『アヴリルと奇妙な世界』:煤けた世界の、明朗快活不足の空想冒険アニメ @DVD・レンタル

アヴリル.jpg

今夏、企画上映の中で劇場公開されたアニメ映画『アヴリルと奇妙な世界』、DVDで鑑賞しました。
製作は、フランス、ベルギー、カナダの合作。
すべてフランス語圏ですね。
製作年度は少々古くて2015年です。
さて、映画。

ナポレオンのプロイセン侵攻がなかったため、平和的な道を歩んだ、現代とは別の発展を遂げたフランス・パリ。
ひょんなことから、産業革命以降の科学技術の発展は止まり、蒸気機関だけが蔓延。
結果、世の中は煤だらけになってしまった。
少女アヴリルの両親と祖父は科学者で、病気をなくし、人間を不老不死にする薬の研究をしていたが、最強の兵士を作りたい政府は彼らを拉致しようとしていた。
が、雷電轟く黒雲に囚われ、行方不明となってしまう・・・

といったところからはじまる物語で、空想科学アニメの類で、太いエッジの画はフランスのコミックから飛び出したようで、なかなか魅力がある。

けれども、設定が設定だけに、全体に煤けた感じですっきりするところがなく、重苦しい。
冒頭のアクションシーンなどは、宮崎駿監督作品をお手本にしたような動きをしているだけに惜しい。

少女アヴリルはその後成長し、行方不明になった両親を探す冒険譚へと展開していくのだけれど、これまた展開がもっちゃりしている。
どうにも、まだっるこしい。

両親を誘拐したのが、「ひょんなことから」発生した〇〇というあたり、かなりの空想力なのだが、現代の環境問題に直結しているようなハナシになってしまうので、ここいらあたりも興を殺ぐ。

悪いハナシじゃないのに、ワクワクしない映画となって、ちょっと残念。
この手の空想冒険アニメは、もっと明朗快活でないとなぁ、と思った次第だが、煤けた世界だから、そうはうまくはいかないわけなのね。

評価は★★★(4つ)としておきます。

------------------
2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品:106本
 外国映画79本(うちDVDなど19本)←カウントアップ
 日本映画27本(うちDVDなど 9本)

旧作:2019年以前の作品:79本
 外国映画54本(うち劇場鑑賞14本)
 日本映画25本(うち劇場鑑賞10本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント