『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』:宗教映画として、一本、筋が通ている @DVD・レンタル

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昨年秋口にロードショウされた『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』、DVDで鑑賞しました。
原作は全米ベストセラー宗教小説の『神の小屋』。
さて、映画。

米国の田舎町。
妻と三人の子どもと平和に暮らすマック(サム・ワーシントン)。
家族も含めて敬虔なキリスト教徒だが、彼は、まだ13歳だったとき、酒乱の父親を殺しており、その苦しい記憶に悩まされることがあった。
ある夏の日、抜けられない用事のある妻を残して、三人の子どもとキャンプに出掛けたが、上のふたりが湖で溺れそうになったのを助けに出、周囲が混乱する中、一番下の娘が行方不明になってしまう。
警察も出動して捜査したところ、娘の衣服と血痕が山小屋で発見される・・・

といったところから始まる物語で、サスペンスミステリーのような趣。

その年の冬、大雪の日、マックが自宅にひとりでいるときに、何者かが「娘に会いたければ、あの山小屋へ来い」というタイプされたメッセージを残した。
署名は「パパ」。
それは、家族内では「神」を意味する言葉・・・

犯人からなのか、神からなのか、不審に思いながらも件の山小屋へ向かったマックがそこで出逢うのは・・・と展開する。

ここから、宗教小説(宗教映画)が展開されるのだが、あまりの展開にビックリする。

大雪に閉ざされた山小屋が一転して、季節不明な楽園のような中に建ち、三人の人物が現れる。
それは、父と子と精霊・・・

その各々を黒人女性(オクタヴィア・スペンサー)、ユダヤ人男性(アヴラハム・アヴィヴ・アルーシュ)、東洋人女性(すみれ)が演じており、そこいらあたりが興味深い。
彼ら三人はそれぞれマックの心の傷を癒すために現れたと思われるのだが、このあと展開する論理は興味深い。

マックは「あること」を突き付けられる。
「あること」とは、「常に物事を善いことか悪いことか、裁き(ジャッジ)してきた」こと。

自分や自分が愛する者たちを傷つけるものは悪。

家族に害をなす者は悪。
酒乱で、自分と母親に暴力を加えてきた父親は悪。
当然、娘をさらった犯人は悪。
それを見過ごしてきた神も・・・

しかし、その善悪の基準が「自分自身」でしかない。
このあたりの諭しは、非常に興味深く、その後訪れる、平安には許し(赦し)が必要だと展開していく論理は、キリストの説く「隣人への愛、博愛」の本質なのだろう。

わたしが考える神とは異なるが、宗教映画として、一本、筋が通ている映画でした。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:19本
 外国映画15本(うちDVDなど 1本)
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2018年以前の作品:9本
 外国映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
 日本映画 2本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年03月28日 15:10
チラシを見た時から微妙に興味があったのですが、DVDで観て納得しました。我があるうちは真の救いは得られない。仏教にも共通するものかと思いました。
りゃんひさ
2018年03月28日 22:14
ぷ~太郎さん、コメントありがとうございました。
これ、正統派宗教映画。
関心のあるひとには必見の映画かも。

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