『シービスト』:元祖スクリーミング・クイーンのバーバラ・スティール主演の珍作 @DVD

シービースト.jpg

1966年製作のイギリス・イタリア合作のホラー映画『シービスト』、買い置きDVDで鑑賞しました。
ことしも夏に開催されることになった「夏のホラー秘宝まつり」、旧作ラインナップの多くはマリオ・バーヴァ監督作品が並びました。
バーヴァといえば(未見ですが)『血塗られた墓標』!
『血塗られた墓標』といえば、元祖スクリーミング・クイーンのバーバラ・スティール。
ということで、本作の主演はバーバラ・スティール。
長い前振りでした。
さて、映画。

18世紀半ばのルーマニア、トランシルバニアのバルバラッシュ村。
男児が行方不明になり、村人たちは「犯人は、村はずれにすむ醜い魔女だ」として、件の魔女を拷問の末、湖に沈めて殺してしまう。
魔女は「よみがえってやる・・・」と呪いの言葉を吐きながら、死んでしまう。
それから200年。
イギリスから新婚旅行に訪れたフィリップとヴェロニカ(バーバラ・スティール)。
湖のそばを自動車で通りかかったときにハンドルを取られ、自動車ごと湖に転落してしまう。
夫フィリップは辛うじて助かったが、妻は溺死。
しかし、引き揚げられたその姿は、件の醜い魔女に変わっていた・・・

といったハナシだけれども、60年代の安手の二本立てデート向けホラームービーの典型のような作品で、脚本としては出たとこ勝負みたいな印象。
エロとグロと笑いと恐怖を取り入れてあり、まぁ、そこいらあたりは好ましいといえば好ましい。

エロはバーバラ・スティールの半裸、グロは魔女の形相に拷問の様子、恐怖は魔女の呪いなんだが、興味深いのは笑いの要素。
共産圏の生活の様子を茶化したり、終盤のカーチェイスが微速度撮影による「キーストンコップ」的表現だったり。
吸血鬼退治で有名なヴァン・ヘルシングが当地の伯爵の末裔で、悪魔祓いの技術があるなど、ヘンテコリンな設定なのも、笑いの一要素かも。

スコープサイズの左右をちょん切ってビデオ化したものなので、画像はかなり悪かったです。

なおタイトルの『シービースト』は「THE SHE-BEAST」のことで、「ケダモノのようなおんな」「獣女」ぐらいの意味でしょうかね。

よく似たタイトルの映画には、1989年製作、スーザン・シーデルマン監督、メリル・ストリープ、ロザンヌ・バー主演の『シー・デビル(SHE-DEVIL)』があります。

評価は★★(2つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 52本
 外国映画42本(うちDVDなど13本)
 日本映画10本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 65本
 外国映画41本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画24本(うち劇場鑑賞 2本)
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