『ラブリーボーン』:こういうのを珍品という @ロードショウ・シネコン

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製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグが名を連ね、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアカデミー賞監督のピーター・ジャクソンが監督をした『ラブリーボーン』。
ありゃりゃ、こういうのを珍品というのではありますまいか。

「これはわたしが14歳で殺されてからの物語」というようなキャッチコピーだったが、スージーが殺されるまでの40分程が映画らしい雰囲気。

当時のヒット曲「スージーQ」にあやかって、みんなからスージーQと呼ばれるスーザン・サーモン。
ちょっとアクが濃すぎるおばあちゃんを除いては、幸せで平凡な1974年の田舎の家族。
スージーも年頃で憧れのイケメン先輩もいるし、カメラに夢中。
映画クラブでローレンス・オリヴィエの『オセロ』を観て、「黒人のメーキャップ、サイアク」なんて感想述べたり。
事件の様子も、巧みにオブラートで包んだようにハッキリとはみせずに、それでいて結構怖い。
犯人役のスタンリー・トゥッチ、いつもと雰囲気が違っていて、好演です。

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さて、殺されてからの物語。

この世とあの世は地続きと故・丹波哲郎ばりの描写。
当初、スージーがこの世とあの世の境にいることに気づかないあたりは秀逸なのだが、その後の展開は何だかなぁ。

娘を殺されてバラバラになってしまう家族、警察の追及を逃れ新たな衝動に駆られてしまう犯人、この世とあの世との境で逡巡するスージー。
その各々が均等に描かれていて、バランスよいといえなくもないが、重み付けがないといえばいえる。

さまよう魂が現世のひとびとに影響を及ぼして事態が動いていく、という観点は面白いのだが、いわゆる「大団円」がないために、なんだか骨抜きな感じがしました。

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ピーター・ジャクソン監督の力技で最後まで観れるのだけれども、この映画は珍品というしかありません。

評価としては★3つです。

↓Myムービーのレビュー&採点はコチラから↓
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id334855/rid138/p0/s0/c0/


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