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zoom RSS 『ある精肉店のはなし』:食肉マイスターというひとに寄り添った傑作 @文化庁映画賞受賞記念上映

<<   作成日時 : 2014/11/01 19:04   >>

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これまた映画鑑賞から1週間ほど経ってしまいましたが、昨年(2013年)12月から全国で上映が続いているドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』を、文化庁映画賞受賞記念上映会で鑑賞しました。
本作品は本年(平成26年)度の大賞を受賞した作品です。
さて、映画。

大阪・貝塚市。家族で牛を育て、屠畜し、その肉を売る小さな精肉店がある。
差別と向き合い、牛のいのちと全身全霊で向き合う家業のなかに、生きものとしての人間の姿が現れる。
「生」の本質を見続けた家族の記録。
受賞記念上映会のページから転載)

紹介文に「差別」とあるとおり、背景に部落差別の問題があるのだけれど、そんなことはさておきといってもいいくらい、ここに登場する「肉の北出」のひとびとは素晴らしい。
素晴らしい食肉のプロフェッショナルであり、マイスターである。

「肉の北出」では、食用牛の買付、飼育、屠畜、そして肉を捌き、一般家庭で口に入るかたちに食肉処理する。
屠畜から食肉処理をするかれらの手さばきは流れるようで、シンフォニーのごとく。

その手さばきの根底にあるのは、「いのちをいつくしむ」こと。

ひとが生きていくには殺生せざるをえない。
しかし、かれらは殺すということばは決して使わない。

人間が食べるために、牛を「割る」。
堪忍な・・・ありがとう。
絶対、おいしく、いただくからな。

獣肉食をしなかった食習慣や死そのものを忌避する文化的背景からか、このようなひとびとを江戸時代から差別してきたとは・・・恥ずかしい。

いのちの痛み・大切さをしっているかれらは、誇らしい。

そして、みんながみんなが人間として魅力的。
監督や製作者や撮影者が惚れ込んだのも無理はない。

人間に寄り添うドキュメンタリーとして、評価は★4つ半としておきます。

<追記>
オフィシャル・サイトはコチラから

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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:76本
 外国映画47本(うちDVDなど 8本)
 日本映画29本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ

旧作:2014年以前の作品:141本
 外国映画115本(うち劇場14本)
 日本映画 26本(うち劇場 5本)
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