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zoom RSS 『アナと雪の女王』:おとぎ話の体裁を借りたアメコミものの変型 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2015/08/02 18:23   >>

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昨年の大ヒットアニメ『アナと雪の女王』を漸(ようよ)う、DVDで鑑賞しました。
アンデルセンの「雪の女王」に着想を得ているが、まったくの別物ですね。
さて、映画。

どこか北の王国の物語。
エルサとアナのふたりは、仲のよい王女姉妹。
しかし、エルサには魔法の力があり、なんでも凍らせることができる。
特に感情が高ぶると、その力を抑えきれない。
そのため、エルサはひとを避け、自室に閉じこもるようになったのだが、国王夫妻が不慮の事故で亡くなってしまう。

それから、3年。
成人したエルサに女王の座に就く戴冠式の日がやってくるが、その式の最中、エルサは自身の力をコントロールできなくなり、王国全体を雪と氷で閉じ込めてしまう・・・

というハナシ。

ふむふむ、なぁるほど、これはアメリカンコミックスの悩めるヒーローものの変型ですね。

コントロールできない有り余る力と、その責任。
さらには、その力をコントロールする源は、愛。

こういう図式は、現在のアメリカの姿の暗喩なのか。
それともこういう図式が、アメリカ国民に受け容れられ易い、ということなのか。

穿った観方をすると、少々薄ら寒いハナシでもあります。

まぁ、アメコミものの変型なので、判り易いストーリーを豪華な画面と覚えやすい歌で繋いでいるの観ているうちは飽きませんが。

とはいえ、少々、キャラクターのエピソード不足も目立ちました。

国王不在の間の執政官や、王国と貿易を図ろうとする隣国の高官、さらには地や石の精霊トロールなどは登場するだけで、映画に深みを与えるまでには至っていないように感じました。

主題歌の『Let It Go』のシーンは、プロモーションビデオのようなつくりで、映画全体からは浮いているし。
(まぁ、だから覚えやすくて、大ヒットしたのですが)
楽曲の見せ場としては、この後のエルサとアナの再会シーンの掛け合いシーンの方が見応えがありました。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。
(個人的には、1957年のソ連製アニメ『雪の女王』の奥ゆかしさの方が好きです。)

<追記>
ボーナスコンテンツとして、劇場公開時の併映短編『ミッキーのミ二―救出大作戦』も同時収録。
こちらは、映画の中から抜け出して、ミニーを救出しようとするミッキーの活躍を描くというもの。

冒頭、劇場のスクリーンに映し出された映像はモノクロ・スタンダードで、家庭のテレビで観ると、やけに小さいです。
で、スクリーンから抜け出した世界はカラーで、『カイロの紫のバラ』を思い出しました。

スクリーンの天地をひっくり返してのギャグなどは、ディズニーというよりはテックス・エイヴリー的ですね。

評価は★★★(3つ)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:57本
 外国映画45本(うちDVDなど 7本)
 日本映画12本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:88本
 外国映画73本(うち劇場15本)←カウントアップ
 日本映画15本(うち劇場 4本)
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