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zoom RSS 『柔らかい肌』:トリュフォーの三角関係スリラー映画 @特集上映・単館系

<<   作成日時 : 2014/10/23 23:29   >>

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有楽町で開催中のフランソワ・トリュフォー映画祭。
先日の『黒衣の花嫁』の次に鑑賞したのは、1963年製作のモノクロ映画『柔らかい肌』。
トリュフォーがヒッチコックの敬愛ぶりを男女の三角関係に託した映画とのことで、これまた愉しみにしていました。
さて、映画。

中年の文芸評論家ラシュネーは妻子ある身。
講演で赴いたリスボンで、途中の旅客機で一緒だったキャビンアテンダントのニコルと再会した。
美しいニコルに心がよろめいたラシュネーは、彼女との関係に身をやつしていく。
しかし、ニコルを伴っての片田舎での講演旅行で、ふたりの関係は不穏なものなってしまう。
そして、ふたりの関係を知ったラシュネーの妻は、遂に・・・

と、ストーリーを書くと、身もふたもない三面記事的な三角関係バナシ。
まぁ、そんなに深みのあるハナシでもない。

妻のことを顧みず、新しい恋人に好き好き好きと寄り添って、でもその恋人の本意も理解できず、自身の仕事でがんじがらめになって、結局のっぴきならない状況に陥ってしまう、そんなアホな男のハナシなんだもの。

だけれども、それをスリリングに描いていくトリュフォーって、やっぱり・・・すごい。

冒頭、リスボンへの旅客機の搭乗時間に間に合うかどうかのスリリングから、これはコワいコワい映画ですよぉ、といっている。

中盤の片田舎での講演旅行での、予期せぬ仕事関係でどんどんと忙殺されて身動きが取れなくなってしまうラシュネー氏は、ヒッチコック映画の事件に巻き込まれた主人公そのもの。
このエピソードの積み重ねが、この映画でいちばんスリリング。

終盤、離婚を決意した妻と再び枕をともにするシーン、これも上手い。
ベッドルームとリビングを隔てる装飾壁が、スルスルとあがって閉じていくだけで表現し、その後、乱れたベッドを写すだけという簡潔な手法でエロチックシーンを演出している。

やあどうみても、ヒッチコックが撮った三角関係映画みたいですなぁ。

で、ショックシーンを締めくくるとは。
ヒッチコックの『サイコ』が1960年の製作ですから、むふふふふ。

評価は★4つとしておきます。

<追記>
トリュフォーと共同脚本のジャン=ルイ・リシャール、この後『華氏451』『黒衣の花嫁』『アメリカの夜』と組んでいますが、あの『エマニエル夫人』も手掛けています。
むふふふふのふふふ、です。
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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:71本
 外国映画45本(うちDVDなど 8本)
 日本映画26本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:137本
 外国映画111本(うち劇場12本)←カウントアップ
 日本映画 26本(うち劇場 5本)
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