『映画 えんとつ町のプペル』:スピルバーグ的王道エンターテインメント・アニメ @ロードショウ

プペル.jpg

東宝・吉本興業共同配給でロードショウ中のアニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル』、シネコンで鑑賞しました。
とにかく今年の冬のシネコンのスクリーンはアニメの上映数がものすごい。
興行収入歴代1位を記録した映画の他にも、ポケモン、ドラえもんといったおなじみのキャラクターたちが活躍する作品もありますし。
そんな中、チョイスしたのが、この作品。
予告編を観て、面白いかも・・・と思った次第。
原作の絵本や、作者の芸人さんについては見識がありません。
さて、映画。

町中が煙突だらけで、常にぶ厚い煙に覆われた「えんとつ町」。
町は異端審問委員会によって監視されており、閉塞感が強い。
だが、町の人々はそんな閉塞感すら感じている気配はなかった。

煙突掃除で生活をしている孤独な少年ルビッチ(声・芦田愛菜)、彼には友だちがいなかった。
というのも、彼の父親ブルーノ(声・立川志の輔)が、いつも「煙の向こうには星がある」と言っていたから。
それは異端の考えだったから。

そんなハロウィンの夜、ルビッチは、ゴミから突如生まれたゴミ人間(声・窪田正孝)と出逢い、彼をプペルと名づけて、友だちになる・・・

といったところからはじまる物語。

ルビッチとプペルの出逢いのアドベンチャーは、まんま『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』のトロッコチェイスだし、そのきっかけとなるプペルがごみ収集車の上に落っこちるシークエンスは『スター・ウォーズ エピソードIV』のルークがごみ捨て場に墜落するエピソードにそっくり。
ということで、のっけから、かつて観たようなシーンの連続なのだけれど、それを悪い、というつもりはなく、スピルバーグ的アドベンチャー映画(つまりハリウッドの王道エンタテインメント)を上手く取り入れているなぁ、と感心する方が先に立ちます。

異界人と子どもの出逢いからして、『E.T.』といえば『E.T.』。
クライマックスの熱気球のアドベンチャーも、古くは『八十日間世界一周』の時代からある。

面白いものは似通ってしまうのだ、「それがどうした」的の開き直りともいえるぐらいの潔さ。

そして、物語の芯を貫くのは父と息子の物語。
これまた王道。

「えんとつ町」の秘密は・・・常識を疑え、同町圧力に屈するな、といった今日的テーマも含まれていて、意外とスパイスが効いている。

製作スタジオは、『海獣の子供』のSTUDIO 4℃。
煙もくもくの町や、圧倒的な星空などの背景の書き込みもさることながら、登場人物たちがよく動いていて、「やはり、やるな!」と思いました。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 97本
 外国映画72本(うちDVDなど30本)
 日本映画25本(うちDVDなど 5本)←カウントアップ

旧作:2020年以前の作品: 92本
 外国映画62本(うち劇場鑑賞10本)
 日本映画30本(うち劇場鑑賞 5本)
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この記事へのコメント

2020年12月30日 23:38
私も原作の絵本は読んでいないのですが、意外と面白かったです。
確かに、見た事あるようなエピソードの連続で既視感ありますが、鉄板ネタが素直に響くのかも。
りゃんひさ
2020年12月30日 23:58
>トリトンさん

鉄板ネタはどこかしらに通ってしまうのですが、素直に心に響くのもまた然りですね。
ぷ~太郎
2021年01月02日 01:00
評判がよさそうなので、観ることにしました。面白かったですね。原作や作者のことは全く知りませんでしたが、奇をてらわなくても充分面白い作品が作れることを示してくれたことは大きいです。芦田愛菜や窪田正孝など、声の演技がうますぎました。
りゃんひさ
2021年01月02日 14:13
>ぷ~太郎さん

芦田愛菜や窪田正孝など、ヴォイスキャストも上手く、そこいらあたりはジブリのキャスティングを思い出しました。