『帰郷』 ハル・アシュビー監督 (1978) :これもひとつの「戦争映画」 。いま観る意義は大きい@DVD

買い置きDVDでの鑑賞その2。 先に観た『チャンス』に引き続いて、ハル・アシュビー監督作品『帰郷』です。 『チャンス』と同じく初公開時にも観ているので2度目の鑑賞ですが、あれから40年(!)が経ちました。 さて、映画。 1960年代の米国西海岸。 海兵隊の大尉・ボブ(ブルース・ダーン)を夫に持つサリー(ジェーン・フォン…
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『チャンス』 ハル・アシュビー監督 (1979) :いないけれども、そこにいる・・・ @DVD

ことしも早や12月、年末には掃除をしなければならないが、買い置きDVDも鑑賞して整理しないと・・・ というわけで、買い置きDVDで『チャンス』を鑑賞しました。 そういえば、昨年度の「午前十時の映画祭」のラインナップに並んでいましたね。 さて、映画。 中年庭師のチャンス(ピーター・セラーズ)。 ある朝、暮らしている古い屋…
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『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』:居心地の悪いインド製サスペンスコメディ @ロードショウ・単館系

11月から公開中のインド映画『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』、ロードショウで鑑賞しました。 評判がいいので時間を作って観に出かけましたが、インド映画は久しぶりかしらん。 一時期よりも公開本数は増えているようですが、ここのところはご無沙汰。 さて、映画。 盲目のピアニスト、アーカーシュ(アーユシュマーン・クラーナー)…
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『国家が破産する日』:日本でも同じように振り返ってみたいものだが・・・ @ロードショウ・単館系

11月から公開中の韓国映画『国家が破産する日』、ロードショウで鑑賞しました。 評判がいいので時間を作って観に出かけましたが、韓国映画は久しぶりかしらん。 さて、映画。 国民が好景気に沸く1997年韓国。 しかし、実際には国家の財政破綻が近づいていた・・・ というところから始まる実録経済サスペンス映画。 映画は…
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『馬ありて』:ナレーションなしの全編モノクロ映像で綴るドキュメンタリー @ロードショウ・単館系

11月末から単館公開中のドキュメンタリー映画『馬ありて』、ロードショウで鑑賞しました。 さて、映画。 北海道帯広市、世界で唯一、ばんえい競馬を行っている。 そのばんえい競馬の競走馬(ばん馬)を繁殖育成している農家。 同じく北海道むかわ町穂別の馬繁殖農家たち。 時期が来れば、草ばん馬のお祭りで皆が愉しむ。 岩手…
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『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』:過去作のあらすじもついている、これだけでもOK @試写会

年末公開の米国アニメ映画『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 シリーズ3作目で、最終作完結編です。 さて、映画。 亡き父を継いで、ドラゴンライダーのバイキングのリーダーとなったヒック。 彼らがドラゴンたちと暮らすバーク島は、救助保護してきたドラゴンたちで過密状態だった。 そんな中、周囲の…
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『アヴリルと奇妙な世界』:煤けた世界の、明朗快活不足の空想冒険アニメ @DVD・レンタル

今夏、企画上映の中で劇場公開されたアニメ映画『アヴリルと奇妙な世界』、DVDで鑑賞しました。 製作は、フランス、ベルギー、カナダの合作。 すべてフランス語圏ですね。 製作年度は少々古くて2015年です。 さて、映画。 ナポレオンのプロイセン侵攻がなかったため、平和的な道を歩んだ、現代とは別の発展を遂げたフランス・パリ。…
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『ドクター・スリープ』:キング節を持ち込んでの映画『シャイニング』の続編 @ロードショウ・シネコン

スティーヴン・キング原作の映画化『ドクター・スリープ』、ロードショウで鑑賞しました。 『シャイニング』の40年後・・・という謳い文句だが、この映画、位置付けが難しい。 その理由は後で書くとして、さて、映画。 1980年の米国コロラド山中にそびえるオーヴァールック・ホテルで起こった惨劇。 生き残った少年ダニーは、母親ととも…
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『魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち』:ロシア発・土着民俗オカルトミステリー3部作の1 @DVD・レン…

今秋企画上映で公開されたロシア映画『魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち』、DVDで鑑賞しました。 ゴーゴリといえば、『外套』などのロシアの文豪。 だが、一篇も読んだことはない・・・ さて、映画。 19世紀のロシア、サンクトペテルブルグ。 司法書記官を務めるニコライ・ゴーゴリ(アレクサンドル・ペトロフ)は、実…
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『たちあがる女』:ちょっとやりすぎ感もある女性の映画 @DVD・レンタル

今春公開のアイスランド映画『たちあがる女』、DVDで鑑賞しました。 監督は『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソン。 さて、映画。 アイスランドの田舎町。 合唱団の講師をする、40代後半の女性ハットラ(ハルドラ・ゲイルハルズドッティル)。 自然豊かな地だが、近くにはアルミニウム製造工場があり、そこでは送電線が切…
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『テルアビブ・オン・ファイア』:民族間対立を背景にゲラゲラ笑わす秀作 @ロードショウ・単館系

