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zoom RSS 『猟奇島』『新・猟奇島』:孤島のマン・ハンティング映画2本 @DVD

<<   作成日時 : 2017/01/31 11:02   >>

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ここのところ真面目な映画が多いので、久しぶりに好事家りゃんひさが2本の映画をDVDで鑑賞です。
映画は1932年製作の『猟奇島』と、1961年にリメイクした『新・猟奇島』です。
原作者が同じリチャード・コネルで、孤島のマン・ハンティング映画。
リチャード・コネルというと(と以前から知っているかのようだが、ちょっと調べてみた結果)、フランク・キャプラ監督の『群衆』の原作やリチャード・ソープ監督のミュージカル『姉妹と水兵』の脚本などを書いている。
さて、映画。

まずは『猟奇島』。

ハンターのレインスフォード(ジョエル・マクリー)を乗せた船が珊瑚礁で座礁してしまう。
危険地帯を報せるブイの位置がずれていたからだ。
彼以外の乗組員は、珊瑚礁近くに屯していたサメの群れにやられてしまう。
近くの孤島に辿り着いたレインスフォードは、その島に石邸がそびえているのを発見して助けを請う。
その邸の主人はザーロフ伯爵(レスリー・バンクス)と名乗るロシアからの亡命者で、他に難破船で漂着したマーティン・トロウブリッジ(ロバート・アームストロング)とその妹イヴ(フェイ・レイ)が厄介になっていた。
しかし、イヴによると一緒に助けれられた仲間はもうふたりいたのだが、数日前から姿が消えていた。
伯爵の話によると、ふたりとも島のジャングルに逃げ出したというが・・・

というところから始まる物語で、63分の尺。

監督はアーネスト・B・シュードサックアーヴィング・ピシェル
脚本はジェームズ・アシュモア・クリールマン

やたらとスタッフやキャスト名を書いているが、シュードサック、クリールマン、ロバート・アームストロング、それにフェイ・レイは翌年の『キング・コング』とスタッフ・キャストが重複している。
さらに、ジャングルのセットも『キング・コング』のもの。

想像だが、『キング・コング』の撮影後のセットを使って、短期間に撮り上げたものではなかろうか。
公開が後先になってしまったのは、『キング・コング』の特撮に時間がかかったから。

と、まぁ、そんな事情は脇にいておくとして、映画は結構面白い。

そりゃまぁ、現代の見せ場たっぷり、これでもかこれでもかの映画と比べると、前半はほとんど室内劇のようだし、難破のシーンも特撮とわかるし、サメに襲われるシーンも別の映画のサメのシーンをちょっと借用しただけだったりするけれど、小気味よい台詞と小気味よい編集であれよあれよと見せていきます。
そんな中での見ものは、レスリー・バンクスの怪演。
あらゆる動物を狩りつくして、最後に辿りついたのが人間狩りだったという異常性格が良く出ています。

そして、後半。

マーティンも殺され、二人きりになったレインスフォードとイヴが、ザーロフ伯爵のマン・ハンティングの標的にされるのだが、ハンターが狩られる側になって逃げ延びるにしては、いまひとつ工夫を欠いていて惜しい。
ただし、逃げるイヴのドレスがボロボロになって半裸状態になったり、レインスフォードも上半身裸になったりと、当時はかなりエロティックな見世物だったのだと思います。

ラスト、ボートで逃げるふたりを、返り討ちにあったザーロフ伯爵が生き絶え絶えになりながら弓で狙うカット、窓の向こうに逃げるボート、窓から息絶えて落ちていく伯爵をワンシーンで捉えたカットはかなり上手く、最近の映画ではなかなかお目にかかれないかもしれません。

評価は★★★(3つ)としておきます。
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つづいて『新・猟奇島』。

ジョニー、ベティ、ピート、ジェニーの男女四人が、ボートを駆って海洋で大騒ぎをしている。
酔っ払いの船長トニーが寝入った隙に、救命ボートを持ち出して、離れた島まで冒険に出かけるが、ジョニーが落とし穴にはまって怪我をしてしまう。
助けを求めて島内を歩くうち、バーロー博士の邸宅を見つける。
手当を受けるうちに夜も更け、バーロー博士は四人に泊まっていけ、と勧める・・・

というところから始まる物語で、68分の尺。
ここへバーロー博士の妻サンドラと博士の友人ジェラルドとの不倫話が加わって、先に逃げ出したサンドラとジェラルドがハンティングされてしまう。

バーロー博士の性格付けも第二次世界大戦で狙撃兵をしていたがため、人間を標的にする味が忘れられず、と以外にも平凡。
さらに、若い男女四人がほとんど危機らしい危機に遭遇しないので、拍子抜けしてしまう。

見所は、博士の手下のひとりが強酸のタンクに落ちて溶けていく残酷シーンと、狩られた人間たちが剥製として飾られている洞窟のセットぐらい。

製作・監督・脚本はラルフ・ブルックというひとで、長編はこれ1本のみ。

評価は★☆(1つ半)としておきます。
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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:10本
 外国映画 9本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:10本
 外国映画 8本(うち劇場鑑賞 3本)←カウントアップ
 日本映画 2本(うち劇場鑑賞 0本)
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