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zoom RSS 『千年の祈り』:わだかまり @ロードショウ・一般劇場

<<   作成日時 : 2010/02/14 23:01   >>

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2009年晩秋にミニシアターで公開された『千年の祈り』。
監督はウェイン・ワン。
群像劇の『スモーク』が代表作だと思うが、コメディなんかも得意な才人監督。
今回は、中国人父娘をわだかまりを静謐に表現した映画を撮った。

主役は中国人の父と娘。
娘は結婚してアメリカ北西部の町スポーケン在住、先頃、中国人の夫と離縁した。
父はロケット工学の技術者。
娘を心配して、アメリカまでやって来た。

ひとが行き交うことも少ないアメリカ北西部の町。
父と娘も交わす言葉がない。
娘の行状を慮って父親は何かと世話を役のだが、娘には重荷に感じる・・・

ひととひととは通じづらい。
父と娘であっても。

そんな小さな物語を、ウェイン・ワン監督は巧みに、丁寧に描いていく。

父と娘が初めて交わすアメリカでの食卓。
アメリカ風のトマトと煮込んだ鶏の煮込み。
中華鍋さえない娘の台所。

密かに入った娘の部屋で見つけたマトリョーシカ。
中味の人形が男と女が交互に入れ込んである・・・
友だちと夕食を共にするといいながら、独り映画館で映画を観る娘。

話を交わす知人も上手く見つけることができず放浪する父親。
公園のベンチで見つけたマダム。
マダムの言葉も英語でもなく、中国語でもなく、でもカタコトの英語で「気持ち」だけは通じ合う。
マダムは、実は、イランからの移民。

複雑なアメリカの様子、チャイニーズ・イン・アメンカの様子を簡潔に描き出していく。

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父と娘のわだかまりも、映画終盤に簡潔に描かれる。
ドラマを求める観客からすれば、肩透かしのような感じだろうが、淡々と語る父親と自ずと父親の語りを聞いてしまう娘の図など、とても映画的に感じる。

こういう静謐な映画が好みなので、ちょいと点は甘くなってしまいますが、★3つ半としておきます。

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2010年映画鑑賞記録

 新作:2010年度作品
  外国映画 7本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)
  日本映画 4本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)

 旧作:2010年以前の作品
  外国映画 6本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)←カウントアップ
  日本映画 0本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)
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