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zoom RSS 西村京太郎サスペンス『海の沈黙』: 最晩年の南田洋子の鬼気迫る演技 @テレビBS

<<   作成日時 : 2018/06/22 23:08   >>

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もう観てから2週間ほど経っているのですが、少々興味深いサスペンスドラマを観たので忘備として記しておきます。
作品は、西村京太郎サスペンス『海の沈黙』。
偶々、平日の昼間につけたBSチャンネルでの放送で、調べてみると、2001年初放映の作品のようです。
物語は・・・

ある中年夫婦が殺害されて、自宅で発見される。
現場には、血塗られた包丁を持ったお手伝いさん(南田洋子)がいた。
放心状態の彼女は、聴覚障碍をもっており、通常の事情聴取が出来なかった。
福祉事務所に連絡し、手話通訳士の女性(松下由樹)を呼ぶが、被疑者は反応をしない・・・

というところから始まる物語で、2時間サスペンスドラマで聴覚障碍者を扱うのは非常に珍しい。

心を開かない被疑者に対して、手話通訳士は自分の生い立ちを語り始めるが、彼女の両親も聴覚障碍者だった・・・と展開し、事件の真相以上に、障碍者家族の心情を掘り下げていくドラマが興味深い。

もともとは西村京太郎お得意の十津川警部シリーズの一篇だったようだけれども、シリーズにまとわりつく、2時間ドラマ特有の薄っぺらもなく、障碍者家族としての偏見やハンデキャップが充分描かれており、偶々chチャンネルをあわせただけなのに、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

特に、南田洋子の演技は鬼気迫るところもあり、最晩年の代表作に数えていいと思います。

機会があれば、もういちど観たい2時間ドラマでした。

なお、タイトル『海の沈黙』は、ナチス・ドイツに対するフランス・レジスタンス文学に因り、沈黙による抵抗を意味します。
1947年にジャン=ピエール・メルヴィル監督によって映画化されています。
こちらも秀作です。

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