『死海殺人事件』: のんびりムードの息抜きミステリー @DVD・レンタル

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ピーター・ユスチノフが名探偵ポワロを演じた3作目の映画『死海殺人事件』をDVDで鑑賞しました。
劇場初公開時も観ていますし、その後、原作も読んで、さらにはデイヴィッド・スーシェがポワロを演じたテレビシリーズの作品『死との約束』も観ているのでネタは重々承知の上。
なのに、また鑑賞したのは、疲れたときの定番の味と申しましょうか。
まぁ、ちょっとユルイ感じのネタが判ったミステリーというのは、意外とリラックス効果があるもので。

さて、映画のこと。

冒頭、英国の邸宅で、老婦人と弁護士が何やら言い争っている。
先ごろ亡くなった夫の遺言を巡っての言い争い。
当初は遺産の全額を未亡人である老婦人に譲るという内容だったが、成人した子供たちに均等に譲るという内容に書き改められたよう。
未亡人は、弁護士を脅して、直近の遺言は破棄させた。
未亡人は、遺産相続の裏事情を隠して、子供たちを引き連れて、イタリア、イスラエルと旅行に出かける。
そして、イスラエルの砂漠の考古学発掘現場で、未亡人は何者かに殺されてしまう・・・

同じくユスチノフがポワロを演じた『ナイル殺人事件』や『地中海殺人事件』と比べると、キャストも弱体化しており、そのキャストも役者の名前をみれば、おおよそ犯人が判ってしまうレベル。
また、イタリアからイスラエルへの旅情など、予算がなかったのかロケーションの魅力に乏しく、そこいらあたりは、やはり安っぽく感じてしまいます。

ただし、前2作と同様、脚本のアンソニー・シェーファーは犯行の動機を遺産にまつわる家族のトラブルに巧みにミスリードしているので、それほど退屈はしませんし、
ブライアン・デ・パルマ監督とのコンビが有名なピノ・ドナジオがユーモラスな音楽を書いており、のんびりムードを盛り上げているのは評価できます。

評価は、★3つとしておきます。

<追記>
『地中海殺人事件』と本作品の間に、同じくユスチノフがポワロを演じたテレビドラマが3本製作されています。
以前VHS化されたのですが、DVD化されておらず、まだ観れていません。
作品は『エッジウェア卿殺人事件』『死者のあやまち』『三幕の殺人』で、特に『エッジウェア卿殺人事件』ではデイヴィッド・スーシェがジャップ警部を演じているので、是非とも観たいものです。



 

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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画 8本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 3本)
  日本映画 2本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画21本(うち劇場 1本)←カウントアップ
  日本映画 2本(うち劇場 0本)
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    Excerpt:    "APPOINTMENT WITH DEATH" [死海殺人事件] 先日、BS-TBSで放映していた『死海殺人事件』を観ました。 -----story------------- アガサ・クリ.. Weblog: じゅうのblog racked: 2019-05-08 21:27