『イーグルス・ウィング』:もう少し交通性がうまければ見応えも増したでしょう @DVD

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久しぶりに買い置きDVD鑑賞です。
映画は『イーグルス・ウィング』、1979年アメリカ映画、日本では劇場未公開作品です。
自分でも、この作品に限らずよくもこんなに劇場未公開作品のDVDを買っているなぁと思わなくもないのですが、「未公開」とか「初公開」という文言に弱いわけで。
さて、映画。

南北戦争後と思しき米国中西部。
脱走兵のパイク(マーティン・シーン)は、行商のヘンリー(ハーヴェイ・カイテル)と行動を共にしていた。
ある日、ふたりはネイティブアメリカン・コマンチ族のホワイトブル(サム・ウォーターストン)に襲われ、ヘンリーは命を落とし、身ぐるみを剥がれてしまう。
一方、ホワイトブルはといえば、同じコマンチ族でもはぐれ者のようで、首長が駆る駿馬イーグルス・ウィングを手に入れようとしていた・・・

というところから始まる物語で、身ぐるみ剥がれたパイクが、その後、コマンチ族首長が執り行う儀式で駿馬イーグルス・ウィングと出逢い、ひょんなことからその駿馬を手に入れることになる・・・というように展開する。

タイトルにもなっている駿馬が、ヒッチコック映画でいうところのマクガフィンなのだけれど、全体的に話が入り組んでおり、娯楽作品としての交通整理はいもひとつ。
パイクとホワイトブルと駿馬に加え、彼らを追う一行がさらに加わるので整理が難しい。

ひょんなことから駿馬を手に入れたパイクは、その後、ホワイトブルの計略に引っかかり、駿馬を奪われてしまう。
パイクにとっては、駿馬もさることながら、ヘンリーの仇としてホワイトブルを追うことになる。

また、パイクを追うのは、コマンチ族の首長の側近たち。
奪われた駿馬を取り返すとともに、首長の仇を討たねばならない。

駿馬を手に入れたホワイトブルは、行きがけの駄賃に、途中、西部を横断するスペイン人一家の乗った馬車を襲撃し、金品を強奪したうえに、同行していた牧師の妹(キャロライン・ラングリッシュ)も拉致してしまう。
結果、その娘を救うべくスペイン人領主が派遣した追跡人が追うことになる。

と、二重三重の追跡行。
たしかに整理が難しく、コマンチ族の首長の側近などは見せ場なく、あっさり退場してしまう。

とはいえ、70年代末につくられた西部劇としてはそこそこ面白く、(製作費の都合からだろうが)メキシコのロケとそれを捉えた撮影も悪くなく、当時、二本立ての名画座や二番館などで知らずに観ればそこそこ愉しめる出来になっていました。

で、最終的に駿馬を手に入れるのがホワイトブルで、宣教師の妹がなんとなく(って感じなのだが、駿馬には代えられないで)助かるあたり、ヒネリも効いており、もう少し脚本が練れていれば採点も良くなったのに・・・と残念です。

なお、ホワイトブル役のサム・ウォーターストンは台詞なし(コマンチ族語のようなものありますが)、ホワイトブルに襲撃されるスペイン人未亡人役をステファーヌ・オードラン(『バベットの晩餐会』のバベット役)が演じています。
監督は『冬のライオン』のアンソニー・ハーヴェイ、脚本は『ガンジー』『遠い夜明け』のジョン・ブライリー

評価は★★★(3つ)です。
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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:81本
 外国映画65本(うちDVDなど 8本)
 日本映画16本(うちDVDなど 2本)

旧作:2018年以前の作品:77本
 外国映画67本(うち劇場鑑賞16本)←カウントアップ
 日本映画10本(うち劇場鑑賞 4本)
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