イスラエル人とパレスチナ人との対立をモチーフにした『テルアビブ・オン・ファイア』、ロードショウで鑑賞しました。 窓口に1時間半以上前に到着したのですが、上映回数が少なく、座席数も少ないので、前方にわずかしか席は残っていませんでした。 また出直すのも面倒なので、前から3列目での鑑賞。 最終的には満席になっていました。 さて、映…
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『泣くな赤鬼』:抑制が効いた演出で、難病映画というよりも良質な青春映画になった @DVD・レンタル

ことし6月に公開された『泣くな赤鬼』、DVDで鑑賞しました。 原作は重松清。 監督は兼重淳。『キセキ その日のソビト』を撮ったひとだが、観ていません。 調べてみると『海よりもまだ深く』『海街diary』などの是枝監督作品の助監督を務めていたひと。 さて、映画。 野球部の顧問を務める中年高校教師・小渕隆(堤真一)。 か…
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『シャイニング』:キューブリックが「シャイニング」を映画化した理由(ちょっとした考察) @DVD・レンタル

1980年のスタンリー・キューブリック監督作品『シャイニング』、DVDで鑑賞しました。 まもなく続編の『ドクター・スリープ』が公開されるので、その予習も兼ねての復習鑑賞です。 原作も2回読み、映画はこれで3回目。 とはいえ、鑑賞するのは38年ぶりなので、細部は結構忘れています。 さて、映画。 米国コロラドの山中にそびえ…
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『カツベン!』:活劇も笑いも涙も活弁の語りも愉しめる極上の一篇 @試写会

周防正行監督最新作『カツベン!』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 主演は、直前に観た『愛がなんだ』の成田凌。 さて、映画。 映画黎明期の大正時代。 活動弁士になることが夢の少年・俊太郎、憧れの弁士は山岡秋聲(永瀬正敏)。 月日は流れ、青年になった俊太郎(成田凌)は活動弁士になったものの、それは窃盗団のお先棒担ぎ。 …
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『愛がなんだ』:登場人物の誰にも共感できないが、面白くないわけではない @DVD・レンタル

今春公開された『愛がなんだ』、DVDで鑑賞しました。 監督は今泉力哉。 これまでに何本も撮っている作品は、評判のいいものもあるようだが、鑑賞するのはこれが初めて。 さて、映画。 28歳のOLテルコ(岸井ゆきの)。 あまり親しくもない友人の友人の結婚式二次会パーティで出逢ったマモル(成田凌)と恋愛関係。 いや、恋愛関係…
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『アイリッシュマン』:スコセッシ監督の犯罪映画の集大成 @ロードショウ・限定上映

巨匠マーティン・スコセッシ監督最新作『アイリッシュマン』、限定上映で鑑賞しました。 本作はNetflixオリジナルの配信作品なのですが、一部劇場&期間限定での上映です。 尺は監督最長の210分、3時間半! スコセッシ監督の犯罪映画の集大成の感があるので、見逃せません。 さて、映画。 90年代の米国のとある高齢者施設。 …
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『ターミネーター:ニュー・フェイト』:問題続出のシリーズ最新作(ネタバレ) @ロードショウ・シネコン

ジェームズ・キャメロンとゲイル・アン・ハードが生み出した『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』、ロードショウで鑑賞しました。 第1作から『ターミネーター3』までは観ましたが、その後の作品は観ていません。 今回は『ターミネーター2』の「正統な続編」となんだか胡散臭い謳い文句がついているが、やはり気にな…
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『影踏み』:ドストエフスキー的運命論のような衝撃作 @ロードショウ・シネコン

篠原哲雄監督、山崎まさよし主演の『影踏み』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は『64 ロクヨン』『臨場』『クライマーズ・ハイ』など映画化作品も多い横山秀夫の連作ミステリーだが、未読。 さて、映画。 痕跡を残さないベテラン忍び込み窃盗・真壁修一(山崎まさよし)。 ある日侵入した地方議員稲村家で、妻・葉子(中村ゆり)による…
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『ひとよ 一夜』:過去を受け容れ、現在を信じる安易さ @ロードショウ・シネコン

『孤狼の血地』の白石和彌監督最新作『ひとよ 一夜』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 茨城県の地方都市でタクシー会社を営む稲村家。 子どもへのDVが絶えない父親に対して、母・こはる(田中裕子)は思い余って最終瞬断に出てしまう。 「お父さんを殺しました・・・ あなたたちは自由です。何にでもなれる・・…
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『ナポリの隣人』:幸せは、帰るべき家である @DVD・レンタル

ことし初めに岩波ホールで公開された『ナポリの隣人』、DVDで鑑賞しました。 岩波ホール上映作品もリリースされるのが早くなり、嬉しい限りです。 さて、映画。 南伊の街、ナポリ。 自身が所有するアパートで独り暮らしている初老の元弁護士ロレンツォ(レナート・カルペンティエーリ)。 妻を亡くし、娘エレナ(ジョヴァンナ・メッゾジ…
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