キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ブラック・ブレッド』:スペインの歴史的背景を理解していないと・・・ @ロードショウ・ミニシアター

<<   作成日時 : 2012/06/24 22:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


内乱後のスペイン。
共産主義は破れ、富めるものは富めるまま、貧者はますます貧しく人間性を無くしていく1940年代。
この後、スペインはフランコ独裁政権となり、支配者階層と被支配者階層の差は広がっていく・・・
そういうことが判っていないと、この映画、なかなか理解が出来ない。

そんな1940年代、スペインの一地方で、殺人事件が起こり、被害者は共産主義者。
被害者の息子が息絶え絶えの今際に告げたことばは、森に住む怪物の名前。
被害者の知見があった主人公の少年の父親に嫌疑がかかるが・・・

ほんとど予備知識なしで観たので、結構理解しづらいところがありました。
観終わってから、スペインのその時代について、思い起こしたり、ちょっと調べてみたりしました。

人間のダーク面を描いたミステリとの謳い文句。
たぶん、スペインのひとびとにとっては「あの時代のあの階層と階層の物語」といえば通じるのでしょうが、残念ながら、冒頭に書いたようなことを理解していないので、共産主義を目指し、内戦で破れ、貧者として敗者としての少年の父親の立場も、すっと理解できないし、少年の心情にも共感も理解もしづらいです。

いわゆる謎解きのミステリーではないので、クライマックスのカタルシスが来ることもありません。

被支配者階層で敗者の立場である少年が、敗者である父親の暗黒面に触れ、その後、支配者階層に転じて、結果、独裁政権の支配者層に転ずるという物語が、映画の本質だと思います。

同じような映画ということでは、ミヒャエル・ハネケ監督の『白いリボン』を思い出しましたが、リアルな描写を積み重ねてはいますが、その語り口はあまり巧くないので、少々つらいものがありました。

まぁ、観る前は、『パンズ・ラビリンス』『デビルズ・バックボーン』、もしくは『永遠の子どもたち』『アザーズ』のような、少しはファンタジー的要素がある映画と思っていたので、その点でも当てが外れました。

評価は、とりあえず、★3つ半としておきます。



------------------
2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画16本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)←カウントアップ
  日本映画 9本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画22本(うち劇場 0本)
  日本映画 4本(うち劇場 2本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ブラック・ブレッド』:スペインの歴史的背景を理解していないと・・・ @ロードショウ・ミニシアター キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる