『名探偵ポワロ ナイルに死す』:殺されるのはエミリー・ブラント! @DVD

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デイヴィッド・スーシェ版のテレビシリーズ「名探偵ポワロ」は全エピソード観ていますが、時折、再鑑賞したい作品があります。
今回観た『ナイルに死す』も、その1本。
先日観たピーター・ユスティノフ版『ナイル殺人事件』と比べてみることにしましょうか。

ナイル川を下る豪華客船中で、美貌の富豪リネットが殺される件は、当然といえば当然ですが、スーシェのテレビ版もユスティノフの映画版も同じです。
映画版では、ロイス・チャイルズが演じており、オールスターキャストの中では見劣りする部類。
テレビ版では、エミリー・ブラントが演じています。
ただし、本作品、『プラダを着た悪魔』で注目されるよりも2年ほど前の作品なので、キャスティング的にはビッグネームというわけではありません。
芸達者な彼女なので、事件のカギを握るジャッキー役のほうがよかったかも。

そのジャッキー役は映画版ではミア・ファローで、抜群の演技を示していました。
テレビ版では、エマ・グリフィス・マリン
その後もあまり目立った活躍がありません。

リネットの夫で、ジャッキーの元恋人のサイモン役は、映画版ではサイモン・マッコーキンデール。
映画は初出演レベルで、ほぼ無名といっていいでしょう。スーザン・ジョージと結婚しました。
ドラマ版はJJ・フィールド
『僕が星になるまえに』でカンバーバッチと共演しているようですが、あまり記憶にありません。
ティモヒー・シャラメを金髪にして、ちょっと老けさせたような雰囲気で、役柄的にもわるくありません。

ということで、テレビ版はキャスティングは弱いのですが、ポワロの相棒役になるレイス大佐役にジェームズ・フォックス、リネットの叔父で管財人弁護士役にデイヴィッド・ソウル、三流恋愛小説ばかりを書いているヒット女流作家サロメ役にフランシス・デ・ラ・トゥーアといったあたりが名の通ったところ。

映画版では前半、エジプト・ナイル流域の風景をたっぷりみせて楽しませる趣向でしたが、テレビ版ではほんのわずか。
ただし、映画版には登場しないアタートン親子(母と息子)を登場させて、より原作に近いストーリーにしていますが、映画版では同乗者全員に殺人の動機があると早い段階で示されますが、ドラマ版では小出しにされるため、サスペンス醸成が弱く、かつ物語を掴みづらいものにしています。
ま、テレビ版は原作を読んでいる視聴者を前提にしている節がありますので、そこいらあたりは致し方ないかも。

なお、映画版で漂っていたユーモアは、テレビ版ではほとんどありません。

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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2020年07月28日 18:12
私もエミリー・ブラントがジャッキー役の方がよかったのにと思いました。ジャッキー役の女優さん、面白い顔しているけれど、あまり魅力がありません。サイモン役はテレビ版の方がいいかも。あの手の顔が好きな女性はかなりいると思いますよ。
りゃんひさ
2020年07月28日 22:43
>ぷ~太郎さん

サイモン役はテレビ版の方が断然いいと思います!