『相棒-劇場版-』:映画的に見せる(魅せる)ところアリ:Myムービー掲載

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劇場版の予告編を映画館で観始めた頃、「水谷豊と寺脇康文で大画面を支えられるの?」なんて、少々不安で「DVDでいいや!」と思っていました。
本作品の公開に合わせて、テレビ版第1作改変「コンビ誕生編」と生瀬勝久出演の2時間モノの放映を見て、「結構面白いじゃん」と心のベクトルが方向転換。
本日シネコンへ出かけたところ、お目当ての作品が満席だったこともあり、遂に鑑賞!という次第です。

さて、感想。

社会派テーマを巧みに絡めた物語で、映画的な重みを纏(まと)うことに成功。
それも、日本人にありがちな一時的な狂乱と忘却。忘れること、隠蔽することへの罪の重さなどヘヴィなテーマが、ちょっとしたコメディリリーフシーンにも活かされていて、そこいらあたりは巧みな脚本。
ちなみに、コメディリリーフシーンは、回転すし屋での水谷豊と岸部一徳とのやりとり。食べた皿を回転するレーンに無意識に戻そうとする岸部を水谷豊がたしなめるシーン。
水谷「食べた皿は返しちゃいけないンですヨ、と教えたはずでよ」
岸部「人間には物事を忘れるという能力が備わっており、それは素晴らしいことでしょう、云々」

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それから、映画的表現でハッとさせられるシーンがいくつか。

ひとつは、犯人とメールでやり取りしながら指したチェスの結果、チェスの駒が東京シティマラソンのコース図になって並んでいるシーン。

さらに、犯人が示すチェスの棋譜のうち、指し誤った箇所が犯行現場ではないか、気づくシーン。
硝子テーブルの上に置かれた透明のチェス板。
テーブルの下に地図を、バァァンと重ねて、眼で見て判るシーンがソレ。

こういう眼で見て判る演出って映画的だと感じます。

物語のドライブ感覚と眼で見せる演出で、見ている間は退屈しませんでした。

ただし、画質が悪いのは大幅減点。終盤の愁嘆場も、ちとクドすぎる。

とはいえ、期待以上に楽しめましたので全体評価は★3つ半です。

↓Myムービーのレビュー&採点はコチラから↓
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id328207/rid791/p1/s0/c1/

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この記事へのコメント

かばくん
2008年06月02日 10:12
私メ、「相棒」のファンであります。右京さんと亀山くんのデコボココンビが、同じく大ファンであるポアロとヘイスティング大尉のコンビを彷彿させて、いい感じですね~。
こういうコンビを創り出すのって、意外と難しいのではあるますまいか?
作品の魅力とは、丹念に練られて創られた、登場人物の魅力ですなあ。

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