『ラスト・プレゼント』:白々しいお涙頂戴の泣かせ映画 @DVD
自宅DVD鑑賞の続き。
今回は2001年製作の韓国映画『ラスト・プレゼント』。
韓国映画を観るのは久しぶり。
中古といえども、韓国映画のDVDを購入するのは自分としては珍しい。
このDVDは2本組DVD-BOXの1本。
お目当てはもう1本の方で、それは『八月のクリスマス』。
機会があれば再鑑賞したい1本だったので、とにかく勝っておいた次第。
で、『ラスト・プレゼント』はというと・・・
ロードショウ当時は結構観たかった作品で、理由はイ・ジョンジェとイ・ヨンエの顔合わせ。
前者は『イルマーレ』、後者は『JSA』『春の日は過ぎゆく』と、どちらも観て(いろんな意味で)気になった映画に出演していた二人だから。
前置きが長くなった。
さて、映画。
売れない漫才師ヨンギ(イ・ジョンジェ)。
彼には、両親の反対を押し切って結婚した妻ジョンヨン(イ・ヨンエ)がいる。
ジョンヨンはしっかり者で、子供雑貨を扱う小さな店を営んで、ヨンギを陰から支えている。
ふたりには子どもがあったが2年前に亡くしてしまっていた。
それもあってか、ヨンギはいつまでも芽が出ない。
ある日、大手プロダクションの社長を名乗る男がヨンギのコンビをスカウトに来たが、どうも眉唾物。
そんなとき、ジョンヨンが倒れてしまう・・・
というところから始まる物語。
基本的には、というか、お涙頂戴の泣かせ映画の典型で、そこからはみ出ていかない。
ジョンヨンの大病を知ったヨンギが、彼女を旧知の人々に会わせたいと思って、その人たちの件の怪しいスカウト連中に探させるハナシと、偶然舞い込んだお笑いオーディション番組でヨンギのコンビが勝ち上がっていくのが交互に描かれていくが、観ていてほとんど気が乗らない。
どうにもこうにも嘘っぽく、白々しい。
自分の状態を全然話さない妻もそうだが、訊かない夫も夫。
全然真剣さが感じられず、空々しい。
さらに、ジョンヨンがいまも想いつづけている初恋の相手が・・・というのも取って付けたような感じ。
評価は★☆(1つ半)としておきます。
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2017年映画鑑賞記録
新作:2017年度作品:83本
外国映画64本(うちDVDなど16本)
日本映画19本(うちDVDなど 0本)
旧作:2017年以前の作品:60本
外国映画52本(うち劇場鑑賞13本)←カウントアップ
日本映画 8本(うち劇場鑑賞 3本)
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この記事へのコメント
ふた昔前ぐらいの難病映画・・・ってところです。
死ぬところがクライマックスなのは、ちょっと・・・て感じ映画でした。