『母という名の女』:蛙の子は蛙ってことなのかも @DVD・レンタル

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ある終焉』のミシェル・フランコ監督作品『母という名の女』、DVDで鑑賞しました。
劇場公開は昨年の初夏。
劇場まで行こうかどうか逡巡しているうちに気を逸した作品でした。
さて、映画。

17歳のバレリア(アナ・バレリア・ベセリル)は姉のクララ(ホアナ・ラレキ)とメキシコの海辺の別荘地でふたりで暮らしている。
両親は離婚し、母親は首都に住んでいる。
バレリアは同い年のマテオ(エンリケ・アリソン)の子どもを身籠っており、不安になった姉クララがそれまで疎遠だった母アブリル(エマ・スアレス)に連絡を取ったところ、アブリルが急遽ふたりのもとへ駆けつけた・・・

といったところから始まる物語で、その後、出産を控えたバレリアは母を頼るようになるが、母娘三人にマテオを加えた奇妙な同居が、アブリルの女性(にょせい)を覚醒させていく・・・と展開する。

話が進むうちに、アブリルも17歳で上の娘クララを出産し、その後、バレリアの父親にあたる男性と再婚したが別れ、いまは独り身。
年齢を頭の中で数えると、まだ40歳前半の計算になる。

なので、出産した赤ん坊に母性も芽生えるが、女としての性も覚醒して、とんでもない行動に出てしまう(そのあたりは、まぁ、予想がつく)。
が、その覚醒した性は次第に暴走し・・・となるのだが、どうも無分別っぽく、すぐにでも足が付きそうな行動。

そんな物語を、監督のミシェル・フランコは前作『ある終焉』と同様に、劇伴奏を排除して、概ねワンシーンワンカットの長廻して撮っていくのだけれど、その手法が母親の暴走具合とかみ合わない。
もうちょっとハッタリをかました演出ならば、『蜘蛛女』とか『ゴーン・ガール』的な面白さも出たけれど、真面目に撮っている分、阿保らしく見えてしまう。

ブツンとぶった切ったような演出も前作と同じ手法だけれど、うーむ、どうなのかしらん。
バレリアも母アブリルと同じようになってしまうのかしらん・・・

原題は「LAS HIJAS DE ABRIL」で、「アブリルの娘」の意味。
蛙の子は蛙ってことなのかも。

評価は★★★(3つ)です。
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2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品:12本
 外国映画12本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 0本(うちDVDなど 0本)

旧作:2019年以前の作品:22本
 外国映画16本(うち劇場鑑賞 5本)←カウントアップ
 日本映画 6本(うち劇場鑑賞 2本)
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  • 母という名の女

    Excerpt: メキシコのリゾート地バジャルタの海辺に建つ瀟洒な別荘で暮らす、姉クララと妹バレリア。 17歳のバレリアは出産間近で、お腹の子の父親マテオも同い年だった。 そんな時、疎遠だった母アブリルが戻って来る。 .. Weblog: 象のロケット racked: 2019-03-13 00:33