『チア・アップ!』:手堅い面白さのシニアコメディ @DVD
昨年7月公開のダイアン・キートン主演『チア・アップ!』、DVDで鑑賞しました。
『アニー・ホール』の都会派女優も、もう70歳過ぎ。
時の経つのは早いもので・・・
さて、映画。
残された人生をゆっくり過ごすためリタイアした人々が暮らすシニアタウンに越してきたマーサ(ダイアン・キートン)。
この町では、誰もがどこかのシニアクラブに所属しなければならない決まりになっていた。
別段、所属したいクラブもなかったマーサだったが、お節介な隣人シェリル(ジャッキー・ウィーヴァー)に、昔チアリーダーになりたかったことを打ち明けたところ、チアクラブを立ち上げる羽目に・・・
といったところからはじまる物語で、まぁ、よくある「がんばるお年寄り」といったジャンルの映画。
目新しさはないが手堅い面白さはあります。
感心したのは二点で、ひとつめは、この手の映画にありがちな「老いらくの恋」がストーリーにないこと。
ヘンな恋愛沙汰があると、白けてしまうことが多いのでね。
もうひとつは、最期の花火へのジャンプカット。
主人公の達成感溢れる笑顔から、打ち上げ花火(何を打ち上げるのか書かない)への繋ぎは、潔くてよろしい。
日本映画だと、こうは行かないように思いました。
評価は★★★(3つ)としておきます。
------------------
2021年映画鑑賞記録
新作:2021年度作品: 3本
外国映画 3本(うちDVDなど 0本)
日本映画 0本(うちDVDなど 0本)
旧作:2021年以前の作品:12本
外国映画 9本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
日本映画 3本(うち劇場鑑賞 0本)
------------------
この記事へのコメント
確かに、下手な恋愛要素が無かったのも、良かったですね。
感動的な、人生再生物語でした。
たしかに花火のシーン、邦画にはない潔さでしたね。
ダイアン・キートン、一時太っていたのですが、最近はスリムになり、魅力度がアップしている感がありますね。