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zoom RSS 『ゴジラ』1984年:バブル期に向かう時期に復活したゴジラ @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/10/07 23:32   >>

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ことしの注目作品『シン・ゴジラ』、日本におけるゴジラ映画の復活である。
しかし、以前も、ゴジラが復活したことがあった。
1984年(昭和59)の『ゴジラ』である。
さて・・・

日本のゴジラ映画史上、怪獣がゴジラしか登場しないのは、昭和29年版と『シン・ゴジラ』とこの映画だけである。
しかし、『シン・ゴジラ』は、いまだかつて超巨大生物襲われたことのない日本を舞台にしていたが、この昭和59年『ゴジラ』は昭和29年以来、2度目のゴジラ襲来となる。
そこが大きく異なる。

そして、映画は太平洋沖の調査船がなにものかによって襲われるところから始まり、それが、かつて日本を襲ったゴジラだと生存者の証言により明らかにされるところから始まる。

映画は、その生存者が帰属する研究所の面々、事故をかぎつけた新聞記者、それにゴジラ対策を講じる政府の面々とおおよそ三方面から描かれていくが、『シン・ゴジラ』を観てしまっては、研究所の面々と新聞記者という民側のドラマがあまりの嘘くささ(予定調和とご都合主義)で白けてしまう。
対して、政府の面々の行動は、米ソによる戦略核使用から日本を守ろうとするなど、『シン・ゴジラ』に通じるところなどもあり、先見性も感じられる。
ただし、首都防衛装置であるスーパーXなる兵器の登場や、先に述べた研究所の帰巣本能を利用したゴジラ掃討作戦を安易に選択してしまうなど、かなりユルユルのことろも目立つ。

まぁ、東宝チャンピオンまつりでのゴジラシリーズを終了させてから、十数年ぶりにゴジラを復活させようという意気込みはよかったのだけれど、結果的には時期が悪かった。
バブル期に突入しよう(突入していたかも)という時期において、ゴジラが象徴する「人知を超えた恐怖」、それも、そもそもの原因が人間にあるという恐怖は、製作者側にまるで想像できなかったとしか思えない。

少なくとも、バブル崩壊後に、このゴジラが復活していたならば、経済に大打撃を与える存在という意味で、また別の視点があったかもしれない。

しかしながら、この時期にゴジラがとにかく復活したことで、1989年(平成元)には『ゴジラVSビオランテ』で、センス・オブ・ワンダー魂とアドベンチャー魂をもってゴジラが復活する。
それも、この『ゴジラ』の設定を踏襲してである。

映画の出来はさておき、ゴジラ映画史上、忘れてはならないゴジラであろう。

評価は★★☆(2つ半)としておきます。

<追記>
初公開時に、実家の近所の映画館で観たときは、なぜだか松竹映画の『男はつらいよ』シリーズか何かと2本立てだった。
その映画館は、末期的状況だったのだと思う。
終映後、まわりに観客がいなくて、非常に寂しい思いがしたものだった。

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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:85本
 外国映画59本(うちDVDなど 8本)
 日本映画26本(うちDVDなど 5本)

旧作:2016年以前の作品:93本
 外国映画73本(うち劇場14本)
 日本映画20本(うち劇場 6本)←カウントアップ
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