『トリック劇場版 ラストステージ』:バカバカしさも謎解き感も足りないなぁ @TV・オンエア
テレビシリーズは観たことがないが、劇場版は3作ともテレビ放映時に鑑賞した『トリック』の最終版。
(第1作、第2作のレビュー記事はコチラ。第3作『霊能力者バトルロイヤル』はレビューし忘れでした)
さて、最終話『トリック劇場版 ラストステージ』は、というと・・・
お馴染み天才物理学者・上田のもとに、レアアースを取り扱う村上商事なる会社から、ある依頼が来る。
東南アジアのレアアース採掘現場では、呪術師の影響力が強く、まわりの住民たちが採掘に反対している。
ついては、どうにか呪術師のウソを暴いてほしい、というもの。
上田は、テレビのドッキリカメラの影響で普段以上に困窮しているマジシャン・山田奈緒子を誘って、件の東南アジアの島へ赴いた・・・
と、ハナシの大筋はこんなところかしらん。
まぁ、村上商事の社長が村上ショージだったりという小ネタを織り交ぜているのはいつもながらなんだけれど、なんだかこれまでと雰囲気が異なる。
たぶん、レアアース採掘、現地住民との対立といった、いわゆるフツーの2時間ドラマでもありそうなお膳立てが、映画をつまらなくしているのでしょう。
もっとバカバカしいのが、持ち味ではなかったかしらん。
それから、もうひとつ決定的に不足しているのが、ミステリとしての謎解きの要素。
これまでの劇場版では、バカバカしい設定ながら、タイトルどおり「トリック」の部分が結構よくできていたけれど、今回はかなりスカスカ。
うーむ、テレビ放映の際、カットされたところに面白さがあったということではないと思うんだけれど・・・
ということで、評価は★2つとしておきます。
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2015年映画鑑賞記録
新作:2015年度作品:3本
外国映画 2本(うちDVDなど 0本)
日本映画 1本(うちDVDなど 0本)
旧作:2015年以前の作品:11本
外国映画 7本(うち劇場 2本)
日本映画 4本(うち劇場 0本)←カウントアップ
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