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zoom RSS 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』:最後にしくじってしまった、それが重要:Myムービー掲載

<<   作成日時 : 2008/05/19 00:20   >>

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予告編で「アメリパン・パイ」の音楽が流れ、お気楽議員が独りでソビエトのアフガニスタン介入を、お気楽に阻止した物語かと思っていたら、かないビターな味わいの映画であった。

テキサス選出のトム・ハンクスは、酒と美女に眼がない。とはいえ、政治手腕は抜群。根回し・交渉なんてお手のもの。
困窮貧窮絶望状態の最前線・難民キャンプに出かけていくあたり、「こんな政治家欲しいぞ。できれば、会社の役員に欲しいぞ」なんて思うことしきり。

80年代のパキスタン以西の中東情勢なども、現在の日本の観客にはわかりづらいところもあるが、陰の007ばりに活躍する主人公は頼もしい。

とはいえ、その頼もしさが21世紀に入って、裏目に出た。

アフガンの軍事支援が、現在の米国とアラブ国家との対立の原因となった。
映画の中で、「アフガン支援、対ソビエトを宗教対立としないように」と、富豪のジュリア・ロバーツをトム・ハンクスは戒めていたにもかかわらずだ。

対ソビエト、対共産主義との戦いには勝ったけれど、その後のフォローがなかったために、禅師が語る「塞翁が馬」の故事にように、賽の目はいい方にばかりは転がらなかった。
フォローをしようとがんばるトム・ハンクスも、政府小委員会で認められなかったので、そのことは重々承知、悔いのみ残る。

マイク・ニコルズ監督としては、久々にビターな味わいの結末ではありますまいか。

ラスト、表彰台でスピーチするトム・ハンクスの苦い顔は、まさしく『卒業』のダスティン・ホフマンの苦い顔を彷彿とさせる。

物事、そうそう上手くいったものではないのですよ。

でもね、製作を兼ねたトム・ハンクス、作品としては「上手くいった」と、したり顔かしら、ねぇ。

全体評価は★4つです。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
まさしく、今つくられるべき映画でしたね。
私も最初は単なるお気楽映画かと、かる〜い気持ちで観始めましたが、何の何の。
堅苦しく、重くなるのを防いで、要領よくまとめた腕前はよかったですね。
でも、若い子にはちと判りにくかったとは思います。
ぷ〜太郎
2008/05/24 23:07

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