『母の残像』:愛する人への喪失感は強く感じられるが @DVD・レンタル

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昨年の晩秋にロードショウされた『母の残像』、DVDで鑑賞しました。
タイトルロールの母親役はイザベル・ユペール。
原題は「LOUDER THAN BOMBS」、爆弾よりも大きな声で、とでもいった意味かしらん。
もしかしたら、慣用句があるのかもしれません。
さて、映画。

著名な戦争写真家だったイザベル(イザベル・ユペール)。
突然の死から3年経て、回顧展が開催されることになった。
その準備は夫のジーン(ガブリエル・バーン)が中心となって行っていたが手にあまり、手助けに長男ジョナ(ジェシー・アイゼンバーグ)が久しぶりに帰郷した・・・

というところから始まる物語は、その後、次男コンラッド(デヴィン・ドルイド)も含めて、それぞれが観た(もしくは観なかった)母の姿を描くことで、知らなかった母親の姿が屹立し、三者三様にイザベルの死を受け容れていく物語となっていく・・・。

そんな感じなのだが、本当にそんな文脈の映画なのか、正直あまりよくわからない。

危険な戦場に飛び出していく「強い」女性というイメージがあったイザベルが、実はそうでもなく、悩みも抱え、「弱さ」を隠していた。
それはわかるのだが、映画の最後になっても、彼女のイメージが屹立して来ず、もどかしい。

その代わりに、この映画から漂ってくるのは、愛する人を突然喪った者の感じる喪失感で、その深さは感じ取れる。

場面場面はいいのだが、それが全体としてうまくまとまっているかというとそうでもない。
20分ぐらいの短編映画であればよかったのかもしれないが。

評価は★★★(3つ)としておきます。


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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:39本
 外国映画30本(うちDVDなど 4本)
 日本映画 9本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:37本
 外国映画31本(うち劇場鑑賞 9本)←カウントアップ
 日本映画 6本(うち劇場鑑賞 1本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2017年06月30日 16:13
そうですね、イメージは感じるのですが、訴えたいことがスッとははいってこない映画ですね。消化不良的とでもいいましょうか・・・。
2017年07月01日 14:02
ぷ~太郎さん、コメントありがとうございました。
消化不良、というのがもっとも適切な評価かもしれませんね。

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