『461個のおべんとう』:461個の約束 @DVD
2020年11月公開の日本映画『461個のおべんとう』、DVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。
ミュージシャンの鈴本一樹(井ノ原快彦)、長年連れ添った妻と別れることとなり、一人息子の虹輝(道枝駿佑)の引き取り先は、息子自身に選ばせることにした。
息子は父・一樹を選択。
しかし、多感な年ごろの息子は離婚の影響を受けてかどうか、高校受験に失敗。
一年遅れで高校に進学することになった。
父・一樹がふと口にした「昼食は、自分で買うのと、父さんが作る弁当のどちらがいいか」の問いに、虹輝は「弁当」と答えたのだった・・・
といったところからはじまる物語で、「これは弁当についての物語で、それ以上でもそれ以下でもない」と冒頭にモノローグが入る、まさしくその通りの映画。
ここのところ「弁当」映画は多く、この映画も「またか」と思い、劇場鑑賞は遠慮したのだけれど、意外と面白い。
弁当についての、それ以上でもそれ以下でもない映画なのだが、弁当は父と息子の「約束」であり、有言実行、そして弁当を介して、少し親子の(母親も含めての)関係性が近くなる。
間に挟まるミュージックシーンがスパイスとして効いているのかはわからないが、どうということのない話だけに、撮り方が上手いのだろう。
監督は兼重淳。
過去作も気になった次第。
評価は★★★(3つ)としておきます。
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2022年映画鑑賞記録
新作:2022年度作品: 3本
外国映画 2本(うちDVDなど 0本)
日本映画 1本(うちDVDなど 0本)
旧作:2022年以前の作品: 8本
外国映画 6本(うち劇場鑑賞 0本)
日本映画 2本(うち劇場鑑賞 0本)←カウントアップ
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