『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』:ハリウッド映画の伝統を随所に @ロードショウ・一般劇場

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トム・クルーズ主演最新作『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』、ロードショウで鑑賞しました。
原題にもなっている「THE MUMMY」はミイラのこと。
ユニバーサル・スタジオが1932年に製作した『ミイラ再生』の再リブート版。
1999年に『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』としてリメイクされているが、その際はアドベンチャー色が強く、ホラー色はほとんどなかった。
今回もトム・クルーズ主演ということで、アドベンチャー色が強いのかしらんと思ったが、いい意味で裏切られた。
さて、映画。

中東イラクのある町。
米軍の偵察兵ニック(トム・クルーズ)は、仲間のヴェイル(ジェイク・ジョンソン)とその町を訪れた。
反政府組織を追ってのことだったが、ニックはある秘宝の話を嗅ぎつけ、それを奪う目的で来たのだった。
廃墟となった町で、銃撃戦と米軍の援護の末、秘宝があるといわれる遺跡は見つかったが、ニックはその地に葬られたエジプトの邪悪な女王アマネット(ソフィア・ブテラ)に憑りつかれてしまう・・・

といったところから始まる物語で、その後、エジプトの古代文明を調査しているジェニー・ハルジー博士(アナベル・ウォーリス)とともに事件に巻き込まれていく・・・

ということで、米国映画伝統の巻き込まれ型の主人公。
まぁ、たいていの怪談話の主人公は、女霊に魅入られてしまうのであるが。
さらに、ジェニーと喧嘩しながらも意気投合し、かつ、彼女を危機に陥らせるそもそもの原因が主人公にあるといったあたりは、伝統的な米国映画のキャラクター設定。

このキャラクター設定がしっかりしていることで、トム・クルーズ=スター映画という図式も明確になってき、面白く映画が展開していく。

その後の展開は、イラクからロンドンへ、さらに十字軍の時代の物語とリンクし、その上、ラッセル・クロウ演じるもうひとりのホラーキャラクター(ヘンリー・ジキルという名だ)まで登場して、サーヴィス精神満載。

甦った女王アマネットは生きている人間のライフフォースを吸い取って肉体を取り戻していく(『スペースバンパイア』を彷彿)とか、アマネットにライフフォースを吸い取られた人々は干からびてアマネットの命令を束になって実行する(『バタリアン』を彷彿)とか、アマネットを捉えたジキル博士が彼女を実験材料にしようとしたり(『死霊のえじき』を彷彿)と、80~90年代の変格ホラー映画を彷彿とさせるシーンが続々と登場し、B級ホラー映画ファンなら狂喜歓喜するはず。
(って、自分がしただけなのかも、ね)

そして、最後の最後に、大切なひとを助けるニックの行動・・・
ベタで、当然、続編も予感させるような結末なんだけれども、これもまた良し。
なにせ、ユニバーサル映画のモンスターたちを甦らせる「ダーク・ユニバース」の第一弾らしいのでね。

もう、巻頭からニンマリしどおしの、B級スピリット溢れるスター映画、それもホラーアクションコメディ映画でしたから。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:58本
 外国映画44本(うちDVDなど 7本)←カウントアップ
 日本映画14本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:47本
 外国映画41本(うち劇場鑑賞11本)
 日本映画 6本(うち劇場鑑賞 1本)
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