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zoom RSS 『ああ結婚』:喜劇『昨日・今日・明日』と悲劇『ひまわり』の中間地点 @Gyao・無料配信

<<   作成日時 : 2014/12/26 21:53   >>

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昨日・今日・明日』と『ひまわり』の間につくられたヴィットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ主演の『ああ結婚』(1964年製作)。
公開当時のタイトルは『あゝ結婚』。
「ゝ」って・・・時代を感じさせるなぁ。
さて、映画。

第二次世界大戦中のイタリア・ナポリ。
17歳で娼館にきたソフィア・ローレン。
空襲の最中に彼女を見初めたマルチェロ・マストロヤンニは、なかなかのお金持ちの息子。
彼女を請け出したはいいが、腰は落ち着かず、あっちへふらふら、こっちへふらふらの身。
20年付き添ったソフィア・ローレンは、彼が経営する菓子店の切り盛りをするうちに倒れてしまい、瀕死の身。
今際の際(いまわのきわ)際ならばいいだろうと、彼女が望むとおり神父を呼んで結婚したならば・・・

と基本は艶笑喜劇なんだけれど、意外とシリアス。

戦後イタリアの持つ者と持たざる者の関係、持つ者にすがらざるを得ない持たざる者。
その持つ者がC調男だから、女としては堪(たま)ったもんじゃない。

この男女関係が笑うに笑えず、冷や汗たらたら。

前半はマルチェロ・マストロヤンニ主導で進むのだけれど、中盤以降は、主客が逆転。

ソフィア・ローレンは、忙しい中でも三人の子どもを設けてしまうんだから、そのバイタリティに脱帽。
そのうちひとりは、マルチェロ・マストロヤンニの子どもだというもんだから、彼としては誰が実子なのか確かめたくてオロオロするばかり。
まとめて面倒みてよと迫るソフィア・ローレンに・・・

ラストシーン、うれし泪のソフィア・ローレンと対照的に、観念したマルチェロ・マストロヤンニの表情は写さず、って。
むふふふふ。

かなりシリアスな雰囲気も漂うので、能天気に笑っていられないのだけれど、喜劇『昨日・今日・明日』と悲劇『ひまわり』の中間地点なので、なるほどと得心いたしました。

評価は★3つ半としておきます。

<追記>
サラ・ポーリーの『物語る私たち』で引用されたのが、この映画。
彼女、やはり、どうにもこうにも底意地が悪いようですなぁ。



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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:95本(日韓合作1本あり)
 外国映画62本(うちDVDなど13本)
 日本映画34本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:150本
 外国映画123本(うち劇場15本)←カウントアップ
 日本映画 27本(うち劇場 5本)
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