『ファインディング・ドリー』:ハラハラドキドキ以上に、コワイ! @ロードショウ・シネコン
ピクサーの新作アニメ『ファインディング・ドリー』、ロードショウで鑑賞しました。
ここんところはDVDで鑑賞することが多かったピクサーアニメ、劇場で観るのは久しぶり。
一昨年末の『ベイ・マックス』以来。
さて、映画。
ニモを救出したマーリンとドリー。
あれから一年。
なんでもすぐ忘れるドリーが、ひょんなことこから両親のことを思い出した。
断片的にしか思い出せないけど、絶対に会いに行かねば! と、ドリーは平和なグレート・バリア・リーフを離れ、カリフォルニアに旅立ってしまった。
心配になったマーリンとニモを後を追いかけるが・・・
というハナシは、前作『ファインディング・ニモ』以上に直線的な冒険ものの様相。
ただし、少しずつ過去のことを思い出すドリーの姿は、喪失したアイデンティティを探し求めるようにもみえ、一時期流行した「記憶喪失サスペンス」ものにも似ている。
それよりもなによりも、今回は、とにかくコワい。
浮かんでは消えるアイデンティティもさることながら、ドリーが探し回る故郷というのが、カリフォルニアの海洋生物研究所。
自然の大海原でなく、ひとが造り出した世界。
いくつかの異なる環境の水槽が縦横に行き交うパイプでつながっている。
それは、巨大な迷宮のよう。
そして、行く手を阻むのが人間(それも幼い子どもたちだったりする)のが、またまたコワい。
その上、両親と感動の再会も近し! というところで、放り出される研究所傍の光の少ないケルプの海の暗さ・・・
いやぁ、おとなでよかった!
この映画、小さい自分に観ていたら、絶対トラウマになったぞ。
子どもの頃に観ていたのは、こんなにはコワくなかった。
と、ハラハラドキドキ、そして「アンフォゲッタブル」「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」といったオールドメロディも流れて満足だけれど、やっぱりコワすぎるよ。
評価は★★★☆(3つ半)としておきます。
<追記>
日本語版のエンディング、八代亜紀の「アンフォゲッタブル」は絶品でしたなぁ。
あわせて、同時上映の短編『ひな鳥の冒険』についても少々。
まだ幼い海鳥の子どもが、親鳥に促されて、海岸で貝を啄(ついば)もうとするのだけれど、波にさらわれ、その恐怖で海岸に出ることができなくなってしまう。
しかし、あるとき、波にもみくちゃにされてみた光景は・・・
といったハナシで、とにかく海の描写が素晴らしく、実写じゃありますまいかと思ったほど。
海鳥たちの動作も愛らしく、本編以上に見逃せない一篇。
評価は★★★☆(3つ半)としておきます。
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2016年映画鑑賞記録
新作:2016年度作品:57本
外国映画40本(うちDVDなど 3本)←カウントアップ
日本映画17本(うちDVDなど 2本)
旧作:2016年以前の作品:67本
外国映画54本(うち劇場11本)
日本映画13本(うち劇場 5本)
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