『アイガー・サンクション』:登山シーンは出色のサスペンス映画@DVD
主演も兼ねたクリント・イーストウッド監督の第4作目。廉価購入の中古DVDで鑑賞しました。
ホンモノのスイス・アルプスのアイガー北壁と、アメリカ・アリゾナ州モニュメントバレーのトーテムポールでの、イーストウッドが身を賭したシーンは息を呑みます。
が、ストーリーが凡々なので、前半退屈してしまいました。
覆面作家トレヴェニアンのベストセラーを映画化したものなのですが、チューリッヒで殺されたアメリカ諜報員の復讐のため、復讐の標的がアイガー登山チームに居るから、といってチームの一員に加わらないでしょう。
絶壁の登山過程で何が出来るというのかしらん?
あは、事故に見せかけて殺しちゃうのね。
うーむ、荒唐無稽だ。
その上、今は引退していて、なぜだが美術を教える大学教授になっている殺し屋イーストウッドという設定もヘンチクリンだし。
あは、これも、登山熱心な大学教授を隠れ蓑にしていたってことかしらん?
そして、イーストウッドが女性に滅法弱くて、誘惑に引っ掛かりまくりなのも、なんとも緊張感を殺いでいるなぁ。
でも、中盤と後半のトーテムポールとアイガーのシーンは見応え充分です。
イーストウッド本人が演じてますから。
なお余談ですが、「監督を兼務したのは、危険な山のシーンを引き受けてくれる監督がいなかったからさ」というのがイーストウッドの弁。
登山シーンは★4つですが、全体評価としては★3つです。
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