『リヴァプール、最後の恋』:アネット・ベニングに尽きる @DVD・レンタル

リヴァプール最後の恋.jpg

ことし3月に公開された『リヴァプール、最後の恋』、DVDでで鑑賞しました。
実在のオスカー女優グロリア・グレアムの晩年を描いた映画ですが、彼女の名前は知りませんでした。
1986年になってから公開された1947年作品『十字砲火』などに出ていたんですね。
さて、映画。

1979年の英国。
若手俳優ピーター・ターナー(ジェイミー・ベル)が暮らすアパートメントに、ひとりの女性が越してきた。
彼女の名はグロリア・グレアム。
往年の映画女優だというが、ピーターは知らなかった・・・

といったところから始まる物語で、グロリア・グレアムを演じるのがアネット・ベニング
『グリフターズ/詐欺師たち』『アメリカン・ビューティー』『華麗なる恋の舞台で』『キッズ・オールライト』で4度アカデミー賞にノミネートされているが、いまだ受賞に至っていない。
そろそろオスカーが彼女のもとへ行ってもいいと思うのだが。

それはさておき、映画はグロリアが倒れて病院に担ぎ込まれ、そこへピーターが駆けつけるところから始まり、その後、リヴァプールにあるピーターの実家で彼女は静養するものの・・・
という1981年のハナシと、79年に出逢ってからのハナシが交互に描かれていきます。

言っちゃなんだが、よくある老いらくの恋物語。
それほど面白い話ではないのだけれど、そこはそれ、アネット・ベニングの演技(というか存在そのもの)を愉しむ映画としては上出来。

過去のプライド、若い男性への恋心、表には出せない老いへの忌避などをアネット・ベニングが的確に、かつ魅力的に演じている。

撮影時の彼女の年齢は56~57歳ぐらいで、グロリア・グレアムの実際の年齢とほぼ同じ。
劇中、登場人物のひとりがグロリアを指して、「往年のセクシー女優」というが、アネット・ベニングはセクシー女優だったことはないので、そこんところは違うかしらん。

『孤独な場所で』で共演した際にハンフリー・ボガートから贈られたシガレットケースが登場したり、『十字砲火』に出演した際のポートレート写真が登場したり、とオールド映画ファンならにやにやするような演出もある。
ちなみに、『孤独な場所で』の監督はニコラス・レイ。
グロリア・グレアムの最初の夫で、長男の父。

映画の巻末には、1952年『悪人と美女』で助演女優賞を受賞した際のグロリアのスピーチ映像が用いられているが、これがなかなか洒落ていて笑わせてくれました。

評価は、★★★(3つ)としておきます。

(レビューを書くにあたって、グロリア・グレアムのことを少し調べました)
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2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品:74本
 外国映画59本(うちDVDなど 9本)←カウントアップ
 日本映画15本(うちDVDなど 3本)

旧作:2019年以前の作品:70本
 外国映画50本(うち劇場鑑賞13本)
 日本映画20本(うち劇場鑑賞 6本)
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この記事へのコメント

じゃむとまるこ
2019年10月06日 10:25
おはようございます。
これは観たいです。
アネット・ベニング・・・素敵ですね~。
2019年10月06日 17:36
アネット・ベニングが、とにかく素晴らしかったですねぇ~!
58歳の素顔も裸体も潔く晒し、見事にグロリアを体現していました。
最後まで女優であり続けようとした、彼女の誇りと執念みたいなものを感じさせ、切なくて感動的で。
年齢もキャリアも、全てを越えた恋愛も素敵だと思いました。
りゃんひさ
2019年10月07日 22:04
じゃむとまるこさん

アネット・ベニング、素敵です。
是非ご鑑賞くださいませ。
りゃんひさ
2019年10月07日 22:12
トリトンさん

アネット・ベニング、素晴らしかったですね!
潔く晒した裸体も。
2019年10月11日 12:55
こんにちは。
私、その昔からアネット・ベニングは大好きな女優でした。
こういう役どころもはまっていて、そしてやっぱり演技がしっかりしている!
若い内には味わえない恋の味覚…というのももしかしたらあるのかもしれませんね。
りゃんひさ
2019年10月11日 20:15
ここなつさん
ご訪問&コメントありがとうございました。
わたしも、アネット・ベニングは大好きな女優です。
ここいらあたりでひとつオスカーを!とも思います。