『サスペクト 薄氷の狂気』 :異様な雰囲気を秘めた本格サイコミステリー @DVD

サスペクト薄氷の狂気.jpg

ことしに入ってから小規模ロードショウされた『サスペクト 薄氷の狂気』、DVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。

米国ミシガン州のとある町。
ある冬の日、木材を運ぶトレイラーの荷台から若い女性の遺体が見つかる。
刑事のマーシャル(ヘンリー・カヴィル)ら警察は、遺体の痕跡から女性は何者かによって監禁されていたところを逃げ出したものと推察する。
一方、元判事のクーパー(ベン・キングズレー)は過去の苦い経験から、囮を使って性的犯罪者をおびき寄せ、性器切断という私的制裁を行っていた。
そんな中、クーパーの囮の若い女性が、ちょっとした隙に何者かによって連れ去られてしまう。
危機を感じたクーパーは、マーシャル刑事とともに消えた女性が身に着けていたイヤリングの中の発信器をもとに居場所を突き止め、その古い邸宅の地下を捜査したところ、幾人もの女性が監禁されており、隣接する部屋では不審な小柄な白人男性(ブレンダン・フレッチャー)が、調子はずれの音楽をバックに踊っていた・・・

といったところからはじまる物語で、捕まえられた男性を尋問するが要領を得ず、精神疾患を負っているように思えるが、尋問した女性プロファイラー(アレクサンドラ・ダダリオ)は、単なる精神疾患ではなく解離性人格障害で、別の人格が潜んでいるはず、と推測する・・・と展開する。

本格的なサイコスリラーで、脚本は監督も務めるデヴィッド・レイモンドのオリジナル。
こんな持って回ったへんてこりんな、けれども妙な魅力もあるストーリーなので、てっきり原作小説があるのかと思いました。

クーパー元判事の私的制裁のエピソードはあまり有効に活用されているとは言い難いが、物語の異常さを盛り上げるのには役に立っている。

さて、精神疾患を負っている男が単独で犯行できるはずはないと考えたクーパーは共犯者を求めていくが、怪しいと睨んだ人物は何者かに殺されてしまい、犯人は皆目見当がつかない・・・
と、観ているこちらも見当がつかないが、終盤、あっというようなトリックと意外な犯人が待ち構えていました。

登場人物の設定など、ちょっと気になるところはあるもの、この結末は覚えておいても損はないでしょうね。

ヘンリー・カヴィルはそのマッチョな風貌とは裏腹に意外と繊細な演技もしているし、特筆すべきブレンダン・フレッチャー。
とにかく、気色が悪いです。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 33本
 外国映画25本(うちDVDなど 4本)←カウントアップ
 日本映画 8本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 34本
 外国映画18本(うち劇場鑑賞 2本)
 日本映画16本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント

2020年04月19日 16:49
今作、全然知りませんでした。
面白そうですね。機会があったら見てみたい。

性器切断はやり過ぎのような気も。。。(笑)
りゃんひさ
2020年04月19日 23:49
トリトンさん

機会があれば観てくださいませ。
ぷ~太郎
2020年04月20日 17:12
サイコものがすきなので観てみました。結構ネタばれ前にトリックはわかる方ですが、この作品はあまりに簡単すぎるために、そこまでは考えなかったというか、ミスリードの方向性が好きな方向だったためか、ラストは「へっ!」ってな感じでした。
りゃんひさ
2020年04月20日 22:45
ぷ~太郎さん

そうですね、意外にミスリードが上手いミステリーでしたね。