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zoom RSS 『イタリアのある城で』:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの自伝的コメディ @特集上映

<<   作成日時 : 2016/07/07 23:00   >>

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フィルムセンターで開催中のEUフィルムデーズ。
毎年、劇場未公開のヨーロッパ各国の映画が観れるので楽しみにしている企画です。
今年はなかなか足を運べず、今回が1本目。
映画は、フランスの女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが2013年に監督した『イタリアのある城で』。
調べてみるとこれが3本目のよう。
フランソワ・オゾン監督作品『ふたりの5つの分かれ路』あたりから注目した彼女だが、なかなかの才媛のようです。
さて、映画。

元女優のルイーズ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)はイタリア出身。
彼女の亡父は荘園の領主で、広大な城を所有していた。
何年にも渡って維持していたが、維持費が高く、どうすればいいか、家族で悩んでいた。
家族は、ピアノの巧い母(マリサ・ボリーニ)と、エイズに罹っている兄ルドヴィク(フィリッポ・ティーミ)の三人。
兄には、常に寄り添ってくれる女性の親友ジャンヌがいる。

ある冬の日、家族会議に出るための旅の途中、ひとりの青年ネイサン(ルイ・ガレル)と出逢う。
そのときは知らなかったのだが、ルイーズにとって彼は、かつての仕事仲間の監督アンドレ(アンドレ・ウィルム)の息子だった・・・

というハナシ。
作品紹介を読むと、テデスキの自伝的要素が濃い話らしい。
ふーん、テデスキってイタリアの領主の娘なのかぁ。

映画は、ルイーズの恋愛を縦糸、家族の問題を横糸にして描かれていきます。

縦糸の恋愛バナシには、アラフォーであるルイーズの「子どもが欲しい願望」がキョーレツに盛り込まれていて、いくつかのエピソードが笑いを誘います。
例えば、体外受精を試みにネイサンと病院に出かけるハナシでは、手首に付けられたネームバンドが誤っていて、別人の精子で受胎しそうになるとか。
また、イタリアの田舎町にある、座れば妊娠すると信仰されている奇跡の椅子のハナシだとか。

横糸の家族の問題では、城の処分問題もさることながら、どんどんと重篤化していく兄ルドヴィクのハナシに重きがおかれています。
ルドヴィクとジャンヌの結婚バナシに加え、かつての親友でいまはアルコール依存症に罹って金策ばかりしているセルジュ(グザヴィエ・ボーヴォワ)が絡み、事態をややこしくしたりもします。

ただし、テデスキの演出が散漫なため、全体を通じて、すこぶる面白いというところまで至っていないのが残念でした。

評価は★★★(3つ)としておきます。

<追記>
テデスキの人脈の広さが現われているようなキャスティングで、英国サザビーズでのオークションシーンにオマー・シャリフが顔をみせたりします。
その他、『ボローニャの夕暮れ』のシルヴィオ・オルランドがイタリアの市長役で出演していますし、セルジュ役のグザヴィエ・ボーヴォワは『チャップリンからの贈りもの』『神々と男たち』の監督、アンドレ・ウィルムは『ル・アーヴルの靴みがき』『白い花びら』などアキ・カウリスマキ作品の常連と国際色豊かです。
なお、母親役のマリサ・ボリーニは、ピアニストでテデスキの実母だそうです。

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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:48本
 外国映画32本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ
 日本映画16本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:61本
 外国映画49本(うち劇場 9本)
 日本映画12本(うち劇場 4本)
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