『アングスト/不安』:トラウマ必至のリアルサイコパス映画 @名画座

名画座2本立て、レヴュー2作目は『アングスト/不安』。 1983年製作のオーストリア映画ですが、公開は今夏7月。 かつて『鮮血と絶叫のメロディ/引き裂かれた夜』というタイトルでビデオ化されているようですが、記憶にありません。 さて、映画。 殺人事件で10年服役した男(アーウィン・レダー)。 彼は私生児として祖母に育てら…
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『ポゼッション』:巻頭から演出が破綻している問題作 @名画座

久しぶりに名画座2本立てを鑑賞しました。 映画は『アングスト/不安』『ポゼッション』。 コロナ禍でストレスや不安が高まっている中に、この2本立てを観るわたしは・・・うーむ。 とはいえ、劇場内は6割以上の入り。 これまた、うーむ。 ストレスと不安の極致なのだろうかしらん? まずは後に観た『ポゼッション』から。 外務省…
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『日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ』:最終的な着地点には不満はあるが、良い点も多いね @ロードショウ

11月中旬から劇場公開されている『日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ』、鑑賞しました。 本作は特別料金設定で、1800円均一。 いつもはサービス料金などで観ているので、この料金で観るのは、いつ以来のことなのだろうか。 監督は湯浅政明。 個人的に、いまいちばん注目しているアニメ監督です。 さて、映画。 202…
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『風の電話』:長い長い電話のワンショットは、哀しみを受け容れるための時間 @DVD

ことし1月にロードショウされた日本映画『風の電話』、DVDで鑑賞しました。 監督は諏訪敦彦。 「すわ・のぶひろ」と読む難読監督のひとり。 『2/デュオ』(1997)や『M/OTHER』(1999)など、シノプスのみで詳細な脚本を書かず、即興演出で撮る監督で、『不完全なふたり』(2005)などの海外作品もある。 さて、映画。 …
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『シェイクスピアの庭』:ケネス・ブラナーのシェイクスピア愛が溢れすぎ @DVD

ことし春先、コロナ禍がひどくなりそうな頃にロードショウされた映画『シェイクスピアの庭』、DVDで鑑賞しました。 監督・主演はケネス・ブラナー。 前置きは短く、さて、映画。 17世紀の英国ロンドン。 『ヘンリー八世』上演中のグローブ座が全焼して、失意の中にいたシェイクスピア(ケネス・ブラナー)。 引退して20年ぶりに故郷…
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『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』:事前勉強必須! @DVD

「世界でいちばん貧しい大統領」といわれるホセ・ムヒカのドキュメンタリー映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 南米ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカ。 その質素な暮らしぶりから「世界で最も貧しい大統領」とも称される。 その彼に対して、「世界で…
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『博士と狂人』:もし愛なら、そのあとに続くものは・・・ @ロードショウ

メル・ギブソン、ショーン・ペン主演の『博士と狂人』、ロードショウで鑑賞しました。 世界最高峰の辞書といわれる「オックスフォード英語大辞典(OED)」誕生にまつわる驚きの真実の物語の映画化。 さて、映画。 19世紀半ば、英国オックスフォード大学で進められていた新たな辞書編纂作業。 しかしながら、膨大な単語の量に作業は頓挫し…
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『動乱』4Kデジタルリマスター版:東映映画の転換点の1本 @再上映

1980年製作の東映映画『動乱』4Kデジタルリマスター版、映画館での1週間限定公開で鑑賞しました。 ことしのコロナ禍の中、東映も上映作品が窮乏しているようで、過去作品のデジタルリマスター版が幾作品か登場しました。 本作品は、高倉健と吉永小百合の初顔合わせ、かつ岡田裕介の初プロデュース作品で、その後の東映作品に影響を与えたものと思…
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『ブラック・クリスマス』:もはやリメイクではない『暗闇にベルが鳴る』の2度目のリメイク @DVD

10月にリリースされたアメリカ映画『ブラック・クリスマス』、DVDで鑑賞しました。 米国では昨年のクリスマスシーズンに公開されて初登場第5位、日本では劇場未公開です。 さて、映画。 クリスマス休暇を前にした、創立200年を誇るホーソーン大学。 休暇前最後の講義はゲルソン教授(ケイリー・エルウィズ)の古典文学。 彼の講義…
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『罪の声』:昭和は遠くなりにけり @ロードショウ

小栗旬、星野源ダブル主演の映画『罪の声』、ロードショウで鑑賞しました。 例年、秋シーズンは力作ぞろいの日本映画ですが、それにしてもことしは多い。 本作も2時間20分超の長尺。 さて、映画。 35年前に起きた菓子メーカーを標的とした「ギン萬事件」は、警察やマスコミを翻弄し、日本中を狂乱に巻き込んだ。 犯人たちは逮捕される…
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『在りし日の歌』:過去の政策は過ち。いまはしあわせ・・・ @DVD

