『ダンス・ウィズ・ウルブズ』:初公開時以上に、いま観る価値の高い作品 @午前十時の映画祭

1990年度米国アカデミー賞作品賞ほか受賞の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、午前十時の映画祭で鑑賞しました。 初公開時にも観ているのですが、昨年『荒野の誓い』を観た際にこの映画のことを思い出し、それ以降、再度鑑賞したくなった作品です。 さて、映画。 1863年、米国は南北戦争の最中。 激戦地であるテネシー州セント・デービッ…
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『パラサイト 半地下の家族』:「なんじゃぁ。そりゃぁ」的なちゃぶ台返しをしたくなった一篇 @ロードショウ・シネコン

昨年のカンヌ映画祭での最優秀賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』、ロードショウで鑑賞しました。 監督はポン・ジュノ。 デビュー作『ほえる犬は噛まない』から『母なる証明』までは欠かさず観たが、どうにも好きになれない監督だなぁ・・・と思うことしきり。 さてさて・・・ ソウル(かどこかの大都市)に暮らすキム一家。 両親と…
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『2人のローマ教皇』:このふたりの人間 @限定上映・単館系

昨年末から限定上映されているNetflix作品『2人のローマ教皇』、ようやくつかまえることが出来て劇場で鑑賞しました。 前置きは、さて、映画。 タイトルに示される「2人のローマ教皇」とは、前ローマ教皇ベネディクト16世と現ローマ教皇フランシスコ教皇のこと。 ふたりの確執と、それぞれの過去、そして未来への物語が、ふたりの対話…
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『今日もどこかで馬は生まれる』:名前のある馬たちに対する責任とは @ロードショウ・単館系

昨年末から上映が開始されたドキュメンタリー映画『今日もどこかで馬は生まれる』、ロードショウで鑑賞しました。 定員100名に満たない小さな劇場で、朝1回だけの上映。 三連休を利用して出かけましたが、開場早々満席になりました。 早めに着いたので、ちょっと辺りをぶらぶら・・・と思ったのですが、止めてよかった。 さて、映画。 …
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『相棒シリーズ X DAY』:財政破綻、ありやなしや @テレビ・地上波

正月気分も抜けそうで抜けないときにテレビで放送されていた『相棒シリーズ X DAY』、劇場でも観たのですが、他に観るものもなし・・・ということでの鑑賞です(劇場鑑賞時のレビューはコチラ)。 さて、映画。 日本が財政破綻をした場合の金融封鎖にかかわるシミュレーションデータだったが原因だった殺人事件・・・ というのが大筋。…
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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』:戦下の生と(性と)死 @ロードショウ・単館系

ことし2本目の劇場鑑賞は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』です。 2016年公開の『この世界の片隅に』の改訂増補版です。 原本のレビューはコチラから。 オリジナル作品では「戦争の「当事者」としての庶民」を強く意識しましたが、本作では・・・ さて、映画。 昭和19年、広島で暮らす19歳の浦野すず。 突然、見初めら…
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『だれもが愛しいチャンピオン』:『世界に一つだけの花』の歌詞を思い出しました @ロードショウ・単館系

年が改まって最初の劇場鑑賞は本国スペインでのナンバーワンヒット作品『だれもが愛しいチャンピオン』です。 前置きはなしで、さて、映画。 プロ・バスケットボールチームのサブコーチを務めるマルコ(ハビエル・グティエレス)。 トップコーチと対立して短気が故に退場をくらう。 やけ酒を呷(あお)っての飲酒運転、チームは解雇され、刑務…
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『男はつらいよ お帰り 寅さん』:あなたのそういう優しいところは、わたしはキライ @ロードショウ・シネコン

令和元年劇場鑑賞納めは『男はつらいよ お帰り 寅さん』。 シリーズ1作目公開から50年、特別編を含めてシリーズ50作目。 『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』までの各作はDVDも含めて鑑賞、その後の作品は間を置いて鑑賞という、中級レベルの寅さんファンです。 さて、映画。 さくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)の息子・満男(吉岡秀…
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『魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い』:まだまだ続編もありそ @DVD・レンタル

ロシアの大ヒット作『魔界探偵ゴーゴリ』三部作の最終作『魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い』、DVDで鑑賞しました。 ウクライナのとある村で、黒騎士による美女連続殺人事件の調査を継続しているゴーゴリの物語。 さて、映画。 大妖怪ヴィーとの対決で命を落としたゴーゴリ(アレクサンドル・ペトロフ)。 村の警察長官は…
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『パパは奮闘中!』:フランス版『家族を想うとき』 @DVD・レンタル

