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zoom RSS 『エレファント・ソング』:行き来する時制で描く心理ミステリィ @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2015/06/09 18:55   >>

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昨年『わたしをロランス』を観てから、気になっているグザヴィエ・ドラン
監督最新作『Mommy/マミー』に引き続いて、出演だけした『エレファント・ソング』をシネコンで鑑賞しました。
監督のシャルル・ビナメも、原作戯曲及び脚本のニコラ・ビヨンも知らないけれど・・・
さて、映画。

1966年、冬、カナダ(と思しき)の、ある精神病院で査問が開かれる。
呼ばれたのは、精神科医でもある院長(ブルース・グリーンウッド)と、看護師長(キャサリン・キーナー)。
事柄は、ひとりの精神科医の行方不明になったことから端を発した事件について。
その事件には、件の精神科医が担当している患者(グザヴィエ・ドラン)が関連していた・・・

というハナシ。

査問会と事件(といっても院長が患者のグザヴィエ・ドランに何か知っているかを問い詰めていくだけなのだが)が交互に描かれていく。

その手法は、かなり演劇的。
グザヴィエ・ドランを問い詰めるブルース・グリーンウッド院長から、カメラがパンすると、査問会に繋がるとか。
舞台で、照明を落とす、移動するなので、同じセットで時間を変化させる手法に似ています。

この時制が行ったり来たりするのが少々曲者で、事件そのものの核心から観客をミスリードしています。

ミスリードといえばもうひとつ。
事件に同性愛的な匂いがチラホラとするのですが、そこはそれ、患者役がグザヴィエ・ドランなので、さもありなん、きっとそういう傾向のハナシなんだろうなんて、先読み・深読みしてしまいます。

まぁ、これだけ書いたら、結構ネタバレですね。

時制の行き来は、さらに患者の子どもの頃のハナシも加わって、油断していると置いてけぼりを喰わされること必至。

切ない動機と切ない結末の、心理ミステリィとしては、なかなか良くできていると思います。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:36本
 外国映画27本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ
 日本映画 9本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:63本
 外国映画50本(うち劇場12本)
 日本映画13本(うち劇場 3本)
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