ことし4月コロナ禍の兆しが見え始めたころに公開された中国映画『在りし日の歌』、DVDで鑑賞しました。 第69回ベルリン国際映画祭で最優秀男優賞と女優賞を受賞した作品です。 さて、映画。 1980年代、中国の地方都市で暮らすヤオジュン(ワン・ジンチュン)とリーユン(ヨン・メイ)夫婦。 ふたりは同じ工場で働き、ひとり息子シン…
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『小さい魔女とワルプルギスの夜』:きれいは汚い、汚いはきれい。よい魔女は、わるい魔女 @DVD

昨年秋公開のドイツ・スイス合作のファンタジー映画『小さい魔女とワルプルギスの夜』、DVDで鑑賞しました。 原作は世界的児童文学だそうな。 さて、映画。 森の奥におしゃべりなカラスと暮らしている小さい魔女(カロリーネ・ヘルフルト)。 年に一度のワルプルギスの祭に参加したいが、127歳は半人前。 招待状が届かない。 勢い…
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『私のちいさなお葬式』:鯉と恋のバカンス、カウリスマキ風味カニカマ添え @DVD

昨年末公開のロシア製コメディ映画『私のちいさなお葬式』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 ロシアの寒村でひとり暮らしをしている老女エレーナ(マリーナ・ニーヨロヴァ)。 貧しいながらも、それなりに幸せな生活を送っていたが、ある日、病院の検査で医師から、「心臓の具合がよくない。これでは、いつ死んでもおかしくな…
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『ザ・プレイス 運命の交差点』:イタリア版『笑ゥせぇるすまん』、かな? @DVD

昨年2019年春公開のイタリア映画『ザ・プレイス 運命の交差点』、DVDで鑑賞しました。 監督は『おとなの事情』のパオロ・ジェノヴェーゼ。 さて、映画。 ローマの交差点にあるカフェ「ザ・プレイス」。 奥のテーブルには、ひとりの陰気な男(ヴァレリオ・マスタンドレア)が常に座っている。 手元には分厚い手帳。 男のもとに入…
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『ビフォア・ミッドナイト』:恋心の映画から、愛の映画に変貌 @DVD

2013年製作のリチャード・リンクレイター監督作品『ビフォア・ミッドナイト』、DVDで鑑賞しました。 1995年『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』、2004年『ビフォア・サンセット』に続く、シリーズ第3弾。 主役のふたりをイーサン・ホークとジュリー・デルピーが演じ、登場人物もふたりにあわせて歳を取っていきま…
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『パンとバスと2度目のハツコイ』:変な設定だけれど、登場人物の気持ちに嘘偽りがない @DVD

2018年春先公開の日本映画『パンとバスと2度目のハツコイ』、DVDで鑑賞しました。 監督は今泉力哉、『愛がなんだ』のひとつ前の作品です。 さて、映画。 絵を描き続けることに疑問を持ってしまい、美大卒業後はバイト先の町のパン屋に就職した、ふみ(深川麻衣)。 付き合っていた彼にプロポーズされたものの、踏ん切りがつかず別れて…
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『恋のしずく』:地域起こし映画としては合格点だが・・・ @DVD

2018年秋公開の日本映画『恋のしずく』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 東京の農大でワインソムリエを目指している詩織(川栄李奈)。 実習先はのワイナリーは希望者多数ということで叶わず、教授のくじ引きで日本酒の酒蔵になってしまう。 日本酒嫌いの詩織にとっては苦痛以外の何物でもなかったが、実習が修了しな…
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『望み』:力作だが、映画としてはステレオタイプ @ロードショウ

堤幸彦監督最新作『望み』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は雫井脩介の同名小説(未読)。 堤監督作品には独特のあざとさを感じることも多いのだけれど・・・ さて、映画。 埼玉県で設計事務所を営む一級建築士の石川(堤真一)。 事務所に併設された自宅は自ら設計したスタイリッシュな建物で、顧客に内見させたりもしている。 石…
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『朝が来る』:力作 @ロードショウ

河瀬直美監督最新作『朝が来る』、ロードショウで鑑賞しました。 河瀬作品には珍しく、辻村深月による同名小説が原作(未読)。 2016年には、東海テレビによってドラマ化されているが、これも未見。 さて、映画。 清和(井浦新)と佐都子(永作博美)の栗原夫妻には、朝斗(佐藤令旺)という幼稚園児の息子がいる。 清和と佐都子は長年…
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『第十七捕虜収容所』:コメディ→サスペンスへの転換、上手し @DVD

ビリー・ワイルダー監督の1953年作品『第十七捕虜収容所』、買い置きDVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 第二次大戦中のドイツ第十七捕虜収容所。 米空軍兵ばかりが集められた第4バラックでは今宵、二人が脱走する手はずだった。 皮肉屋で要領のいいセフトン(ウィリアム・ホールデン)は、ほかの皆が「脱走成功」に賭け…
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