キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ヴェラの祈り』:夫婦の悲劇ものだが、勿体つけた演出に辟易 @ロードショウ・単館系

<<   作成日時 : 2014/12/26 23:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

『父、帰る』のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の2007年の長編第2作目『ヴェラの祈り』。
前作『父、帰る』は淡々とした映画で、個人的はいまひとつでしたが、最新作の『エレナの惑い』と同時期ロードショウされているの2回券を買って観ることにしました。
(2回券だとお安いのに惹かれたあたりが情けないのですが・・・)
さて、映画。

地方の工場地帯で暮らすアレックス。
彼には妻のヴェラと、息子キール、娘エヴァとがいるが、最近夫婦仲はあまりよくない。
薦められるまま、兄マルクが管理している、かつて暮らした田舎の生家で夏のあいだ家族と暮らすことにした。
ついて早々、妻から妊娠したこと、それも他人の子どもであることを告げられたアレックスは、それまで以上に妻ヴェラと向き合えなくなってしまう・・・

と、簡単に言えば、信頼を失った夫婦の悲劇。

なんだけれども、うーむ、どうにもこうにももどかしく撮るのかしらん。
そう思って途中で匙を投げたくなるような、勿体つけた演出。

淡々とした演出というのではなく、細部を描かず(描くのを放棄しているとしか思えない)、その場その場での役者たちのしんねりむっつりした表情を撮っているだけなので、どうにもこうにも観ていて気持ちが入っていかない。

にもかかわらず、オープニングとエンディングには、どうだ凄いだろうといわんばかりの映像表現があって、なんだかかなりひとりよがりな感じ。

オープニングは、一本の大木が生える田舎の草原を疾走する自動車。
ロングで撮って、カメラがゆっくりと右から左へ移動する。
それがいつしか、工場群の街の道路になり、急に雨が降ってくる。
自動車に乗っているのは、左腕を怪我した兄マルク。
銃で撃たれたらしく、弟アレックスに助けを乞いに来ているのだ。
なんともまぁ、ハードボイルドな雰囲気ではありますまいか。

エンディングは、なにもかも失ったアレックスが、オープニングと同じ田舎の草原の件の大木のもとで休んでいる。
再び自動車に乗って駆け出す。
カメラは左から右へ移動する。
遠くで砂煙をあげて消えていく自動車。
画面手前には、草を刈り、干し藁を積み上げていく農婦たちが現われる。
いつしか農業歌を歌いだす彼女たち。
うーむ、なにかの暗喩なのか、さっぱり判らない・・・
が、映像表現としては、すごい。

と、まぁこんな感じなので、仏作って魂入れず、かしらん。

2時間40分近い尺なんだけれど、ドラマが動きだすのは残り1時間を切ったあたりから。
うーむ、うーむ。

さて、最新作『エレナの惑い』は、いかがなものか。

評価は★2つ半としておきます。

画像

画像




------------------
2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:96本(日韓合作1本あり)
 外国映画63本(うちDVDなど13本)←カウントアップ
 日本映画34本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:151本
 外国映画124本(うち劇場15本)
 日本映画 27本(うち劇場 5本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ヴェラの祈り』:夫婦の悲劇ものだが、勿体つけた演出に辟易 @ロードショウ・単館系 キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる