『君がくれた翼』:オランダ、緑まぶしい田舎町での少年の成長譚 @フィルムセンター EUフィルムデイズ

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フィルムセンターの企画「EUフィルムデイズ2014」で、2012年のオランダ映画『君がくれた翼』を鑑賞しました。
映画は・・・

10歳のヨヨは警備員の父親と暮らしているが、毎日ほとんどひとりぼっち。
家にいない母について父は語らず、酒を飲み、ときには乱暴に振る舞う。
そんな中、ヨヨは愛情を注ぎ、世話をしてきたカラスに幸せと安らぎを覚え、現実と向き合う力をもらうのだった。
(公式ページ http://www.eufilmdays.jp/film/netherlands から抜粋)

原題は「Kauwboy」、Kauwは少年が飼うカラスの名前(もしかしたらオランダ語でカラスのことかも)、そのものズバリ「カラスと少年」というタイトル。

父親とふたり暮らしの少年ヨヨですが、母親はカントリーシンガーで全国を巡業中と思っている。
たしかにシンガーで歌声も聴けるのですが、巡業中と思っているのはヨヨだけ。
実は、亡くなっていることは観客には早々にわかります。
父親が荒れた生活を送っている理由も、それ。
亡くなって、まだ、日が浅いのか、折り合いをつけられずにいる、というわけ。

ヨヨはカラスのヒナを拾って育てていくのですが、そんな中で、彼のことを理解する少女と出遭います。
少女はヨヨが参加する水球チームの一員。
ふたりの友情も微笑ましいです。

成長して巣立っていくカラスと成長する(特に心を強くする)少年ヨヨとを対比しながら進めていくストーリー展開もさることながら、オランダの田舎町の緑がまぶしいです。

終盤、ひとつの悲しい出来事が起こるのですが、そのシーンは息をのみました。
そして、その後、ヨヨと父親はいっそう心の絆を強めるのであります。

上映時間81分の小品ですが、なかなかの秀作です。

評価は★4つとしておきます。

<追記>
今回の上映素材はブルーレイ。
ブルーレイ素材の場合は、大ホールでは上映できないようで、会場が小ホールでした。
キャパが少ないので、満席になっていました。

EUフィルムデイズ2014での鑑賞作品レビュー
 『365日のシンプルライフ
 『ケルトゥ/愛は盲目
 『オールディーズ・バット・ゴールディーズ -いま輝いて-

EUフィルムデイズ2014、既鑑賞済み作品のレビュー
 『アルバート氏の人生
 『塀の中のジュリアス・シーザー
 『ヒプノティスト ―催眠―

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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:40本
 外国映画26本(うちDVDなど 6本)←カウントアップ
 日本映画14本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:85本
 外国映画65本(うち劇場 3本)
 日本映画20本(うち劇場 3本)
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