『春のめざめ』:目を見張る絵画の動き @レンタルDVD
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの第1弾として公開された『春のめざめ』。
ガラス板に絵を描いて動かしていくという手法で、絵の色彩、画面展開のイメージの素晴らしさ。
アニメーションとは「動かないものが動くこと」を具現化している。
セルアニメやCGアニメと異なり、膨大な手仕事なので、長編はつくれず、今回の作品も30分を切る尺。
少年の思春期のめざめがロシアの風景のなかで、繊細に鮮烈に萌えて描かれていきます。
場面展開では、眩暈感を感じさせるうねりのある手法。
ロシア語の響きも、この映画には相応しい。
同時収録の「製作の秘密」を明かしたドキュメンタリーも興味深く、かつ、師匠であるユーリ・ノルシュタインとの対話も収録されており、見応えたっぷりでした。
アレクダンドル・ペトロフ監督の前作IMAXの70mmカメラで撮られた『老人と海』は観ていますが、その他の作品も観てみたいです。
↓DVDはコチラから↓
--------------------
2010年映画鑑賞記録
新作:2010年度作品
外国映画 16本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)
日本映画 6本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)
旧作:2010年以前の作品
外国映画 12本(うちDVD、Webなどスクリーン以外10本)←カウントアップ
日本映画 9本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 8本)
------------------
この記事へのコメント