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zoom RSS 『世界から猫が消えたなら』:消えていくものはすべて大切なもの @試写会

<<   作成日時 : 2016/05/13 15:40   >>

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まもなく公開の「2016年最も泣ける映画」(というフレコミの)『世界から猫が消えたなら』、試写会で鑑賞しました。
いやぁ、こういうフレコミ・惹句って、かなり苦手・・・
だけど、猫は好きだし、ポスターのネコくん可愛いし。
ということでの応募&鑑賞です。
さて、映画。

北海道の田舎町で暮らす郵便配達員のボク(佐藤健)。
母(原田美枝子)を亡くし、時計店を営む父(奥田瑛二)とは母の死以来疎遠。
大学時代からの友人ツタヤ(本名タツヤ、濱田岳扮演)とはいまも交流があるが、映画館に勤める恋人(宮崎あおい)とは、いつしか疎遠になってしまった。
そんなボクはある日、悪性脳腫瘍で余命幾ばくもないことを医者から告げられたが、その夜、ボクそっくりの悪魔が現われて、「1日にひとつ、世界から何かを消す代わりに、君の命を1日伸ばしてやる」と告げられる・・・

というハナシ。

ゲーテが描くメフィストフェレスのハナシに似ているなぁ、というのが観る前の予感。
観ている最中は、「あれ、これはキャプラの『素晴らしき哉、人生!』の逆バージョンかしら」と思っていました。

まぁ、どちらにも似ている。
元来、この手の寓話は似ていても仕方がないので、そんなことはどうでもよろしい。

ようは語り口なんだけれど・・・

どうも、しっくりこない。
というのも、消されるもの(悪魔が選ぶんだけれど)が、ケータイ電話、映画、時計、そして猫と、端からボクにとっては重要な思い出に繋がるものばかり。

はじめから、重要なものを消しては、ハナシの底が浅くなってしまう。
「ま、これぐらいならいいか」的なものから消して、そんな軽く思っていたものが積もり積もっていくと、実は重要だった、てな語り口が定石だと思うんだけれど。

りゃんひさだったら、彼女との思い出に係わるケータイ電話が消えちゃった時点で「ごめん、もういいわ。そんなにつらい思いするなんて、オレ・・・」って思っちゃう。
ここで「ごめん」っていっちゃうと映画は1時間もしないうちに終わっちゃうんだけど、そうなるとロッド・サーリングの『ミステリー・ゾーン』になってしまう(ありゃ、前回『追憶の森』でもロッド・サーリングを思い出したぞ)。

というわけで、ちょっと底が浅いような気がして、感銘は薄し。

とはいえ、ロケーションがいい。
北海道の函館・小樽のくすんだようなモノトーン気味の街並みと、南米のカラフルな街並み。
それに世界の瀑布イグアスの滝の迫力。
ハナシはともかく、映像が心に沁みる。

ちなみに登場する「ミナト座」なる映画館は、函館十字街の「はこだて工芸舎」の建物を使用したもののようです。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品34本
 外国映画24本(うちDVDなど 0本)
 日本映画10本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ

旧作:2016年以前の作品:39本
 外国映画33本(うち劇場 7本)
 日本映画 6本(うち劇場 0本)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
わざわざイグアスの滝にしなくていいのではと思ってしまうんですけど。でも函館のロケはかなりいいです。欠点いっぱいで感動もなしですが、別に悪い感じが残るでもなく、昨今の若い人はこういうハナシが好きなんだと知らされた作品でした。ネコは抜群にかわいい。佐藤健もけっこう演技できるじゃん。
ぷ〜太郎
2016/07/19 15:57
ぷ〜太郎さん、コメントありがとうございます。
ストーリー的にはどうかと思うけれども、イグアスの滝は結構見ごたえありました。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のオーストラリアのエアーズロック(だったかしらん)を意識したのかもしれませんが。
りゃんひさ
2016/07/20 22:06

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