『ボス その男シヴァージ』: ラジニ節が炸裂で大いに楽しく愉しめました @ロードショウ・単館系

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スーパースター・ラジニカーントが『ロボット』の前に撮ったエンタテインメント作品。
『ムトゥ』からのインド映画ファンとしては、非常に満足の1本でした。

ストーリーは、というと、

アメリカのITビジネスで成功したラジニが、故郷南インドのタミル地方へ帰ってきます。
経済は発展したものの、まだまだ貧困が残る故郷の姿を目の当たりにして、自身の財産を投げ打って、無料の学校と無料の病院を建てようと決意します。
しかし、その行動をよしとしない地域の有力者は、ラジニの活動を陰からぶっ壊そうとし・・・

おぉぉ、ラジニお得意の「弱きを助け、悪を挫く」のテーマです。
このテーマ、最終的には国家改革まで結びつくという壮大なもの。
さすがスーパースター、やることがちがう。

ですが、インド映画なので(というかラジニ映画なので)、そんなテーマだけではありません。

前半は、もう中年を迎えたラジニの嫁取り騒動。
タミル地方にふさわしい、清楚な女性にひと目惚れ。
家族あげての嫁取り騒動になります。

この前半がラジニ映画のもうひとつの特徴。
ドリフのコントや、吉本の新喜劇でもやらないようなドタバタ騒動を繰り広げるのが、いいんですよぉ。
ヒロインも、いつもより地味めで、吉本美代子か吹石一恵似で親しみやすい感じ。
濃い濃いラジニとの相性もばっちりです。

中盤から後半にかけては少々の歌と踊りを挟んでアクションの連続。
ここいらあたりは、正直、辟易しないでもないのですが。

とはいえ、ラジニ登場のシーンの、飴玉を一旦別の手に当ててポイポイと口に放り込む仕草から、ラジニ節が炸裂し、映画のあちらこちらに過去のヒット作品が散りばめられたり、更に過去の名優たちの1シーンをなぞってオマージュを捧げるなど、ラジニ映画の集大成の感があります。
なにせ、最終的には国家改革なんだもの。

評価は★4つであります。

<追記>

今回のラジニは、ワイヤーやCGの力を借りているとはいえ、まだまだ動けています。
ダンスシーンも若かりし頃のキレはないものの、スーパースターのカッコよさがあります。

 

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2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画51本(うちDVD、Webなどスクリーン以外19本) ←カウントアップ
  日本映画19本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画34本(うち劇場 0本)
  日本映画10本(うち劇場 2本)
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