『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』:滅びゆくものへの鎮魂歌 @DVD

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ.jpg

ジム・ジャームッシュ監督の2013年作品『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』、DVDで鑑賞しました。
鑑賞したジャームッシュ作品は半分ぐらいで、この作品は見逃していました。
『パターソン』など日常を描くことが得意なジャームッシュですが、ときにはヘンチクリンな映画も撮ったりしますね。
さて、映画。

米国デトロイト。
アングラミュージック界でカリスマ的人気を誇るアダム(トム・ヒドルストン)。
彼は、永遠に生き続けるヴァンパイアだ。
だが、彼は人を襲うことはせず、病院でフレッシュで高品質な血液を手に入れて生き永らえていた。
けれども、最近の血液は薬物などで汚染されていることが多く、品質の良いものは手に入りづらい。
そんなある日、モロッコから同じくヴァンパイアのイヴ(ティルダ・スウィントン)が彼のもとへやってくる。
ふたりは永遠の時間を愛し合う恋人同士だった・・・

といったところからはじまる物語で、ヴァンパイア映画なので、シーンはすべて夜、夜の米国デトロイトは廃墟のようで、近未来ディストピアSFのような雰囲気です。

映画の魅力は、映像によるところが大きく、これは家庭のテレビで観るにはちょっと具合が悪い。

物語は、その後、16世紀に死んだとされる異端の作家(ジョン・ハート)が登場したり(彼もヴァンパイア)、イヴの妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が登場したり、と展開する。

汚染された血液でもがき苦しむヴァンパイアといえば、アンディ・ウォーホル製作、ポール・モリセイ監督の『処女の生血』を思い出すが、あちらはパロディ要素が強く、対する本作は全体的に「滅びゆくものへの鎮魂歌」といったところか。

トム・ヒドルストンもティルダ・スウィントンもハマリ役なのは言うまでもありませんね。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:68本
 外国映画41本(うちDVDなど17本)
 日本映画27本(うちDVDなど10本)

旧作:2021年以前の作品:86本
 外国映画61本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画25本(うち劇場鑑賞 5本)
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