初夏にロードショウされた『パパは奮闘中!』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句が「『クレイマー、クレイマー』の感動から今-」というもの。 シングルファーザー奮闘記のコメディかと思いきや・・・ さて、映画。 大手流通会社の配送センターで働くオリヴィエ(ロマン・デュリス)。 ブティックで働く妻のローラ(ルシー・ドゥベ)と幼い…
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『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』:「素晴らしき哉、イタリア式大家族」または「イタリア式金婚式」 @DVD・レ…

初夏にロードショウされた『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』、DVDで鑑賞しました。 原題は「A CASA TUTTI BENE」、この素晴らしき一家・・・というぐらいの意味かしらん。 さて、映画。 結婚50年目を迎えたピエトロ(イヴァノ・マレスコッティ)とアルバ(ステファニア・サンドレッリ)。 三人の子どもたちに加え…
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『今日も嫌がらせ弁当』:母親役も板についてきた篠原涼子 @DVD・レンタル

初夏にロードショウされた『今日も嫌がらせ弁当』、DVDで鑑賞しました。 すっかり母親役も板についてきた感のある篠原涼子、娘役は朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の芳根京子。 さて、映画。 八丈島で暮らす持丸かおり(篠原涼子)は、娘ふたりの母親。 娘の幼い頃に夫を事故で亡くしている。 下の娘・双葉(芳根京子)は高校生。 …
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<特別企画>『スター・ウォーズ』シリーズを振り返る

エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』でシリーズ完結を迎えた『スター・ウォーズ』。 個人的な想いをもって振り返りたいと思います。 1977年製作の『スター・ウォーズ』第1作。 日本公開は遅れること1年で、散々待たされた感がありました。 当時、思春期だったりゃんひさは映画に目覚めた頃で、度肝を抜かれたように憶えています。 …
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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』:『エデンの東』と貴種流転の英雄譚 @ロードショウ・シネコン

ついにシリーズ完結の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』、ロードショウで鑑賞しました。 アナキン、ルーク、ベンと続く、スカイウォーカー家の物語の最終章・・・ さて、映画。 帝国ファーストオーダーの最高指導者の地位を得たカイロ・レン(アダム・ドライバー)。 しかし、彼は死んだはずの皇帝パルパティーンの声を聞く。 …
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『魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚』:『妖婆・死棺の呪い』! @DVD

『魔界探偵ゴーゴリ』三部作の第2作『魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚』、DVDで鑑賞しました。 諸星大二郎の『妖怪ハンター』シリーズのロシア・ウクライナ版ともいえるこの映画、意外と好きです。 さて、映画。 ウクライナのとある村で、黒騎士による美女連続殺人事件の調査を継続しているゴーゴリ(アレクサンドル・ペ…
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『ある女優の不在』:舞台を変えれば他の欧米諸国でも映画化できそうな題材だね @ロードショウ・単館系

『人生タクシー』などのイランの名匠ジャファル・パナヒ監督最新作『ある女優の不在』、ロードショウで鑑賞しました。 パナヒ監督といえば、前作『人生タクシー』も自身が国内で映画を撮れないことを逆手に取った、なかなかニクイ映画でしたが、イラン女性の現実を扱った2000年製作『チャドルと生きる』が興味深い監督です。 今回は、『チャドルと生…
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『家族を想うとき』:これはわたしたちのいまの姿 @ロードショウ・単館系

『わたしは、ダニエル・ブレイク』などの英国の名匠ケン・ローチ監督最新作『家族を想うとき』、ロードショウで鑑賞しました。 前作で監督引退を表明していたローチ監督だが、昨今の労働者階級の社会的立場に憤りを感じての新作です。 さて、映画。 英国ニューカッスルで暮らすリッキー(クリス・ヒッチェン)。 介護福祉士の妻アビー(デビー…
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『マリッジ・ストーリー』:妻は、夫の母親じゃないんだからね @限定公開

Netflixオリジナル作品『マリッジ・ストーリー』、一部劇場限定公開で鑑賞しました。 米国では不振の老舗映画館がNetflix専用劇場に転じて命脈を保ったというようなニュースもあるようで、プライヴェートな配信環境で観るには環境が揃っていないだとか抵抗があるという映画ファンも米国にもいるのだなぁと感じた次第です。 さて、映画。 …
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2019年 外国映画/日本映画 マイ・ベストテン

2019年も残すところ2週間ばかり。 ことしのマイ・ベストテン選出も昨年に引き続き少し早めです。 対象作品は、例年どおり、2018年12月1日~2019年11月30日。 この後に、対象期間内の映画は、たぶん観ないだろうなぁ・・・と思うのですが。 まずは、外国映画。カッコ内は製作国名。 1.ブラック・クランズマン(アメリ…
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