『タリーと私の秘密の時間』 :世の夫・父親に向けたシニカルでリアルな母・妻についての映画 @DVD

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平成→令和の改元期は昨年公開された映画の落穂拾い鑑賞です。
『旅猫リポート』に続いて鑑賞したのは『タリーと私の秘密の時間』。
シャーリーズ・セロン主演、監督はジェイソン・ライトマン
さて、映画。

臨月間近の40代主婦マーロ(シャーリーズ・セロン)。
先に得たのは、女の子と男の子。
下の男の子は発達障害の傾向があり、それだけで手はかかる。
夫のドリュー(ロン・リヴィングストン)は家事手伝いなんてせず、空いた時間に子どもと遊ぶぐらい。
裕福な兄のクレイグ(マーク・デュプラス)から「夜間専用のシッターを頼め。手配はしてある」と言われたものの、シッターを雇うなんて母親失格じゃないかしらん・・・
しかし、孤軍奮闘の育児と主婦とお勤めなんて無理無茶。
最終的には、夜間専用シッターを雇うことにした・・・

というところからはじまる物語で、そのシッター(マッケンジー・デイヴィス)の名前がタリー(原題「TULLY」)。

チラシなどの謳い文句は「がんばりすぎる 昼間の私が、 夜に見つけた ホントの私。}ということで、タリーに赤ん坊の面倒をみてもらう間、ぐっすり眠れ、ときには彼女とおしゃべりなんかして、自分を取り戻すハナシ・・・

こんなによくできるシッター、そうざらにはいない。
赤ん坊の面倒だけでなく、掃除や洗濯までやっている。
ときには、男の子に持たせる友だちへのカップケーキまで作ってくれる。
ほんと、夢のようなシッター・・・

ってことだっだけだったら、がんばりすぎる女性に向けてのファンタジーコメディってところだが、そこには「ちょっとした秘密がありました・・・」というのが、映画の味付け。

この味付け、結構、苦い。

女性にとっては痛い。
男性(夫、父親)にとっては苦い、苦しい、ごめんなさい、いやぁほんと気づかなくてごめんなさい(って謝ったって遅いんだけれど)。

そんなわけで、世の夫・父親に向けたシニカルでリアルな母・妻についての映画でした。

評価は★★★★(4つ)です。

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2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品:24本
 外国映画24本(うちDVDなど 1本)
 日本映画 0本(うちDVDなど 0本)

旧作:2019年以前の作品:34本
 外国映画27本(うち劇場鑑賞 7本)←カウントアップ
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 2本)
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この記事へのコメント

ここなつ
2019年05月13日 12:24
こんにちは。
>男性(夫、父親)にとっては苦い、苦しい、ごめんなさい、いやぁほんと気づかなくてごめんなさい(って謝ったって遅いんだけれど)。
と書かれていらっしゃいますが、
いやあ、ごめんなさい言ってくれるだけで素晴らしい。と思います。
とはいえ人間は忘れる動物なので、あの時期も今となっては子供との蜜月だったとしか思えない、都合のいい自分がおります。

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