『真犯人』:3回目あたりで真犯人に気づくが・・・西園寺だったら、もっと早いよ @DVD・レンタル

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WOWOWで5話構成で放送された連続ドラマ『真犯人』、DVDレンタルで鑑賞しました。
主演は上川隆也、原作は翔田寛の同名小説。

平成20年、静岡県の国道高架下で中年男性・須藤勲(尾美としのり)の死体が発見される。
被害者は昭和49年に発生した男児誘拐殺人事件の被害者男児の父親だと判明する。
捜査班の日下(小泉孝太郎)は、遺留品の一部から、過去の事件との関連があるのではないかとあたりをつけるが、当の事件は未解決のまま。
過去事件の調査資料を紐解くと、事件から14年後、時効成立間際に特別捜査班が組織されたが、事件は解決せず。
当時の捜査班責任者・重藤(上川隆也)がいまだに事件の真相について苦慮していることを知る・・・

というところから始まる物語で、昭和49年の男児誘拐殺人事件、昭和63年の特別捜査班による再捜査、平成20年の殺人事件とその捜査、と3つの事件軸がある。

この時点で、脚本的にはすこぶる難しいことがわかる。
基本的は、現在と過去の2つの時間軸までが脚本の基本とされており(シナリオ学校では、そう教える)、3つの時間軸は「よっぽど上手いか」「セオリー無視」のどちらかだそうだ。

結果的には、本作は後者で、ミステリーとしてのドライブ感・リード感に乏しい。

というのも、現在(といっても平成20年だが)の事件の状況を第1話で描きすぎており、第2話以降の昭和63年の再捜査に力点が置かれ、結局、ドラマ的にはどっちつかずの印象が強い。

ま、過去事件が現在の事件繋がるのだから、どっちつかずではないのだけれど、途中の2~4話ぐらいは、現在の事件があったことすら忘れそうになるぐらい、軽く扱われている。
ならば、現在の事件は刺身のツマ程度でもよく、思い切っての省略、主役をもっと重藤(過去だけでなく、現在の)に移すべき。

とはいえ、上川隆也の老け役はあまりにも拙く、別の役者でもよかったのではないかとも思われてしかたない。

付け加えるなら、事件の真相も無理やり感が強い。
早く、救急車を呼ぶべきである。
人命軽視、人権軽視の犯罪ではないかしらん、とも思いました。

評価は★★(2つ)です。

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