・一般劇場

『オーバー・フェンス』につづく山下敦弘監督の新作『ぼくのおじさん』、ロードショウで鑑賞しました。 「ぼくの伯父さん」といえばジャック・タチだが、こちらは「叔父さん」。 お父さんの弟さん。 日本映画で「おじさん」といえば、山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズの寅さん。 妹・さくらの息子・満男からみれば、叔父さんだ。 たぶん、…
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『ジュリエッタ』:平凡な男たちが登場するアルモドバル流女性映画 @ロードショウ・シネコン

お気に入り監督のひとり、ペドロ・アルモドバル監督の新作『ジュリエッタ』、ロードショウで鑑賞しました。 『ライブ・フレッシュ』で惚れ込んでから、毎回、新作が楽しみな監督。 まぁ、それ以前の作品の作品も観ているけれど、頭を抱えそうな作品もいくつかありました。 前作『アイム・ソー・エキサイテッド!』がそっち系の作品だったこともあり、…
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『聖の青春』:いまさら自滅型青春ものではあるまい @試写会

松山ケンイチが20キロも増量役作りで挑んた『聖の青春』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 ロードショウされれば、劇場に行かねば!と思っていた映画でしたが・・・ さて、映画。 1990年代、将棋界に現れた怪童・村山聖(松山ケンイチ)。 彼の目標は、天才・羽生善治(東出昌大)を倒して、名人位を得ること。 しかし、幼い頃から…
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『手紙は憶えている』:なにがあろうとも「忘れてはならない」 @ロードショウ・単館系

アトム・エゴヤン監督最新作『手紙は憶えている』、ロードショウで鑑賞しました。 主演はクリストファー・プラマー。 1929年生まれなので、今年87歳になる。 2010年製作の『人生はビギナーズ』で米国アカデミー賞助演男優賞を受賞してから、更なる円熟期に入った感じ。 さて、映画。 認知症を患い、施設で暮らしているゼヴ・グッ…
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『新しいワタシの見つけ方』:虐待で傷ついた馬を保護する施設のハナシ @DVD・レンタル

馬と少女の物語、劇場未公開作の『新しいワタシの見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの月刊マガジンで小さく紹介されていたのを見て、レンタルした次第。 さて、映画。 高校生のエマ(グリア・グラマー)は優等生。 だけれど、仲間はずれが怖くて、最近付き合っている仲間はちょっと不良たち。 そんな仲間に誘われて、夜、…
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『マイ・ベスト・フレンド』:乳がんと不妊と女性の友情 @試写会

女性ふたりの友情を描いた『マイ・ベスト・フレンド』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 主演は、トニ・コレットとドリュー・バリモア。 モーウェナ・バンクスの脚本を、キャサリン・ハードウィックが監督した。 さて、映画。 幼馴染ジェス(ドリュー・バリモア)とミリー(トニ・コレット)。 小学生のときにジェスが米国から英国に越…
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『山河ノスタルジア』:西へ向かった中国が喪ったもの @名画座

11月の名画座鑑賞はジャ・ジャンクー監督の新旧2本立て。 1本目は最新作の『山河ノスタルジア』。 過去・現在・未来の三つの時代を舞台にした映画。 第1幕(1999年~)は、スタンダードサイズの粗いビデオ画像。 山西省の炭鉱の町。 タオ(チャオ・タオ)とリャンズー(リャン・ジンドン)とジンシェン(チャン・イー)は幼馴染。…
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『ふたりの桃源郷』:劇映画以上に劇的なドキュメンタリー映画 @文化庁映画週間

毎年楽しみにしている文化庁映画週間。 2本目は、『ふたりの桃源郷』。 山口県のローカル放送局・山口放送が25年間取材してきた山で暮らす老夫婦のドキュメンタリー。 もともとは、ローカルニュースのトピックス程度のものだったらしいが、継続的に取材をし、ドキュメンタリー番組として放送した何本かの番組映像ソースに、新たなに撮影した映…
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『さとにきたらええやん』:生き生き・活き活きした子どもたち @文化庁映画週間

毎年楽しみにしている文化庁映画週間。 優れた記録映画(ドキュメンタリー映画)を表彰し、受賞作品の上映が行われる。 今年は優秀賞を受賞した2本の作品を鑑賞しました。 1本めは『さとにきたらええやん』。 大阪西成区の釜ヶ崎。 そこにある「こどもの里」は、誰でも、いつでも利用できる児童保護施設。 いつでも門戸は開かれている…
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『デスノート Light up the NEW world』:デスノートルール内で展開する刑事物亜流

