『アンブレイカブル』 :後半のスケールダウンがガッカリ感を増幅させる @DVD・レンタル

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年明け早々に新作『ミスター・ガラス』が公開されるM・ナイト・シャマラン監督。
新作は『アンブレイカブル』→『スプリット』と繋がるもので、さて、そもそもの発端はどうだったのかしらん?ということで、『アンブレイカブル』をDVDで再鑑賞です。

米国フィラデルフィアで列車事故が起き、乗客乗務員ほぼ全員死亡の中で、唯一無傷で助かったデイヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)。
スタジアムでの警備を職にしているダンだったが、そういえばここのところ風邪などもひいたことがない。
ただし、フットボール選手だった大学生のときに自動車事故を起こし、一命を取りとめた経験はあったが・・・

といったところから始まる物語で、どんでん返しで一世を風靡した『シックス・センス』の次の作品ということなので、公開当時、どんなスゴイ物語なのかと、わくわくしていた記憶があります。
結果的には、なんだぁこれぇ?な映画だったのですが、その期待と期待を裏切る映画だったことは見直してみて再確認できました。

まず、この映画にはヒネリがありません。
というか、M・ナイト・シャマラン監督作品にはヒネリはないのです。
『シックス・センス』にしても、「ぼくには死人が見える」と少年は言っており、結果そのとおりだったわけです。

この映画でも、冒頭にコミックヒーローについてのエピソードが短く文字で綴られ、ヒーローでない少年(絶えず骨折などの事故に遭っている=ミスター・ガラス)が登場し、結果、ヒーローが登場する。

そんなストーリーの枠組みは、見直してみても、別に悪くはない。
どちらかというと好感が持てます。
そして、前半、自分自身のアイデンティティを疑うダンの姿も、不穏な雰囲気があり、なかなかの描写です。

が、後半、ダダ崩れ。

ヒーローと自覚する事件が、民間人3人の拉致事件で、ふたりは助けることが出来たが、ひとりは死んでいた・・・って、悪役の何百人の殺戮に比べてスケールダウンが甚だしい。
その上、雨がそぼ降る中で、レインコートを着て、ノソノソ歩いているだけ・・・のヒーローって、なんじゃぁ?
コミックブックで描けないんじゃない?

ここはやはり『ダイ・ハード』ばりにスタジアムでの連続爆破事件とか、スタジアムに飛行船が突っ込んでくるとか、それぐらいのスケールの事件を食い止めないと盛り上がらない。

というわけで、再鑑賞しても「なんだかなぁ」感は払しょくできませんでした。

新作『ミスター・ガラス』では、この映画のふたりに『スプリット』の「ビースト」が絡むのだけれど、もしかして、ビーストはダンの息子ではありますまいか。
父親がヒーローだといっている環境で育ったものだから、精神分裂を起こし、彼の秘められた能力が開花した・・・とか。

評価は★★☆(2つ半)です。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:79本
 外国映画63本(うちDVDなど 8本)
 日本映画16本(うちDVDなど 2本)

旧作:2018年以前の作品:75本
 外国映画66本(うち劇場鑑賞16本)←カウントアップ
 日本映画 9本(うち劇場鑑賞 3本)
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