『その日のまえに』:登場人物全てが大林監督の分身のよう

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重松清の原作なので(未読。積読状態ですが)、今回は『北京的西瓜』のようなリアリティ作品かと思いきや、宮澤賢治の世界と大林宣彦の世界が二重写しになっての妄想幻想ムーヴィでした。
でも、満足、満足。

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脚本が市川森一。おぉ、『異人たちとの夏』ではありますまいか。
それに『あした』を思い出される物語。
彼岸へいってしまったひとびとへ、「おかえりなさい」のノスタルジィ。
その日をまえに、ひとつひとつ片付けていくヒロイン永作博美の姿は、もしかしたら大林監督自身か。
いやいや、気丈夫であろうとする夫・南原清隆も大林監督自身か。
「あめゆじゅとてきてけんじゃ」ととし子に頼まれて取りに出かける宮澤賢治も大林監督自身か。

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歳を経るごとに、その妄想力が映画から迸(ほとばし)る。

「出発進行!」と声を上げるラストカットの「駅長くん」、彼がもっとも大林監督に近いのかも。

70歳の新人監督へのオマケも込めて★4つ。
(といっても、万人にお薦めできるわけではありません)

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この記事へのコメント

優駿
2008年11月07日 18:53
「その日」が身近?な私としては
(んなワケないじゃん)と現実描写の部分にツッコミを入れるつもりで行ったのですが、
リアリティーのある台詞も多かったです。

妻が長くないことを知って『嫌だ嫌だ!嫌だ!!』と叫ぶ夫とか、
言葉が少なくて、次男のように素直に泣くことも出来ない長男の姿とか、
やはり、看取る・残される側は 悲しく淋しいですね。

二重写しになる幻想部分は、宮澤賢治に馴染みがないので、ちょっと・・・

げん直しに、勝手知ったるジョン・ウーの「レッド・クリフ」を見に行っちゃいました~!

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