2006年に二部作で公開された『デスノート』の10年ぶりのシリーズ続編『デスノート Light up the NEW world』、ロードショウで鑑賞しました。 前作は、まぁ面白いかなぁといったところだけれど、どうにも「ルール縛りのゲーム感覚」が強いなぁと印象が残っていた程度。 とはいえ、最近、映画に出ずっぱりの気になるふたり池…
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『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』:ブリジット・ジョーンズ、ママになる

2001年に第1弾が製作された『ブリジット・ジョーンズの日記』の第3弾『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』、ロードショウで鑑賞しました。 2作目は最近おさらいしたところ。 まぁ、おさらいしなくても楽しめたかもしれないけれど。 さて、映画。 恋愛で失敗ばかりの太目のブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウ…
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『スター・トレック BEYOND』:前向きで陽気な開拓者精神の宇宙活劇 @ロードショウ・シネコン

2009年にJ・J・エイブラムス監督によりリブートした『スター・トレック』。 第3弾の『スター・トレック BEYOND』をロードショウで鑑賞しました。 前作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』では、ご贔屓ベネディクト・カンバーバッチも登場し、さらに前シリーズの第2作『カーンの逆襲』のリメイクと興奮昂奮でした。 さすれば、…
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『映画「続・深夜食堂」』:全体的にすっとぼけていて好感が持てる @試写会

2009年からテレビで3シリーズ放映した『深夜食堂』の映画化第2弾『続・深夜食堂』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 前作では、「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」をネタに3つの小話が描かれましたが、今回は「焼肉定食」「焼うどん」「豚汁定食」の3つ。 消化のよさそうな「とろろ」が前作と比べて、なんだか腹に張りそうなメニュ…
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『ダゲレオタイプの女』:後半、妖しさや怖さが減速していく @ロードショウ・単館系

黒沢清監督が全編フランスで撮った新作『ダゲレオタイプの女』、ロードショウで鑑賞しました。 『LOFT ロフト』や『叫』あたりでは、「この先、この監督の作品を観つづけていいのかしらん」と思っていたものだが、結局観つづけて、前作の『クリーピー 偽りの隣人』のような傑作に出会えて、観つづけた甲斐があった。 さて、今回は・・・ 世…
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『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』『少女椿』:悶絶しそうな新旧カルト映画の2本立て @名画座

1~2か月に1度の割合で訪れている名画座2本立て。 前回は『ジプシーのとき』『アンダーグラウンド』のエミール・クストリッツァ監督の2本立てでしたが、今回は悶絶しそうな新旧カルト映画の2本立て。 まずは旧作『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』。 大井武蔵野館で繰り返し繰り返し上映されていた1969年製作の東映映画だけれども、観る…
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『淵に立つ』:罰と赦されざる罪 @ロードショウ・シネコン

カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞受賞の『淵に立つ』、ロードショウで鑑賞しました。 脚本・編集も兼ねる深田晃司監督はこれまで何本か撮っているが、観るのは初めて。 「あの男が現われるまで、私たちは家族だった」という惹句も、ポスターデザインも不穏な雰囲気。 さて、映画。 小さな金属加工工場を営む利雄(古舘寛治)には、…
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『永い言い訳』:ダメダメダメダメ男に愛の手を @ロードショウ・シネコン

西川美和監督の最新作『永い言い訳』、ロードショウで鑑賞しました。 西川監督作品は『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』といずれも人間描写に唸らされてきました。 そして、物語の決着を観客に委ねる結末にも・・・ さて、映画。 衣笠幸夫(本木雅弘)は、津村啓の筆名で文学賞を受賞し、いまではテレビのクイズ番組…
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『湯を沸かすほどの熱い愛』:熱すぎるぐらいに熱い愛だ @試写会

宮沢りえ主演の『湯を沸かすほどの熱い愛』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 監督は中野量太。 これまで『チチを撮りに』(未見)などの作品があるが、大々的に劇場で公開される作品は本作が初。 宮沢りえも主演するのは『紙の月』以来。 共演のオダギリジョーは、前日に『オーバー・フェンス』を観ているので、連日のご対面。 さて、映画。…
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『オーバー・フェンス』:精々いまのうちに笑っておけよ @ロードショウ・単館系

『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く佐藤泰志の小説の映画化『オーバー・フェンス』、ロードショウで鑑賞しました。 前2作とも、ひとが生きることの生きづらさ、遣る瀬無さがヒリヒリと感じられたので、今回もそこいらあたりを期待していました。 さて、映画。 函館の職業訓練校建築科に通う白岩(オダギリジョー)。 妻と別れて、故…
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『人間の値打ち』:経済に踊らされて破滅した人と国 @ロードショウ・単館系

ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)の作品賞他を受賞した『人間の値打ち』、ロードショウで鑑賞しました。 2013年の製作なので、本国公開から3年経ていますね。 米国アカデミー賞作品でも興行成績が伸びない昨今においては、やはりなかなか公開しづらいのでしょう。 さて、映画。 あるクリスマスイブの夜、イタリ…
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『心霊ドクターと消された記憶』:封印した記憶、というのが正解 @DVD・レンタル

エイドリアン・ブロディ主演のサスペンス・ミステリー『心霊ドクターと消された記憶』、DVDで鑑賞しました。 ロードショウされたときから、絶対に観ようと思っていたが、とはいえ、劇場に足を運ぶほどの作品でもないだろう・・・といった類の作品。 まぁ、言っちゃ悪いが、名画座2本立てで観るのが相応しいような感じ。 さて、映画。 精神…
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『少女』:暗から明へと転換する少女の心を描いた映画 @ロードショウ・一般劇場

湊かなえ原作小説の映画化『少女』、ロードショウで鑑賞しました。 湊かなえの映画化作品では『告白』『北のカナリアたち』、テレビ化作品では『境遇』『贖罪』と観ているが、センセーショナルさが先立ち、人間の奥底までは描けていないなぁと思い、その後の映画化作品、ドラマ化作品は観ていない。 けれど、本作、どうにも気になる・・・ 気になる原…
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『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』:海外版は企画として無理があったかも @DVD

テレビ東京の人気番組の劇場版『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』、DVDで楽しみました(いつもは、鑑賞しました、と書いていますが)。 ことしの2月に劇場公開されたのですが、これはリヴィングで寝そべりながら、家人と「あーでもない、こーでもない」と無駄口を交わしながら観る類のものなので、「おしゃべり厳禁」の映画館には似…
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『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』:小さな少年の戦争と大きな奇跡 @ロードショウ・単館系

少年の目から戦争を描いた『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』、ロードショウで鑑賞しました。 「リトル・ボーイ」といえば、広島に投下された原爆のコードネーム。 米国西海岸のオヘアに暮らす小さな少年とのダブルミーニングであろうことは、まぁ、想像はつく(なお、長崎に投下された原爆はファットマンだが、映画でもファットボーイは登場する)。…
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『バースデーカード』:少々古くさい話だが、素直に描いていて好感 @試写会

橋本愛・宮崎あおい主演の東映映画『バースデーカード』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 謳い文句は「天国に旅立った母が 20歳まで娘に送り続けた、愛の手紙」。 あまりにも湿っぽいハナシだったらイヤだなぁ、と思いつつも、主演ふたりが魅力的なので、出かけた次第。 さて、映画。 芳恵(宮崎あおい)は、夫(ユースケ・サンタマリア…
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『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』:スピルバーグはファンタジーが不得手か @ロードショウ

スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』、ロードショウで鑑賞しました。 ここのところ『リンカーン』『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』『ミュンヘン』と、かなりパスした作品が多いスピルバーグ監督だけれど、前作『ブリッジ・オブ・スパイ』で見直したこともあって、2作続けての鑑賞です。 原作は…
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『レッドタートル ある島の物語』:絵本のような画で語る切ないラヴストーリー @ロードショウ・シネコン

スタジオジブリの最新作『レッドタートル ある島の物語』、ロードショウで鑑賞しました。 監督はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。 2000年に製作した8分の短編アニメーション『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞を受賞したひと。 日本・フランス・ベルギーの合作で、日本のジブリからはプロデューサーの鈴木敏夫と、アーティスティックプロ…
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『超高速!参勤交代 リターンズ』:面白さは前作の七掛けぐらい @ロードショウ・シネコン

2014年のスマッシュヒット『超高速!参勤交代』の続編『超高速!参勤交代 リターンズ』、ロードショウで鑑賞しました。 本木克英監督、土橋章宏脚本、それに主役陣も前作と同じ顔ぶれで、前作が面白かったので、続編も期待して出かけました。 さて、映画。 1万5千石の小藩・湯長谷藩の内藤政醇(まさあつ、佐々木蔵之介)は、江戸老中・松…
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『だれかの木琴』:わたしの、エロスに、火をつけて @ロードショウ・単館系

ことし82歳になる東陽一監督の最新作『だれかの木琴』、ロードショウで鑑賞しました。 80歳を過ぎて、なお、このような女性心理をえぐるような映画を撮るとは、『もう頬づえはつかない』『四季・奈津子』などの東監督である。 調べてみると、最近は「東ヨーイチ」名義でエロティック作品も撮っているよう。 さて、映画。 小夜子(常盤貴子…
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